
おもしろ印「一日三省」
今日は朝から消しゴム版の練習です。
数を作っていけばそれなりに慣れてきます。かなり、コツが分かってきましたよ。
一日三省というのは、一日に三度我が身を反省すること。または、三はたびたびを意味し、三つのことがら(不忠、不信、不習)を反省すること。
金文や甲骨文の場合、単純な線の組み合わせでできるので、刻し易い言葉です。
今回は、一字ずつバラバラの印にしました。
つまり、「一」「日」「三」「省」を別々に作って、こんな風に押したということです。
どのくらいの大きさに見えるでしょうか?
いつも、写真を撮ってこうやって見てみると、大きさというのは他の物との比較で分かるものだ、ということが言えるのです。
つまり、逆に言えば、何か基準になる既知のものがなければ、その物の大きさは分かりません。
果たして、拡大したのか、縮小したのか?
よく、書の大作の前で写真を撮りますが、人が写っているので、その書作品の大きさがわかります。
作品の写真だけでは、大きさは分かりませんね。
さて、この「一日三省」は?
色紙大?
意外に大きく感じる、のであれば、上出来です。
実は、各々の大きさは、10㎜程度。
その証拠が下の写真です。言葉の下に置いた爪楊枝と比較して見て下さい。
ご覧の通り、かなり小さなものです。
消しゴム版の場合、小さいのはやはり難しいです。

特に、「杜」は5㎜くらいですから、目が~。
(消しゴム版、赤、緑インク、メモ用紙)