
印「四月堂主」その2
その2といっても、今回の連作の中での、その2です。
月を四つ重ねるのは、No.933と同じですが、並べ方を変えると印象が異なりますね。
それから、印材の違いによっても違ってきます。
この印材は、青田石。
それも、最近の不純物が混ざっている石です。
ある程度は仕方ないとは思っているのですが、印面のそれも丁度刻そうと思っている線の所に、固い物があったりするのです。
この印面にも、月の所に刃のたたないのがあって、「えいっ!」とやったら別の所に印刀が飛んだり…。
まあ、これも偶然で面白いのです。
でも、力が入って危険です。
やはり、今の青田石は初心者には使えないものになった様です。
ともあれ、この作は荒々しくて気に入っています。
(2.5×2.5㎝)