先日
ひさしぶりに
ご来店くださった
常連さんが
すごく
しなやかな
革のジャケットを
見事に
着こなしてらして
ほほぉ~と
つい
感嘆の声を
あげてしまいました
訊けば
お気に入りで
自分の皮膚みたいに
馴染んでいるけど
しばらく
着れなかったそう
機会が無かったのか
キモチが上がらなかったのか
真相は定かでは
ないけれど
春を迎えて
真新しいキモチの今
これが
着たくなったんだ
って
笑った様が
人生の充実ぶりを
映し出して
らっしゃるよう
でした
高価なモノは
手が届かないけれど
ワタシも
勝負服に
出逢いました
リネンのシャツジャケット
ずっと欲しいなぁ~
そう想っていたから
何気なく入った
庶民的な店で
庶民的なプライスに
ココロガッツポーズ
でしたよ
春から初夏にかけての
たのもしき
相棒です
昔なら
勝負服と
いえば
鮮やかだったり
すこし
セクシーだったり
(ワタシらしからぬよね)
対人的な視点で
選んでいたけれど
いまは 違う
体型も変わったし
関わり方に
望むモノも
変わってきた
自身を解放させて
くれる服
自身を護って
くれる服
自身に還る服
真の強さは
頑なさ
ではなく
きっと
しなやかさ
なのかもしれない
そんなふうに
考える自身の
越える相手も
撫ぜる相手も
そう
自分自身
なのだから
Life Goes On~like nonstop music~
槇原敬之
お気に入りだった服が
前のように似合わない
鏡の中見つめながら
君はため息ついてる
思い出と呼べない日々と
壁に立てかけたほうき
まるで飛べなくなった
魔女みたいな気持ち
誰かが偉そうに言う
その「常識」なんて
時と共に移ろうもの
君よ惑わされないで
今の君に一番似合う
服を恋を生き方を
探すことをどうかやめないで
Life goes on like nonstop music
心の傷跡もそろそろ
キラキラ輝き出す頃
それは失ったものの数だけ
ある君だけの宝物
モデルみたいな彼女と
ずっと背の低い彼が
とても仲良さそうに
手を繋ぎ街を歩いてた
思い込みが強すぎれば
価値観さえ変わるような
自分だけの幸せが
あるとしても気付けない
同じ形じゃなくて良い
違うならそれはきっと
カタログの新しいページ
いつか未来のスタンダード
今の君に一番似合う
服を恋を生き方を
探すことをどうかやめないで
Life goes on like nonstop music
心の傷跡もそろそろ
キラキラ輝き出す頃
それは失ったものの数だけ
ある君だけの宝物
色んなことが前とは違う
そう今は21世紀
移ろわぬもの求め始めた
気持ちに素直になって
心の傷跡もそろそろ
キラキラ輝き出す頃
それは失ったものの数だけ
ある君だけの宝物