
ホント
は
いけないコト
だけれど
観光地
や
景勝地
で
誰かが
刻んだ
アイアイ傘
を
見かけると
つい
クスリと
笑ってしまう
敢えて
此処に
刻みたいくらい
好きだった
の
かな
と
敢えて
此処に
刻まなきゃいけないくらい
不安だった
の
かな
と
ほんとうに
刻むべき場所
は
見えないトコロ
に
在るだろうに
と
アイアイ傘
は
愛愛傘
と
若かりし頃
は
想っていた
フタリで
雨が降ろうが槍が降ろうが
愛のチカラ
で
打ち勝つぞ!
そんな
決意表明
でも
いまは
アイアイ傘
は
相合傘
なんだって
心底
解る
互い
に
相応しいヒト
で
在りたい
と
違う
セカイも
尊敬できるヒト
で
在りたい
と
そんな
敬意
を
傘の下
人知れず
誓い合う
人知れず
認め合う
人知れず
高め合う
そんな
証