仕事
の
時
ランチタイム
に
お弁当
を
食べる
お気に入り
の
場所
街中
なのに
しっかり
と
木陰
に
なっていて
人通り
が
少ない
ので
暑い日
も
腹ペコな日
も
ゆっくり
パクパク
頬張れる
そして
何より
其の場所から
は
ちょうど
見上げた
其の先
に
ステキ
な
洋食屋さん
の
窓
が
見える
白いフリル
の
エプロン
を
つけた
ママさん
が
テーブルセッティング
を
したり
花
を
飾ったり
其の日
の
出逢い
を
縁取る
姿
が
垣間見られる
若かりし頃
近く
に
勤めていたので
一、二回
伺った記憶
は
あるけれど
それなのに
憧れの場所。
の
まま
だ
まだ
分相応
だったからかな
まだ
ほんとうの良さ
に
気付けていなかったからかな
ワタシ
が
食事
を
済ませる
の
と
バトンタッチ
するように
チラホラ
窓辺の席
にも
ワクワク
が
伝わってきそうな
横顔
が
いつのまにか
着席してらっしゃる
ご飯
を
食べている時
って
どうして
あんなに
優しくて
穏やかな表情
なんだろうね
つられて
ニヤニヤしている
自身
を
窓辺
から
眺めたら
なんとも
不思議
で
不気味
かもしれない
と
我にかえり
ベンチ
を
立つ
ふと
目に映る
Windows
はたまた
誰にも
識られぬ
Windows
其の中
には
其の中
で
しか
味わえぬ
悦び
や
噛みしめられぬ
苦悩
も
ある
勝手
に
覗き見て
ヒント
に
するなら
まだしも
嘲笑う
なんて
持っての他
其処
が
いつか
訪れたい
Windows
ならば
目指すのみ
向かうのみ
自身
に
要らぬモノ
ならば
自身
に
足らぬモノ
ならば
そっと
目線
を
外せばいい
そっと
席
を
立てばいい