朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

戦中「再評価」のキナ臭さ

2009年07月15日 05時12分37秒 | 社会
昨日は
警察で免許証の住所変更手続、
職安で教育訓練給付の支給申請手続について少し聞き、
健康保険協会(けっこう迷った)で任意継続の手続。

残りは国民年金くらいか。

中之島図書館で少し自習して、
帰りに紀伊国屋に涼みに入ると、
棚に妄言空幕長を持ち上げる本やら
某櫻井女史やらの本が並んでいる。

まあ、そんなもの、存在するだに不愉快でなかったことにするのだが、
その中に「戦中もそんなに悪くなかった」みたいな本があった。
(雑誌かも知れない)
そんな発言、目新しい話でもないのだが、
それが今あえて声高に叫ばれているところに、
不気味なものを感じた。

「もう戦争はしたくない」「もはや戦中には戻りたくない」という
素朴な想いを、
土台から掘り崩そうとしているのでは、という感覚。

「戦中はそんなに悪くなかった」と言うのは、
体制に反対しない、
特高に睨まれたり殴り殺されたりしない、
天皇を利用する国家体制や軍隊に従順で、
外国人は排斥する、
ちょうど番犬のような人、

あるいは何よりも、
それを利用して己の権力や経済力を増大させる
手や腹がどす黒い連中にとって
「悪くなかった」(むしろ良かった)ということだろう。

しかし、
次に戦争があれば恐らく排斥され、弾圧されるであろう
(そして、それが正しいと思う)私にとっては
「戦争もそんなに悪くない」なんて思えやしない。
たとえそれが素朴な感情であっても、相容れないだろうなあ。

てなことを思って、非常にキナ臭く、不愉快に感じたのであった。
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