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日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

これだから、迂闊に分権できない

2009年07月02日 06時20分19秒 | 政治
「国旗・国歌、嫌いなら辞めよ」=起立しない教員に-上田埼玉知事(時事通信) - goo ニュース

「国旗国歌法案」なる法律は、そもそも
日の丸を国旗とし、君が代を国歌とする、と規定しただけの法律。

当時首相だった小渕は国会審議の中で、
「法制化にあたって義務付けを行うことは考えていない」と
言っていたと記憶しているのだが、それはどうなっているんだ?
# 死人に口なし、なのか?
 一度法律が通ったんだから後はずるずる「思想・良心の自由」も
 踏みにじっていくのか?

審議の中でも、
当然日の丸・君が代の下に海外へ侵略し、
国内で特高などによる弾圧が行われた歴史が語られた。
改めてそれを持ち出すことが「戦前回帰」志向の象徴では、と問題視された。
(残念ながらそれは、石原などの動きを見ると杞憂では終わらなかった訳だが)
そして、反対することが「思想・良心の自由」の立場から
認められるべきではないか、と議論された。

今回の上田の発言は、
このあたりの経緯や人々の痛みや思いといったものを踏みにじり、
安易に「嫌いなら辞めろ」なぞと言うあたり、
己の若さと歴史を負わない薄っぺらさを露呈している。

このような知事や発言の浅薄さを見ると、
地方分権(知事権力の強大化も含む)も
必ずしも適切ではないな、と思う。
何となれば、このような愚か者が様々な場面で
独力で武器を振るえる状況を作るのだから。

参考:wikiより


【追記】
ちなみに新右翼の鈴木邦男は、
「日の丸・君が代の強制はその利用であり、侮辱ではないか」と
考えているように思う。

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