させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

グッド・バイ

2013-11-23 09:46:23 | 日々のこと


ずっと

御守りみたいに

バッグに

入れたままだった


太宰治

「グッド・バイ」


ようやく

ページを

捲る日が

きました


太宰の絶筆が

この作品だったのが

わかる気がします


主だって

出てくる

オトコとオンナ

本音と建て前

義理と道理

知性と浅ましさ


それらの

対峙するモノを

見せつけられるコト

突きつけられるコト

試されるコト

そして

傷つけ

傷つけられるコトに

うんざり

したのでしょうね


ただ

知らないでは

済まされぬほど

ほんとうは

愛とか

不変とか

弛まぬモノを

それらを越えた先に

見出したかったのかも

しれませんね


ワタシタチは

繰り返す

大きなグッド・バイ

小さなグッド・バイ


突然に

必然に


どちらにせよ

つきまとうのは

後悔や無念


ただ

「グッド・バイ」

そう伝えられるコトには

感謝して


過去も現在も

輝くのは

ずっと先


未来を

夢見るのは

希望を胸に

持ち続けたいから

たくさんの

過去を

経験や宝物に

変えていきたいから


過ぎ行く時間

喪い行くモノたちよ

「グッド・バイ」


吾が吾で

在り続けるための


旅立ちの

台詞


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