海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1037 裏打ちをする

2017-11-11 | 


裏打ちをする

ギリギリまで書いて、出来上がったら二、三日置いて裏打ちをする、というのが基本スタイルです。

最近は掛軸などというお任せの方法も使っていますが、額表装ならば自分でするのが常です。

色紙作を色紙に書く、これは結構難しいのです。

納得するまで色紙に書くと、一箱(50枚)くらいすぐになくなってしまうので、色紙大に画箋紙を切って書きます。

紙質も好きなものが選べますから、にじみを出そうというときは特にこの手を使います。

でも、この場合は必ず裏打ちをしなけれななりません。

簡単にいえば、裏に別の紙を張り合わせて、ピンと伸ばし、かつ強度を増す方法です。

作品に霧を吹き伸ばしてから、一回り大きい別の紙に薄い糊をひいて張り合わせるのです。

紙が水で伸びたり縮んだりすることを利用した伝統の技。

これを専門にやっているのが表具屋さんです。表具屋さんは、襖や障子、絵画や書の作品の表装、ということを仕事としています。

昔は町のあちこちにありましたが、最近はあまり見かけなくなりましたね。日本家屋の襖や障子の需要が少なくなっているのでしょう。


裏打ちは、表装の基本です。

シワシワの作品を人前に展示したくはありませんからね。

でも、小さいので、ものの10分もあれば出来上がりです。

(もちろん、技ですから、経験がないと難しいですね。僕は学生時代に表具師さんに教えて頂いてから、既に40数年、展示作はほとんど自分で裏打ち表装してきました。)

これで間に合うかな~!

(色紙大画箋紙、白鳥の子紙、糊、水)