「はい どうぞ」
と
いただいた
まんまるお月様みたいな
土佐文旦
顔を近づけずとも
芳しき季節の
香りがした
たくさん
陽射しを浴び
たくさん
風に撫ぜられ
たくさんの
手を借りて
此処に
やってきた
いつか
行ってみたい場所から
香りが
呼び醒ます
繋ぎ合わせる
記憶がある
それは
この果実のように
瑞々しくも
ほろ苦い
あぁ
浮かぶのは
キミの困った顔
キミの笑顔が
想い出せない
キミの笑顔だけが
想い出せない
あの日を憶えているのだろうか
キミは
ボクは
ココロを
揺さぶる程の
嬉しかった日
哀しかった日
ヒトはどうして
忘れてしまうのだろうか
愛したコト
愛されたコト
花占いも
星占いも
ただ
ただ
願いの映し絵に過ぎず
感じ取った
体温や
心音だけが
未来に光を与えるという
あの日に戻りたいなんて
バカなコトは
云わないけれど
せめて
あの日があったから
いま
こうして
生きているコトだけは
忘れずに
いよう
嬉しくとも
哀しくとも
木蓮通り
と
勝手に
名付けては
その日を
待ち侘びていた
仕事に行く
道すがら
いくつかの
木蓮の木がある
蕾みが
主張し始めた頃から
気になって
気になって
仕方なかった
白い小鳩たちの
止まり木みたいで
なんだか
この街の
平安を
祈っている気がした
暖かい日が
続き
そう
その瞬間は
やってきた
空を読み
示し合わせたかの
ように
街じゅうの
木蓮が
咲き開いたのだ
あぁ
美しすぎて
一本一本に
礼讃するほか
なかった
たくさんの
白手袋のような
白鳩のような
白装束のような
気高くも
何処と無く
儚げな
花々たちは
きっと
散り際を
知っている
どんなに
空に
手を突き上げたって
お空へは
昇れないコトを
知っている
ただの
いまを
生きる
一植物に
過ぎないのだから
気休めを
慰めを
伝える姿すら
それは
気高く
儚く
(写真は 諏訪神社にある
月見茶屋の ぼたもち
これで 一人前 !
美味しくて ペロリ)
今日は
お彼岸の入り
あいにくの
春の雨と
なりましたが
御墓参りに
行こうかな
いまのワタシが
こうして
充実した日々を
送らせてもらえるのは
いのちのバトンが
継がれてきたから
そして
未来の継がれし
モノへ
いい環境だな
いい人生だな
そう
微笑んで
もらえるよう
美しいココロ
美しいこの街
を
育み
護りたい
もしも
生まれ変われたら
また
キミのルーツと
出逢えたらいいな
なんだか
懐かしい気がするね
なんて
微笑み合えたら
幸いだけれど
それは
未来の
ボクらに
委ねるしか
ないから
ただ
がむしゃらに
いまを
生きよう
ただ
ひたすらに
いまの
キミを
愛そう
キミと同じ時代を
生きるコトが
出来て
ほんとうに
ほんとうに
よかった
行けないかなぁ・・
そぅ
諦めかけていたけれど
最終日と
聞いて
もぅ
ガマンできず
ひとり
行ってきました
出島pablicoにて
開催されていた
アジサカコウジさんの
個展へ
な、なんと
アジサカさんが
在廊されていて
色々と
お話を
聞かせていただき
ました
気さくな方で
ギャラリーには
こんなモノも・・
調子に乗って
撮影しましたが
数ある名作の中でも
特に
好きだなぁ~と
想ったのは
こちらの
2点
・・あぁ
こげな風に
生まれたかった
残念アタシ
どんまいアタシ
一度伺ってみたかった
「作品には モデルさんが
いらっしゃるのですか?」
アジサカさん曰く
「いませんよー
写真とか切り抜きとかの
好きなパーツを
組み合わせて
描いているんですよー」
とな
コラージュのような
モンタージュのような
か・・
たしかに
現実は
どうであれ
作品とは
観衆を
いかに
釘付けにしたり
感動に
打ち震えさせるかに
限る
理想と現実が
多いにズレようが
辻褄が
合うまいが
ココロが
ビリビリ
痺れたもん勝ち
なのだ
まるで
・・恋。
みたいね
なんだか
フワフワした
キモチのまま
訪れた
からすみ茶屋
なつくらさん
で
ワタシは
衝撃の事実を
知る
「昨日 アジサカさんの
奥さまが来て下さったんですけど
とても 若くて とても綺麗な方
でしたー」
とな
・・アジサカさん
モデルさん
いますよね
こりゃ
(笑)
コタツで
ゴロゴロも
だいすきですが
せっかくの
