朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

らくご道(2012年11月)

2012年11月07日 19時06分40秒 | 落語・講談・お笑い
昨日は例月の如く「らくご道」へ。
開場前から並び、
例月より少ないかな、と思いつつ40人前後の入り。


前説(生喬)

仕事で沖縄に行った話、
北九州の「日本有数のヤンチャな中学校」の仕事の話、
丁度昨日発表のあった「繁昌亭大賞奨励賞」の話。


「七段目」(南天):○-

この会では珍しく、マクラをかなり振る。
嫁さんとの話、九州での落語祭の話、
ネタに関わるところで「ミュージシャンのコンサートとの比較」の話。
面白いのだが、全体に常時押して来る感じで、少し疲れる。
このあたりはマクラを多く振る機会を増やすことで、
押し引きのバランスの感覚はまた戻ってくるのでは、と思う。

やり慣れていないネタらしい。
如何にも歌舞伎らしい「整った」所作ではないが、
芝居の好きな若旦那、それに困り果てている親旦那、という作りが明確。
芝居の動きも大きく、若旦那が楽しくやっていることが伝わる。
歌舞伎をそれっぽく見せる、も一つのやり方だが、
「父親と子どもの絡み」を主題にするのも普通のやり方では、と思う。

葬礼差しは紐で抜かないようにする。
抜けないことに気付いた時に必死に解くのは、
それはそれでありだろうな。

個人的には、若旦那が「裏門」から芝居の真似に入り、
丁稚が上がった時は五段目の猪の真似をしている、
丁稚が六段目の二人侍で入る、
なので次は七段目の真似をする、という流れの方が
(猪の真似をする馬鹿らしさも含めて)好みではある。



「池田の猪買い」+踊り「桃太郎」(生喬):△+

南天がけっこう長かったので軽く「医食同源」の話をしてネタへ。
二日酔いの時にカレーを食べる、といった話は以前もここでやっていたので、
客席に少し「前も聞いた」感じが広がってしまったように思う。

ネタは、これまたやり慣れていないネタのようで、
「なるべく温い恰好をしてくるように」の仕込が抜けたり、
六大夫さんが「何ぼほど要るのじゃ」を早く言ってしまったり、
といった粗さが目に付く。
また、アホの造型もイマイチ一貫していないようで、
そこを個々の間の置き方や強弱の付け方、
ギャグで細かいウケを取ってどうにかつないでいった、という印象。
個別のギャグ、
「(灸の代わりに)猪の身を据える」など面白いものもあったが、
ネタ全体の出来としてはあまり良くないと思う。
珍しいものを見られた、とは思ったが。

その後踊り「桃太郎」。
当て振りも多い、ごく軽い踊りだが、
確かにこういった踊りの方が奥深いかも知れない。


対談「夕焼け日記」(生喬・南天)

マクラをどの程度振るか、
振らない方が良いのか、
どのようにネタに入るのが良いか、といった話。
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11月6日(火)のつぶやき その2

2012年11月07日 01時21分20秒 | つぶやき

生まれて初めて「コトブキヤ」なるお店でCD購入。生写真はまあ要らないんだけどなあ…。


「エネルギーとは、時間方向の運動量である」という表現、よく分からないなあ。とりあえず読み進めるか。


「俗論的与党・政府」に対する「正論」の主張。「正論」を正面から語っても多数は取れない、という思い込みがある?


「冥途の飛脚」と「恋飛脚大和往来」、ごっちゃにしてるわ。「新口村」は「けいせい恋飛脚」から歌舞伎に来ている「恋飛脚大和往来」のもので、近松作ではない。「封印切」も作りは違うのかな。


