考えが
甘かった
王子様のパレード。
を
観に行くような
浮遊感で
臨んだ
ライブは
光と音と言葉の
シャワーに
満ち溢れていて
甘っちょろい
シタゴコロを
丸裸に
されてしまった
48歳に
なった
王子様は
然と
自国を守り
民衆の平安を
祈るように
語りかけた
ひとりひとりの
溜息や
歓声から
自身のチカラで
ギターを掻き鳴らしながらも
民衆のチカラで
いまこの場所で
生かされているコトを
噛み締めていた
育ちとか
環境とか
抗えないものの中に
ヒトは
泳いでいるけれど
息継ぎを
上手く出来なきゃ
溺れてしまう
とか
予期せぬ波やサメが
やってきた時の
心算とか
そういうのは
階級なんて
関係なく
試されたり
蓄積されたりする
100あるコトバの中で
100ある出逢いの中で
ホントウに
ココロに殘るのは
ホントウに
共有できるのは
ほんの
僅かな
カケラ
カウントダウンの後
戻った
日常
も
それは
それは
眩しくて
たくさんのカケラを
欲しいなら
よりたくさんの
経験に
飛び込めばいいのだと
もうすぐ
44歳の
町娘は
想ったって
ワケ
さよならなんて云えないよ 〜小沢健二〜
青い空が輝く 太陽と海のあいだ
“オッケーよ"なんて
強がりばかりの君を見ているよ
サクソフォーンの 響く
教会通りの坂降りながら
美しさ oh baby
ポケットの中で魔法をかけて
心から oh baby
優しさだけが溢れてくるね
くだらないことばっか
みんな喋りあい
嫌になるほど続く
教会通りの坂降りて行く
日なたで眠る猫が
背中丸めて並ぶよ
“オッケーよ"なんて
強がりばかりを僕も言いながら
本当は思ってる
心にいつか安らぐ時は来るか?と
美しさ oh baby
ポケットの中で魔法をかけて
心から oh baby
優しさだけが溢れてくるね
くだらないことばっかみんな喋りあい
嫌になるほど誰かを知ることは
もう2度と無い気がしてる
左へカーブを曲がると
光る海が見えてくる
僕は思う!
この瞬間は続くと!
いつまでも
南風を待ってる
旅立つ日をずっと待ってる
“オッケーよ"なんて
強がりばかりをみんな言いながら
本当は分かってる
2度と戻らない美しい日にいると
そして静かに心は離れてゆくと
美しさ oh baby
ポケットの中で魔法をかけて
心から oh baby
優しさだけが溢れてくるね
くだらないことばっかみんな喋りあい
町を出て行く君に
追いつくようにと
強く手を振りながら
いつの日か oh baby
長い時間の記憶は消えて
優しさを oh baby
僕らはただ抱きしめるのか?と
高い山まであっというま吹き上がる
北風の中 僕は何度も何度も考えてみる