~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

14日目 アウッラ~サルザーナ(Aulla~Sarzana)10/12

2018年12月25日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
前の日に私は疲れてしまったので、アウッラからは電車に乗ろうということになっていました。お陰でゆっくり寝て、起きたら少し元気になった気がしました。「歩こうか」と言ってみたところR子は「巡礼はやっぱり歩かなきゃね!」と即予定変更。9時半の出発になってしまいました。
BARで朝食をとりたかったし昼用の食料も調達したかったのに、出発して間もなく山道に入る標識がありました。ここに足を踏み入れたら、もういつ店があるかわからないと思い、来た道を引き返し橋のたもとのBARへ。


橋の上から


野生のシクラメンが咲いていました。自然には癒されます。


急な上り下りの石の道で、やっぱり電車にしておけば良かったと後悔しました。
小さな村を通るとBARがあるかもと期待しますが、期待は大抵裏切られます。この日もたがわず。






足を洗っていたおじいちゃんに水をいただいて、また山道に入りました。


ここから先はもう写真を撮る余裕がなかったみたいです。
平地に出た所に新ルートの大きな看板がありました。現在地を示す巡礼路のルートマップアプリはまだ旧ルートのままになっています。18時までに巡礼宿に着かなくてはならないのに時間がありません。どちらを選ぶか迷いました。バイクの青年がグーグルマップで最短を教えてくれました。舗装道路を歩く単調な道でした。
サルザーナの町は賑わっていました。この町にもっと居たかった。楽しそうな町でした。でもそれどころじゃありません。巡礼宿がどこなのかわかりません。


アウッラの巡礼宿でいただいたチラシ

町の教会に入ってみると礼拝の最中? 最後列の女性に巡礼宿を聞いてみました。町からまだ5kmも先のようです。すでに5時半を回っています。ご婦人にタクシーを呼んでいただきました。教会があるのは車が入れない商店街の中。ご婦人は私たちを案内し、「ここで待っていなさい」と言い残して戻られましたが、タクシーはなかなか来なくて気を揉みました。
オスピタレーロは6時過ぎたのに外で待っていてくださいました。宿泊は私たちだけ。綺麗で清潔な宿でした。
宿で荷ほどきしてみると、R子の化粧水がこぼれて容器が空になっていました。ほとんどの衣類が濡れていて、着るものがない!と大騒ぎ。翌日は宿に早く着いて洗濯できるように、電車に乗ることをR子が承諾してくれました。早く干さないと乾かないから。
助かった。
私、足に肉刺が出来てしまったの。疲れていたので変な歩き方をしていたのでしょうね。アウッラ~サルザーナが巡礼路歩きの中で一番疲れた一日でした。「もう6時に着かなくてもいい!どうにでもなれ!」と思いながら歩いていました。

スーパーへ買い物。

トマト、パエリア、ジャーマンポテト、ヨーグルト。
私はどんなものでもおいしくいただけるお得な性格みたい。舌が鈍感ってことかな?レモンのヨーグルトは私のお気に入り。日本では見かけませんね。

今日の歩き 21.4km

《宿情報》
☆Ospitalita San't Antonio
住所 : Via Borghetto,111
電話 : 339 638 0331
メール: perignon@alice.it
15:00~18:00、電子レンジあり、キッチンなし


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