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跡
一見、絵画?
さて、なんでしょう?
これは裏打ちの跡です。
年末からの部屋の片付けは、まだ続いていましす。ただ、途中で旅をしたり、何か作ることもして、遅々として…ですが、それでも少しずつ進んではいるのです。
で、少し片付いたところで、押し入れの戸がちゃんと開閉できるようになって、あらわになったのが、これというわけです。
押し入れの戸の有効活用として、裏打ちの時の張り台として使っているのです。つまりこれは、裏打ちをした作品をはがした跡です。
はじめはちゃんと跡もきれいに拭き取っていたのですが、いつの間にかそのままで、上から上からと、気にしないで使っていました。ちゃんと使えますから、むしろ、ちょっと空気の層ができて良いのかもしれません。
いったいどれだけ裏打ちをしたのでしょうか。時の積み重ねのようです。絵画は正に時の積み重ねですから、これも一種の絵画かも。
ちなみに書は、その時が絵画に比べるととても短くて、瞬間を紙の上に閉じ込めたようなものです。身体が動いた跡を記録した芸術と言えます。