旧い友人から
手紙を
いただいた
すべて
解り合えている
そう
想えた
時期も
あったけれど
いつからか
互いのフィールドの
間に
なかなか広く
なかなか早い
大きな河が
流れている
ような気がして
掛けるコトバ
や
示す態度を
考えあぐねていた
ワタシが
してあげられるコト
・・・そんな
出来もしない
重き課題を
自身に
問うては
その度に
鉛みたいな
重いキモチを
吐き出せずに
暗いキモチに
なっていた
ある日
自身が
居た堪れず
ムスメに
吐露したコトが
あった
「ただ 聴いてほしい
それだけなんじゃ ないかな」
ワタシの方が
ムスメから
生まれたんじゃないかと
想わせるくらい
なかなか熟した思考の
立場逆転
解っているつもりでも
余計こんがらがっていた
糸を解いて貰った
瞬間だった
長く生きていると
なぁなぁでは
済まされない
温度差を感じるコトがある
言い換えれば
同じモノなど居ない
そう
認め合える余裕が
出来たのだろう
昔
好きだった
フリッパーズギターの
歌詞に
「解り合えやしない
ってコトだけを
解り合うのさ」
そんな
フレーズが合って
ほほうと
いまなら
腑に落ちる
イイヒトなんかじゃないよ
何でも受け止められるほど
懐豊かなヒトじゃないよ
ワタシは
でも
自身を
そうだと
認めるコトや
自身が
出来ないコトは
他者にも求めない
そんな
意識には
責任を
持たなきゃなって
想う
適温を知る
心地よい温度
湯加減の調節も
自身で
見極めて
体感して
いくしか
ないコトに
どうか
旧友が
気づきますように
カノジョのココロが
風邪を
引きませんように
クールビューティーな
歯科衛生士の友人に
逢いに行きがてら
クリーニングに
行ってきました
行き当たりばったり
行き先は
風に聴いとくれ
そんな
生き方を
好む
ワタシには
備えあれば憂いなし
このコトバが
マユミ語録から
欠落しているの
だけれど
性格を
知りつつ
導いてくれる
友人のおかげで
予防歯科の
重要性は
とても解る
気がします
毎日
しっかり
磨いてるつもりでも
自身の一部として
大切にしている
つもりでも
補いきれない分は
他力本願
で
(これは好きなコトバ)
眠たくなっちゃうくらい
キモチいい
歯科クリーニング
歯医者さんが
怖くないって
ありがたいよね
つぎは
三ヶ月後
また
よろしく
お願いします
早朝から
出掛けて
ようやく
自宅に
辿り着くと
いつものように
ワンコが
お出迎え
ただいま
逢いたかったよ
そう
声を掛けて
抱き上げようと
すると
あれ?
いつもと
なんか違う
・・腰が抜けていた
終いには
震え出したので
内心
動揺しながらも
バスタオルに
包んで
そっと
抱きしめた
極度の
不安や
恐怖から
生じるらしい
ワンコの
痙攣
ビックリ
だが
同時に
いとしくも
なった
家族だもんね
腰抜かすほど
逢いたかった
なんて
嬉しいよ
シンプルな感情は
ココロを
突き動かす
でも
誰かのためにだけ
生きられないからさ
待つ愉しみでも
憶えてくれたら
いいのにな
解るわけないか
なんて
独り言の
子守唄に
安心して
寝息を立てだす
ワンコに
こちらの方が
救われているコトに
気付く
依存では
なく
信頼しあえる
シアワセ
を
身を呈して
教えてくれた
ビビリの
愛しき相棒よ
ありがとう
ラフで
タフで
カラフルな
日常使いの
バッグが
欲しいなぁ
そう
思っていたら
ありましたよ
中川政七商店の
麻綿混エコバッグ
シャリッとして
クタッとして
イイカンジ
なにより
使い込むと
ますます
いい風合いに
なりそうな
色味が
好き
日本らしい
朱赤がかった
色合いは
普段
無彩色を
纏う機会が
多いので
(痩せてみえるよに)
コーディネートの
差し色に
なりそうね
基本は
変わらず
でも
季節や
年代に
適応できる
柔軟さには
憧れます
まさに
それは
差し色
装い
の
人生
の
素敵なママ
と
参観日の
ご褒美だと
ご来店くださった
小学生の女の子
ビー玉みたいな瞳
さくらんぼみたいな唇
まっすぐに
光の射す方を
見据えている
貴女の夢はなんですか?
