それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

老人クラブ 春の旅行会

2018年05月09日 | 再開(地域と地域活動)

連休明けの8日(火)、当老人会では、創立15周年に当たるため、個人負担(参加費)無しで日帰り温泉旅行会が催行された。

参加者数は連休前の段階で37名にのぼったが、当日に近づくたびに「体調不良」「風邪気味」「検査入院が本物の入院になった」等々の理由で、暫時減少して結局は31人になった。こういう事態が発生するのは老人クラブの宿命であり、仕方のないことだった。

行き先は定山渓手前にある小金湯温泉。本州と違って、間違いなくテーブルに椅子席。老人会だからではない。これが当たり前になっている。

来週の14日から新潟に行って、古希を祝う同級会があるのだが、場所は市内中心部にある割烹だ。あぐらを長時間かけなくなった自分としては、やや不安を抱いている。

昼食ランチを食べ、アルコールも入ってのんびりと歓談。

元気な年寄りばかりだが、食欲も旺盛で、感心する。

今日の最高齢は今年95歳になるおばあちゃん。私の母(故)より3歳も上で、完食、しかもカラオケも何曲も歌うし、耳も眼も正常なので、スーパーおばあちゃんだ。曰く「シンさんみたく若い人(?)と話するのが、老人クラブになんとしても来る力になっている」だと。しかも、この「若い人」からパワーを吸い取っていると平然として言うのだ。正直なところ、恐怖を感じる。
嬉しい気分0.5割、複雑な気分9.5割で、月一度の例会にそんな気分で出席している。

食事だが、時間どおり到着したこともあってか、団体でありながら温かいものが出されていて、この後も随時、追加して「熱いうちにどうぞ」というのが数品出された。

これで、無料送迎バス+温泉入浴(バスタオル等一式付き)+食事・部屋代=1人税込4,000円ポッキリというのは安い。バスは大型で、町内の地区センターまで送り迎えだったので、老人にはそれだけで充分だった。

世の中は高齢化、100歳時代、団塊の世代が高齢化率のピークなどと言われているが、老人クラブへの加入率は漸減している。当地区の老人クラブ会員数は3年前と比べて約1,000人いたのが、前年度では約800人を切る状態だ。

老人は急速に増加しているのに、老人会員は減る。この状況はどうしたこでしょう。
私が「若い人」と呼ばれる。現に私より若い男性会員は一人もいない。
当クラブの会員は48名だが、4月1日現在で60歳台は私を含め男女合わせて3名。
本年7月になると、その3名が1名になる。
要するに新規で入る「若手」がいないのだ。確かに今は70歳でも現役の人が多い。20年前なら考えられなかったことだ。老人でもないのに老人会には入らないという意識もある。

役員としてお手伝いしている私だが、この先、この老人クラブはどうなって行くのだろうと考える。近隣にはもう会を維持できないとして解散したクラブもある。

行く末を見守りたい。