父
と
の
ー想い出の渚ー
は
いくつかあって
此処
は
数少ない
家族
の
憩い
の
場所
の
記憶
にも
繋がる
地磯
で
釣り
に
高じる
父
を
遠目
に
ワタシたち
は
泳いだり
貝掘りしたり
海水
が
目に入るたび
痛がる
ワタシ
を
笑う
兄たち
が
うらめしくて
たまらなかった
っけ
みんなで
食べた
お昼
は
母
の
手作り
だった
か
はたまた
父
の
助六だった
か
は
明確
には
想い出せない
けれど
どれも
美味しくて
愉しかったコト
だけは
憶えている
自家用車
は
配達車
も
兼ねた
軽のバン
天然クーラー
なんて
言いくるめられて
窓全開
で
目指した
この渚
は
いま
ワタシ
が
立つ
どの
海
よりも
遠くて
キラキラしていた
気
が
する
家族サービス
の
大前提
は
自身の趣味。
だった
父
の
わがままさ
と
無邪気さ
を
オイオイ
と
ココロ
で
突っ込んでいた
筈なのに
愉しそうな父
を
眺める
のは
大好き
だった
し
やはり
その
血脈
が
自身
に
しっかり
注ぎ込まれている
の
を
近年
まざまざ
と
憶い識らされる
そっちのけDNA
は
傍から見たら
厄介だけれど
案外
大変だし
責任
も
伴うモノ
なのね
子どもたち
を
何処かへ
遊びに連れて行くコト
が
無くなった
現在ーいまー
そっちのけDNA
の
おかげ
で
自身
の
セカイ
は
広がり
確立されていく
気
が
するよ
ありがとうね
オトナ少年。
だった
お父さん
ヒトリ
立つ
渚
は
静か
で
キモチイイ
モノ
ですよ
淋しくナイ
って
云ったら
ウソ
に
なるけど