「江戸時代の「いい男」のする仕事は恋愛にしかない」。この伝統、トレンディドラマなるバブルのあだ花に連なっているかも。


近松の「冥途の飛脚」は「当たり前の人間が、ちょっとした誤解・食い違いから起こしてしまった」事件であり、特に忠兵衛を善人にする必要もなく、悪人にする必要もない。


@trinciatore 家の中か、精々青嵐会か自民党の同窓会くらいで勝手に威張っていてくれればいいんですけどねえ。


一次元の「弦」から多次元の「膜」へ。イメージは難しいなあ。


情報量の現れである「開いた弦」がブラックホールの表面に貼り付いていることと、ブラックホールが(6次元は畳まれた)3次元であることの整合性。


「義理と人情」は矛盾するものではないが、一致するものでもないので、個別具体的な状況、個人の判断の違いなどによって微妙な食い違いを見せる。「基本的なメンタリティ」と言いつつ、矛盾も内包している、というところか。


ドラマでも現実でも、正義と悪を設定する方が分かりやすいわな。但し単純で薄っぺらい。子供向けのヒーロー物が昔より複雑な設定になっているのに、大人向けの報道は単純化していっている。


もう多くの人を興奮させる有力な新作は登場しない。しかし芸能自体はそこそこに観客を集める力を持っている。だから、過去の人気作品を現在の芸能者の「芸の力」によって上演し、観客を集めることができる。これが「伝統芸能化」。人形浄瑠璃に限らず、落語も、「芸能」ではないが、ある意味鉄道も。

1 件 リツイートされました

完成のジレンマ。時代に対応した表現形式を獲得し、それを守るが故に、時代に追い越されていく。


落語は柳家小三治の方が好きですが立川談志も嫌いではない。ただ立川談志の周りで不世出だの、破天荒だの、業の肯定だのを解説してみせて神格化する人間は嫌いだ。道頓堀に飛び込む事を自慢する阪神ファン、立って歌うことを強要するウルトラサポーターみたいで、うるせえな好きにさせろよと。

kkmaruさんがリツイート | 5 RT

今月もワッハ。若干少なめなのは、繁昌亭の怪しげな「市民寄席」のおかげでしょうか。


真紀子自身の意図は知らないが、「内輪の人間が審査する」という、原発事故を巡ってさんざん指弾されたはずの構造が根深いことを白日の下に晒した意義はあると感じる。もし「来年は審議のやり方を変える必要がある」と言っても、認可してしまったらマスコミ様はここまで報じてくれないでしょ?


東大寺は生きている間の宗教。葬式をせず、墓もない(笑)


落語会終わり、空腹の余り回転寿司で1杯飲んで帰路。至福のひとときならずや。


「重力とは何か」(大栗博司)読了。重力の不思議を挙げた後、相対論と量子力学の流れ、「超弦理論」の位置付けを説明する。例も工夫されており、専門外だが興味を持つ人間には程の良い説明と感じる。理解できない点は勿論あるが、重力に限らず、宇宙論や素粒子論の全体像を捉えられる良い本かな。


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11月6日(火)のつぶやき その1

2012年11月07日 01時21分19秒 | つぶやき

「食在広州」は「生在蘇州、衣在杭州、食在広州、死在柳州」の一節なのか。「京の着倒れ、大坂の食い倒れ」みたいなものやね。

1 件 リツイートされました

JR東日本、りそなでやったことが良かったのか、今後検証されることになるだろうな。経営を軌道に乗せる行為が、将来への歪みの先送り、であったのかも知れない。>時事ドットコム:りそなの細谷会長死去=経営再建を主導 jiji.com/jc/zc?k=201211…


【次の値は何でしょう】ゴリラ・・・3センチ チンパンジー・・・8センチ 虎・・・12センチ 日本人・・・13センチ インド象・・・1メートル シロナガスクジラ・・・2メートル超 答、ペニスの長さの平均値。あの夜の「今夜のあなた、虎みたいだったわ」が褒め言葉ではなかったとは!

