札幌会場のオリンピックが始まった。競歩とマラソンが5日から8日にかけて実施される。
実はすでに7月21日から札幌ドームを会場として、サッカーなどが使われて始まったのだが、これらはあくまで東京会場を本拠地として開催された予選なので、正式に「札幌の五輪」とは言えない。競技会場をお貸ししたまでのことだ。
東京が猛暑で、選手の消耗を避けるために、2年前から競歩とマラソンは札幌で、ということは決まっていたし、その意味では札幌が正式・公式会場なのだ。
ところが、5日と6日に限って言えば、東京に劣らずの猛暑で5日の最高気温は33.1℃だった。このところ札幌は17日間連続で真夏日を記録している。最低気温は5日で24.1℃と、かろうじて熱帯夜ではなかった。しかし昼間の気温を引き摺って、夜になっても暑くてエアコンを入れても簡単には寝付けない。
次男はコロナのため時差出勤しているが、朝6時過ぎに撮った写真だ。朝早いので人影は見えない。これは初日の男子競歩20㎞のための準備だろう。感染防止のため、沿道での観戦は自粛し、おうちのTVで楽しんでほしいと道知事が必死に呼びかけている。写真のフェンスなども観戦スペースを取らないように工夫がされているという。
しかし実態は、ざっと2千人の人が応援していたらしい。しかも密状態が散見されて、言うことを聞かない人は必ずいるもので、こうしてデルタ株は感染拡大に張り切ることになる。困ったことだ。