つい
聴いてみたくて
尋ねてしまう
モデルさんです
そう
きっぱり言い切った
彼女の背筋は
ピンと
のびていて
きっと
いえ
かならずなれるわ
そう
ワタシは
返して
微笑み合った
夢を見るモノ
夢が描けないと
嘆くモノ
夢は非日常ではなく
現実の中に
点在する
夢が
夢なら
キミは
キミ
ふさわしくない
夢なんて
あるものか
生きている
そう
それだけでも
夢は
なかば
叶っている
ようなモノ
夢が夢なら ~小沢 健二~
銀河を見上げる冬の小径
色とりどり擦れ違う
ダウン・ジャケット
ボートを漕ぎ出す波の上に
洗った様な月が光るね
ああ 夢が夢なら
それでも構わない
萌え立つ霧と密の
流れる波をたゆたう姿
口笛を吹こう今は4月
市場を通り目を閉じてみる
掠める気持ちは
ツバメのように
4月の空はダイヤモンド
岸辺に立つ緑若く5月
電車のガラスは
涼しげなスクリーン
真っ白に嵩張る雲の流れ
映し川を越えてく私鉄
七夕を越えて幾つも
night&day
波が寄せて返す夕暮れ
花やかな夏の酔いにまかせて
いっそ華火でも行きたいね
ああ 夢が夢なら
それでも構わない
萌え立つ霧と密の
流れる波をたゆたう姿
嵐のあとに散らばる楓
踏みよけながら駅まで急ぐ
坂道を下り降りてすぐに
汗をかいた額 打つ風
夏から秋へと空は高く
はっきりと今僕には判る
僕はあなたに逢えたことを
ずっと幸せに思うはず
ああ 君が居た頃のことを思わない
僕は一人で生きることを
学ぶさと思いながら
霜の降りた朝街を歩く
恰好つけずにいようと
ちょっと思う
木洩れ陽が織りを返す小径
その先に僅かに見えるね
ああ 夢の彼岸まで高く架かる橋
萌え立つ霧と密の
流れる波をたゆたう姿
クリスマスが近づく場所で
元気に挨拶を交わしたい
爽やかな冬の酔いにまかせて
力強く時に悲しく
緩やかな円を描くように
僕らの息・吐息交差する
手をのばしそれをそっと握り
誰かと舟を進めてゆく
対岸の灯り眺めながら
往きつ戻りつ往く夜舟を
だいすきな
チェックのシャツを
たくさん
いただいた
袖を通すと
たちまち
元気に
なりそうな
ちょうど
身体にいい
野菜が
鮮やかで
瑞々しい
みたいに
お気に入りの
シャツは
100万馬力の
パワーを
くれるだろう
アイロンを
ピシリと
かけて
すじを
通し
ボタンを
掛け違えぬ
ように
腕まくりを
する
いつも
元気な訳じゃない
いつも
笑ってる訳じゃない
いつも
赦してる訳じゃない
いつも
優しい訳じゃない
でも
できるだけ
元気でいたいから
笑っていたいから
赦してあげたいから
優しくありたいから
スイッチを
切り替えるように
腕まくり
元気でいるのも
笑っているのも
赦してあげるのも
優しくするのも
容易いコト
なんかじゃ
ないんだよ
決して
ボクは
見たんだ
やるせなくて
見上げた
夜空に
ポッカリ
浮かぶ
飛行船
を
あ!