kkmaruさんがリツイート | 235 RT

泉の妖精「あなたが落したのはこの『チ』ですか?それともこの『マ』ですか?」 泉○ン子「どっちでもないわよ!『ピ』よ!『ピ』!」 泉の妖精「正直な方ですね。ではこれら全ての文字を差し上げましょう。」 泉ピチマン子「いやぁぁああああああ」 micchitsu

kkmaruさんがリツイート | 54 RT

着物たたまなあかんな。ポリ100%やけど。


南座顔見世のチケット発売日を確認。夜の部にするかな。昼の部は我當や團十郎メインの芝居を特に見たいと思えないし。


被害に遭っていない児童についても「親の注意なし」が多いのであれば、そこは被害に遭う/遭わないのポイントではないことになるのだが。論理的でないなあ。>時事ドットコム:「親の注意なし」6割=交流サイト事件の児童-容疑者88%、わいせつ目的 jiji.com/jc/zc?k=201211…


請求する水道会社も水道会社だが、「キリストの墓」を笠に着て閉鎖しようとするギリシャ正教会も如何なものかと思う。水道料金の免除、は普通にありそうな話だが。>時事ドットコム:「キリストの墓」閉鎖危機?=水道料金請求に反発-エルサレム jiji.com/jc/zc?k=201211…


【更新情報】米軍機オスプレイ、鳥人間コンテストに参戦へ kyoko-np.net/2012110601.html

kkmaruさんがリツイート | 497 RT

天気も悪いし、図書館は明日にしますかな。


人類も同様かな。原発直撃すれば塵を巻き上げるまでもなく、問答無用に絶滅、だろうけど。>時事ドットコム:2億1500万年前に巨大隕石=木曽川地層に証拠-大絶滅の原因か・鹿児島大など jiji.com/jc/zc?k=201211…


結果からすれば「何故下見しなかったのか」と言われるが、まあ、そこを言っても仕方ない気がするなあ。>時事ドットコム:ツアー前、現地下見せず=現地会社から情報収集のみ-万里の長城邦人死亡・旅行会社 jiji.com/jc/zc?k=201211…


勝ち目はおろか有力な候補者すらなさそうだけど。この日程に合わせて解散総選挙ではないのか?>時事ドットコム:都知事選、独自候補目指す=輿石民主幹事長 jiji.com/jc/zc?k=201211…


自民党が石原伸晃を党首として究極の政党を自称し、石原慎太郎が至高の政党を自称して、特定のテーマを巡りバトルするという姿が見られなくて残念。RT @Khachaturian: ライバルとすべき「至高」の政党がないから。

kkmaruさんがリツイート | 8 RT

これは酷すぎる!警察・検察の「反省」なんてみんなウソっぱちだった ネットなりすまし殺人予告 誤認逮捕の被害者が「恐怖の取調室」を語った bit.ly/SuEFZV

kkmaruさんがリツイート | 61 RT

外出。曇天なれど、降らなければいいや。


公務員の残業代支給の適法化。労働を希薄化したり、最終成果に結び付かないステップを設けることによる生産性低下を防ぐ必要があるのだが、難しいなあ。民間であればコスト削減の必要性が現場にもあるから、残業代削減・業務の見直しによる労働時間削減が進められやすいが。


「至高の政党」ではなく「しっこの政党」。「党首の面に小便」だったり「党首にむつきを当てるとき」だったり。或いは「しっこしのない政党」か(笑)


自ら考えない国民と、自ら考えない国民を良しとする権力者の相互依存、無限に回り続ける車。下り坂と加速を感じつつ、それを止められず回り続ける。奈落の底で車がバラバラに壊れてしまうまで、止まりはしない。回していた者の中から壊れる直前に逃げ出し、次の車を回す者が出てくるだろう。


単なる感覚に数値を添えることで「論理的」と感じるマスコミの思考操作。金が絡まないだけで、詐欺的手法に変わりはない。マスコミ自身が誤解している分、さらに救い難し。


80にもなって権力を求め、老醜を晒す者はバカだ。それが分かっていない者が最も堕落している。権力を持つ痴呆ほどタチの悪いものはない。


頭は考える道具であり、「ここが肩でござい」と指し示す標識ではない。目鼻の付いたハリボテの標識の多いこと多いこと(笑)


至高の国家の、至高の政党。独善感が拭えない。昔の共産党、今の北朝鮮みたいなものか。


文楽劇場でチケット入手。さて、なんばに向かわん。


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