~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

10日目 メデザーノ~パッソ・デッラ・シーザ(medezano~passo della cisa )10/8

2018年12月09日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
夜明け前、泊まったB&Bの下階のバルは人で溢れていました。店の人は忙しそうだったので、お客さんにフォルノヴォへのバスのチケットをどこで買えばいいか尋ねたところ、「これからそっちへ行くから乗せて行ってあげるよ」と言われ、男女の消防士さんの車で送っていただきました。消防士さん達は出勤するところで、勤務地を通り越して送ってくれました。「日本人の巡礼者には初めて会った」と喜んでいらっしゃるみたいでした。
こうやって思い出しながら日々の記録を記していると、毎日のようにイタリアの人に助けられ、なんと歩いていないことか!恥ずかしくて巡礼して来ましたなんて言えない。

フォルノヴォからアペニン山脈越えが始まります。とてもハードだといろいろ読んでいたので、行けるところまでバスで行く事にしていました。当然そこから歩くものだと信じて車で運んでくれた消防士さん達に合わせる顔がありません(><)
昼過ぎまでバスがなかったので、バス停横のバルに入ったり、スーパーへ行ったり、駅前のバルでバスのチケットを買ったり、またバルに入ってランチしたり…

地図を見ながらスーパーマーケットを探したけれど見つからず、立ち話をしていたおじいちゃんに聞いたら連れて行ってくれました。
スーパー前の公園で休んでいると巡礼者が通りかかりました。オーストリア人の女性で、リンゴや生ハムを胸に抱えながら、「昨日のオステーロはひどかった!」と動画を見せてくれました。「お化け屋敷みたいで、怖くて怖くてストレスフルだった」と面白く可笑しく話すのが楽しかった。私たちの泊まったホテルも不潔だったけど、まだマシだったのかもねとR子と笑いました。

13:15発ベルチェト行きのバスに乗りました。
「シーザ峠に行くの?」と運転手さんに聞かれたので「Si!」と答えたら、終点の手前の停留所で「ここから歩くんだよ」と降ろされちゃいました。ベルチェトはかわいい町だと聞いていたので、行ってみたかったんだけどな。




栗のイガだらけ!


牛の首についている鈴の音が響いています。


修道女さんのグループに会いました。みんな若くてきれい!ちょっとお喋りして、一緒に写真を撮ってバイバイ。


木に巡礼路の赤白のマーク




今日の宿 Ostello Via Francigena(オステーロ ヴィア・フランチジェナ)




宿主はお子さんを迎えに行っているとかで不在。イタリア人2人とスイス人の巡礼者が焼き栗を食べていました。でも言葉が通じなくて…


夕飯は8時過ぎ。ニョッキとポテトとヤギの肉でした。

今日の歩き 6km

《宿情報》
☆Ostello Via Francigena
24ベット8室、16ユーロ
朝食 3ユーロ、ディナー12ユーロ
住所SS Cisa 89、43042 Berceto PR、Italy 
電話39 0525 60271  
Eメールforestalepassocisa@libero.it
管理 Bercetoの協同組合 "Passo Cisa
http://www.ostellipassocisa.it/gli-ostelli.html

宿主が洗濯・乾燥をやってくれた。
シャワーとトイレは部屋ごとに別室にある。
シーザ峠の2km手前



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2 コメント

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海外 (tonton)
2018-12-09 21:48:08
やっぱり海外を旅するって大変なことですね。
宿や交通、気苦労が絶えないのですもの。
でもだからこそ人との出会いや人の優しさが心にしみるのですね。
栗のイガ、修道女さんたち。
まるで夢のような幻想的な雰囲気ですねぇ。
やっぱり苦労してでも行ってみたい。
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tontonさんへ (みよ)
2018-12-10 00:30:53
人との出会いや人の優しさが心にしみたから、日本で海外からのお客さんが困っていらしたら親切にしようと思ったのに、なかなか難しいです(^^);

急な下り坂は栗のイガを踏みしめながら歩きました。滑り止めです^^
森の中の修道女さん達、ちょっと絵になる?ヨネ。
tontonさん、きっと行けますよ!
旅行会社のトレッキングツアーの参加資格って70才までってところが多いんですってね。
あ~もっと若ければって思います。
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