させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

さよならなんて云えないよ 〜小沢健二という名の文学〜

2016-06-28 08:15:05 | 日々のこと



考えが

甘かった




王子様のパレード。



観に行くような

浮遊感で

臨んだ

ライブは

光と音と言葉の

シャワーに

満ち溢れていて

甘っちょろい

シタゴコロを

丸裸に

されてしまった







48歳に

なった

王子様は

然と

自国を守り

民衆の平安を

祈るように

語りかけた




ひとりひとりの

溜息や

歓声から

自身のチカラで

ギターを掻き鳴らしながらも

民衆のチカラで

いまこの場所で

生かされているコトを

噛み締めていた




育ちとか

環境とか

抗えないものの中に

ヒトは

泳いでいるけれど

息継ぎを

上手く出来なきゃ

溺れてしまう

とか

予期せぬ波やサメが

やってきた時の

心算とか

そういうのは

階級なんて

関係なく

試されたり

蓄積されたりする





100あるコトバの中で


100ある出逢いの中で



ホントウに

ココロに殘るのは




ホントウに

共有できるのは



ほんの

僅かな

カケラ




カウントダウンの後

戻った

日常



それは

それは

眩しくて





たくさんのカケラを

欲しいなら

よりたくさんの

経験に

飛び込めばいいのだと



もうすぐ

44歳の

町娘は

想ったって

ワケ











さよならなんて云えないよ 〜小沢健二〜



青い空が輝く 太陽と海のあいだ

“オッケーよ"なんて

強がりばかりの君を見ているよ



サクソフォーンの 響く

教会通りの坂降りながら




美しさ oh baby

ポケットの中で魔法をかけて

心から oh baby

優しさだけが溢れてくるね



くだらないことばっか

みんな喋りあい

嫌になるほど続く

教会通りの坂降りて行く



日なたで眠る猫が

背中丸めて並ぶよ

“オッケーよ"なんて

強がりばかりを僕も言いながら

本当は思ってる

心にいつか安らぐ時は来るか?と



美しさ oh baby

ポケットの中で魔法をかけて

心から oh baby

優しさだけが溢れてくるね



くだらないことばっかみんな喋りあい

嫌になるほど誰かを知ることは

もう2度と無い気がしてる



左へカーブを曲がると

光る海が見えてくる

僕は思う!

この瞬間は続くと!

いつまでも



南風を待ってる

旅立つ日をずっと待ってる



“オッケーよ"なんて

強がりばかりをみんな言いながら

本当は分かってる

2度と戻らない美しい日にいると



そして静かに心は離れてゆくと



美しさ oh baby

ポケットの中で魔法をかけて

心から oh baby

優しさだけが溢れてくるね



くだらないことばっかみんな喋りあい

町を出て行く君に

追いつくようにと

強く手を振りながら



いつの日か oh baby

長い時間の記憶は消えて

優しさを oh baby

僕らはただ抱きしめるのか?と



高い山まであっというま吹き上がる

北風の中 僕は何度も何度も考えてみる





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