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日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

人身御供を作りたいのか?

2009年07月18日 21時31分53秒 | 法・裁判
「気持ちに時効はない」遺族の叫び国動かす 法務省最終報告(産経新聞) - goo ニュース

何度も書いているが、私は公訴時効の廃止に反対だ。
だいたい、25年捜査して逮捕できないのに、
真犯人がそれ以降に捕まえられる、というのが理解できない。
結局それは、遺族の心を癒すために無実の人が検挙され、
四半世紀前のアリバイなんて証明できる訳がなく、
無実を証明できるものが今更見つけられるはずもなく、
「疑わしきは罰せよ」とばかりに
拷問による自白と状況証拠のみで
「人身御供」として絞首刑にされるようになる、ということではないのか。

法務省が見直す順番もおかしい。
取調を録音・撮影する仕組みや、
取調に弁護士を立ち会わせる制度を作る、などの手を打ち、
冤罪をなくすのが優先ではないのか?
あるいは、「無実でも、とりあえず傷ついた被害者が癒せれば良い」という
国の意思表示なのか?

裁判や刑罰の第一目的が、復讐の代行になっているように感じる。

# 国民の意識もその程度なのだから、それに合わせた、と言われれば
 それまでなのかねえ。
コメント
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