笑ったよね?
疲れてたのねぇ・・
なんて
信じないんだね
そりゃ
本体は
見えるような
見えないような・・
ただね
はっきり
見えたんだ
等間隔に
動き続ける
二つの
光を
あれは
きっと
前灯
と
尾灯
だよ
あ!
呆れてるよね?
あたかも
UFOでも
見たヒト
みたいに
大袈裟ねって
些細なコトに
感動できて
羨ましいわって
ボクの
発見は
そりゃ
ちっぽけな
モノばかりさ
ただ
いままで
知らなかった
だけの
そう
キミに
真面目な顔で
窘められる
程度の
ボクも
驚くコトが
あるよ
自分でも
どうして
こんなにも
セカイは
眩しいんだろう
って
どうして
こんなにも
キミに
聴いてほしいコト
ばかりなんだろうって
昨夜の
飛行船はさ
きっと
未来から
ボクらを
迎えに
来たんじゃ
ないのかなって
そんなコトまで
考え延びていたら
いつのまにか
やるせなさ
なんて
すっかり
無くなって
いたんだよ
え?
その
やるせなさ
飛行船が
乗せて
持って行って
くれたんじゃない?
だって?
そうかもね!
やっぱり
キミも
解るヒト
だねぇ・・
こんどは
フタリで
見上げて
みようよ
夜空に
浮かぶ
飛行船
を
ひとりだけ
連れて行かれない
ように
しっかり
手に手を
とってさ
え?
それが
目的なんじゃない?
って
キミも
なかなか
鋭いねぇ
キミの
鉄壁に
ボクは
守られている
気がするよ
でも
いつも
ガチガチじゃ
ツライでしょ
強張った
肩とか
頰とか
マッサージ
してあげるよ
え?
下ゴコロ
見え見えよ
って
参ったなぁ・・
キミには
敵わない
夢より
現実のセカイが
何倍も
ステキよ
そう
言い切れる
キミ
夢の話で
気を引いてる
ような
ボクの
浅はかな
願いは
きっと
叶わない
どうして
男と
女は
ひとつに
なれないの
だろう
心底
想い合っても
解り合った
つもりでも
鏡の中の
もうひとり
重なり合う
ようでも
実は
真逆
太陽は
月に
なりたいか
月は
太陽に
なりたいか
きっと
それは
己を全うするモノへの
愚問
だ
太陽を浴び
元気を
もらうように
月を浴び
ココロ
宥められるよに
慈しみ合えれば
いいのに
と
綺麗事で
済ますのが
どうして
いけないのだろう
静かに
始まったモノは
静かに
終われたら
いいのに
ただ
恋だけは
いつも
枠の外
夏の終わり
に
雷鳴が
空を
つん裂き
掻き乱す
ように
出し切って
振り絞って
季は
散り行く
時は
移り行く
待つ。
というコトを
知る
待つ。
という愉しみを
識る
差し出されたる
青き実は
食べ頃は
二、三日
先ですよ
そう
微笑まれ
いえいえ
酸っぱいのも
青臭いのも
季を味わう
オツなもの
ですわ
そう
強がる
クセが
ついていた
食べたい時が
美味しい時
そう
己の
感覚だけを
信じていた
その時を待つ
時が熟する
歓びを
報ると
己だけでは
見い出せない
悦びを
識る
美味しいねぇ
えぇ
美味しいわ
そう
微笑み合うコト
の
悦び
も
重ねて
差し出されたる
赤き実が
さぁ
どうぞと
覚悟を決めて
並んでる
いま
食べなければ
朽ちてしまう
いま
食べなければ
握り潰して
しまいそう
微笑み合える
片割れ
よ
君の
欲する
季は
いつ
かしら
渇いた
映画だった
美しい
渓流も
滴る
汗も
迸るほど
カラカラに
乾いていく
ほんとうに
哀しい
ときには
泪なんて
出ない
もの