朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

冤罪は運が悪かった、と思っているんだろ?

2009年07月01日 06時49分39秒 | 法・裁判
「取調室にビデオカメラを」菅家さん、全面可視化を訴え(朝日新聞) - goo ニュース
<クローズアップ2009>取り調べ可視化 一部か、全面か 揺れる法務・検察(毎日新聞) - goo ニュース

今回の事例だと、密室で拷問によって自白を強要され、
結局それが冤罪だと分かった、と言うことなんだから、
単純に「密室」でなくなれば良い、と考えるのだが
それに対して法務省や検察が慎重だ、という構図らしい。
まあ、何なと理由はつけられるわな。

捜査手法を変えなければならない、と言うが、
それも当たり前の話であって、
「自白さえとればよい」という今までの姿勢が安易過ぎたから
適正化する、というだけのことだろう。
それを天地が引っ繰り返るようなことを言われても困る。

いろいろ理由をつけているが、
結局は今までのまま「自白偏重」でいきたくて、
偶々無罪になるのは「運が悪かった」で済ませたいのではないのか?
鹿児島や富山の事件でもそうだったが、
警察や検察、裁判官の言動からは、
「冤罪」に対して
「無辜の人を何年も拘束した」「取り返しのつかないことをした」という
罪悪感を全く感じないなあ。
コメント
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