昨夜
不意に
亡き父
の
夢
を
見た
夕方
みんなで
なんの話の流れから
か
父の話題
に
なって
ムスメ
が
ー神様に願いをヒトツ
叶えてもらえるならば
達也じいちゃんの握ってくれた
お寿司が食べたいなぁー
と
云ってくれたから
だろうか
子どもたち
に
どんなヒトだった?
と
訊ねられて
なんだか
上手く応えられなかったコト
に
自身でも
ビックリしてしまった
時間が
経ち過ぎたから
だろうか
はたまた
自身が
オトナに
なり過ぎたから
だろうか
夢の中
で
父
は
上機嫌
で
ワタシ
を
助手席
に
乗せ
運転していた
ラジオから
は
懐かしい
音楽
が
流れ
美味しそう
な
食べ物屋さん
を
見つけるたび
に
立ち寄って
くれて
フタリ
お腹いっぱい
だった
何故だか
いつも
目的地から
は
平戸
の
志々岐山が
見えて
二人で
ー真由美の好きな志々岐山
見えるね!ー
って
笑い合っていた
夢。
とは
不思議なモノ
で
いや
父との夢。
とは
不思議なモノ
で
夢
の
終い
には
必ず
お別れのシーン。
が
もれなく
ついてくるのだ
途中までは
ノリノリ
の
ハッピーハッピー
なのに
魔法が解けるような
タイムマシンに
乗せられるような
そんな
別れのシーン
が
いつも
用意されている
昨夜
は
ワタシ
の
好きな
トンネル
の
オレンジ色
の
光
の
中
だった
年季の入った
クルマ
が
故障して
惰性で動く中
オロオロする
ワタシ
を
ニッコリ
微笑みながら
抱き寄せて
ー心配しないでいいよ。
後ろから来るクルマは居ないから。ー
そして
何故か
ー後はアノヒトに
幸せにしてもらうんだよー
そう
ニッコリ
しながらも
淋しそう
に
囁き
フワッと
離れた
トコロ
で
目
が
醒めた
少しだけ
涙ぐんで
目醒めた
けれど
久しぶり
に
逢えた
父
は
とても
穏やかで
優しかった
幼い頃
は
ハッキリした
モノ云い
と
好き嫌い
で
突き進む
明確さ
に
嫌悪
を
懐いていたり
も
していた
けれど
オトナ
に
なり
見事
に
其れ
を
継承している
自身
に
気付くと
其れが
自身
を
律する
防護壁
なんだ
と
解ったのだ
情
が
深く
心配症
故に
想い過ぎて
相手
を
そして
自身
を
追い詰めるコト
無き様
無意識
に
身に付けた
術
今となっては
立派
な
長所
だと
誇り
に
想っている
父と娘
其れは
ずっと
変わらない
でも
時間
が
経って
いまは
父
の
もとへ
向かう日
の
ため
に
行脚している
と
想う
と
やはり
ヒトとヒト
そう
想える時間
が
より
強く
より
深く
なっている
いつも
ワタシ
を
律する
指針
ー父に恥じない選択をしようー
此れ
は
一生
ブレない
と
想う
絶対
ワタシ
を
心底
愛していてくれていた
父
に
たとえ
夢の中
で
でも
いいから
恩返し
していこう
貴方
に
恥じぬ
人生
です
と
感謝
と
尊敬
を
伝えて
いこう