休日だもの
雨上がりの空に
手を引かれ
有田まで
コトリップ
気になっていた
有田trapサンの
「いりぐち展 有田スペシャル」
有田町内の
ステキなカフェや
セレクトショップ
8店との
コラボ企画展
チャーミングな
(古いんですけど
岡田奈々を 思い起こさせる)
店主
愛子さんの
お人柄と郷土愛⁈
が
為せる技かな
休日がカブる店舗が
多くて
なかなか
有田巡りが
出来ない
ワタクシには
ありがたい
内容でした
それぞれの
お店のカラーも
よく出ていましたよ
訪れる度に
変わっている
ワクワク
ディスプレイ
と
変わらない笑顔と
語り口の
愛子さん
に
元気と
ニヤニヤを
もらう
帰り道
visionが
明確だから
成し遂げられる
進化かな
~遊びの中で学ぶ~
これも
ステキな
旅の記憶
今回のチョイスは
蔵宿駅cafe cotoriサンの
焼き菓子
と
本物そっくりの
インコクリップ
がばい可愛かね~
(すぐに影響を受けるアタイ)
レモンケーキ
が
大好きです
写真は
LAWSONの
レモンピール入りの
クリームまで
入った
最近の
お気に入りの
逸品
お菓子なのに
くだものに
なりすましている
トコロが
いじらしい(笑)
特に
想い出がある
訳でもナイけれど
ひと口
また
ひと口
食べると
キュンとする
昔からある
変わらないモノに
憧れるのかしらん
このまえ
レモンケーキみたいな
月を見ました
月が蒼く見える夜は
願いが叶うって
月が赤く見える夜は
だれかを強く欲してるって
じゃぁ
月が黄色く見える夜は
どんな
ココロモチだったかな
溶けそうな
優しげな
レモンの月だったなぁ
きっと
自分をちょっとだけ
甘やかしてあげなさい
そんな意味かも
月を見上げて
ホゥッと出来るうちは
まだまだ
大丈夫だよ
そんな意味かも
美しい花
独り占めしない
美味しいお菓子
独り占めしない
素敵な風景
独り占めしない
心地よい音楽
独り占めしない
よろこびは
分かち合うモノ
愉しみは
分け与えるモノ
素敵なモノは
独り占めしない
素敵なモノが
素敵であるためにも
素敵なモノは
いろんな愛を
受けてこそ
素敵でいられるから
素敵なモノは
いろんな愛を
与えてこそ
素敵でいられるから
素敵なキミも
素敵なキミの日常も
そう
ヒトリジメシナイ
毎朝
カーテンを
開ける時
毎晩
家路に
辿り着く時
思わず
ハッとしてしまう
日一日と
玄関脇の
桜が
ひとつ
また
ひとつ
咲き誇っている
ものだから
時には
珍しい鳥も
遊びにやってきて
優しく
小枝を揺らす
こんなに近くにある幸福
いつまでも
鮮やかなままでは
いられないから
やがて
散り去って
あれは
実に美しかったと
遠い目をする
でも
その日のために
いま
ココに
在る訳ではない
いつかの
冬を堪え忍んだコトを
証明してくれるために
いま
ココに在るのだ
こんなに近くにある幸福
それは
過ぎ去ってきたモノから
越えるコトができた
モノだけへの
労いの
証しなのかも
しれない
そして
また
実を結ぶという
可能性を
内に
秘めて
いまの輝きが
未来を広げる
のだと
背中を押して
くれる
ような
今日は
大好きな
トモダチの
バースデイ
日ごろの感謝を
込めて
大好物の
バナナパイを
ワンホール
プレゼント
ニコニコ笑顔を
見届けて
足取りも
軽く
家路を辿ると
ん?
玄関に
花苗が・・
だーいすきな
ラナンキュラス
と
アネモネ!
さては
贈り主は
きっと・・
やはりの
フラワーエンジェル
オー!
心の友よ!
つい
たくさん
買い過ぎちゃって
なんて
ニクいメッセージ
思いがけない
プレゼントリレー
シアワセを
願うコト
笑顔を
想い浮かべるコト
よろこびの
主体が
自身を
はなれ
大切な
だれかに
移った時に
優しさのバトンは
受け継がれて
いくコトに
気づく
ふと
ひとりの時間を
欲しても
やはり
温もりに
焦がれ
瞬間的でも
いいから
関わって
生きていきたいモノ
余裕のない時
やるせない時
踏む
地団駄は
やがて
走り出すための
助走なのかも
今日も
優しさバトンを
然りと
握って
大切な
担い手に
托す瞬間を
見誤らないよに
しなきゃ
ね
ほら
大切なキミが
ココだよって
手を振っているのが
見えるから