ひとり
と
ひとり
が
「ふたり」
に
必ずしも
なれるとは
限らない
「ふたり」
に
なれたと
しても
ずっと
傍に
居られるか
なんて
わからない
わからないコト
だらけでも
その中で
わかっている
コトが
ほんのすこし
だけでも
在るならば
それを
守るコトに
気を取られて
みればいい
一瞬でも
永遠を
信じたく
なったの
ならば
その夜明けが
いつかの
ふたりの
情景として
思い起こされ
語り合える
その日を
確信したくて
彼女は
こう
云った
「もしも
神様が
いるのならば
それは
ヒトのココロの
中じゃない
ヒトと
ヒトとの
間に
だ」
キミと
ボクの
間に
神様が
いてくれる
ならば
ひとりの
夜も
ふたりの
夜明けを
夢見る
幸福な
ひととき
と
なるのだろう
恋人までの距離
それは
速度では
計れない
引力の
ような
重力の
ような
決して
抗わずとも
必然的な
までに