~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

24日目-② シエナ(Siena)10/22

2019年02月07日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
シエナの町でグーグルマップを頼りに巡礼宿の番地に辿り着くと、そこには教会のような建物があり、窓口にシスターが座っていらっしゃいました。用件を伝えると「ここじゃない、あっちだよ」と舌打ちなんかしちゃってとっても感じ悪かった。そりゃ、言葉が通じないから私たちは面倒くさい相手だったでしょうけどね。

巡礼宿の方にも怖そうなボスのシスターがいらっしゃって、周りのスタッフたちがピリピリしているのが伝わって来ました。シスターの目が怖いの。
私たちが何か言うと、「日本人が何か言ってる」と叫んで英語を話せるスタッフを呼びつけます。通訳の女性も洗濯をしてくれた女性も一生懸命でとても健気でした。スタッフが洗濯機で洗濯をして庭に干してくださったけれど全然乾きませんでした。
「シスターは6時から8時まではお祈りの時間でドアを開けてもらえないから、6時前には戻りなさいよ」とアドバイスを受けて、ドゥオーモの見学に行きました。
R子は巡礼と観光は両立しないという考えですが、シエナのドゥオーモは是非見るようにと、R子の敬愛する友人チトに勧められたのです。










ドゥオーモへ行く時に日本人らしき団体とすれ違い、「日本人ですか?」と尋ねてみました。日本人に会うのはミラノ以来だったから。帰りかげにもまたその団体さんに会い、同じご夫婦に声を掛けてみました。
彼らは私たちを日本人狙いの新手のスリだと思ったんですって。ごめんなさいって大笑い(*^^*)

泊まった巡礼宿は食事付きです。食事は8時半から。
6:45頃、何回も玄関のブザーが鳴りました。巡礼者が到着したようです。スタッフは帰ってしまって、シスターはお祈り中。ブザーは諦めずに鳴り続けました。ドアを開けてあげたいけれどシスターが怖いし、もしドアを開けてもそこにいる巡礼者が英語を喋れなければ何も伝えられません。鳴り響くブザーをベットの上で聞きながら私は堪りませんでした。
疲れ果てた巡礼者よりお祈りの方が大事なのかよ!
8時過ぎにもう一回ブザーが鳴りました。きっとそれで入れてもらえたと思いたい。

夕食はビュッフェ形式。だけどとても質素です。食事の時に、ブザーの主がどうなったか同宿者に聞けば良かった。


同宿者はいつものスイス人、イタリア人、フランス人の男性。
イタリア人は新婚旅行で日本に行ったことがあると、フランス語の会話に入れない私たちを気遣って喋ってくれて優しかった。

今日の歩き 20.6km

Accoglienza Santa Luisa サンタ・ルイーザ
住所 Via San Girolamo 8
電話 0577284377
寄付、朝夕食付き、8ベット、バスルーム付きツインルーム、キッチンなし


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2 コメント

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Unknown (tonton)
2019-02-09 17:02:09
おっかない宿だったのですねー!
そんなぴりぴりした宿なんて居心地悪いですね。
本当に宿って経営者の人柄が如実に出るんですよねー。旅の印象は宿の印象も大きいし。
せっかくのシエナも台無しですね。

観光と巡礼は両立しない…か。
まぁ確かに観光してたら進まないですものね。
うちもそれでよく喧嘩になります。
ちなみに私は観光派^_^
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tontonさんへ (みよ)
2019-02-10 23:32:56
ここの巡礼宿のスタッフはみなさん感じ良かったんですよ。
でもシスターがね~。。。
聖職者にあるまじき態度だと思いました。

tontonさんは観光派?(^^)
確かに進まなきゃね。
でもその地の空気も楽しみたいですよね。
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