子どもの頃から行きたいと思っていた恐山に、この度、家内とやっと行けることができた。
正式には【恐山 菩提寺】と言うらしい。
本尊は【延命地蔵菩薩】
開基は【慈覚大師円仁】
本坊は【曹洞宗円通寺】
とされ、比叡山、高野山とともに、日本三大霊山と呼ばれる。
境内に近づくと、荒涼とした岩場と独特の硫黄臭が身を包む。
この地方の人は、昔から死んだら恐山に来ると信じているらしい。
血の池地獄や無間地獄、賽の河原などがあり、しばらく歩くと宇曽利山湖
という広々とした場所に行き当たり、そこは白砂の浜になっていて、極楽と
されている。30分ほどの遊歩道になっていて、家内と二人、のんびりとして
巡り終わった。
今回はこのように、恐山をメインとする2泊3日(1泊はフェリー)のツアーで、
かなりの強行軍であった。天気はまず可だが、この時期特有の海霧が発生して
なかなか遠望が利かないのが残念だった。
7月になると大祭があって、各地から【いたこ】と呼ばれる、霊を天から下ろして
亡くなった当人の言い分を聞いて、依頼者に【口寄せ】をする巫女さんが
何十人も来て、大変な賑わいだそうだ。
恐山については次回に譲るとして、初日~2日目昼食までを掲載したい。
川崎近海汽船のシルバーフェリーは1万トン以上 出発は21時15分だが、
風呂に入って寝たのが11時 起床は4時で、また朝風呂に入って
歯磨き等して八戸下船は4時45分 寝不足状態。 一日中、眠いことこの上ない。
わずか5時間の睡眠で2畳ほどの鍵のかかる個室だが、寝てしまえば良いも悪いもない。
起きるのに苦労したが、誠に快適な短い船旅だった。
八戸到着後、直ちに港に近い岸壁朝市へ
日曜日だけ3百軒の露店が立つとのことで、食べ物だけでなく、
民芸品や【カフェ?】や衣料品店などが軒を並べる
朝5時頃行っても、すでにこんな状態
6時過ぎには、お祭りのような人出があり、スムーズに歩けないくらいだ
お好み焼きみたいなもので、ボクは右の方をえらんだ。美味い。
シャーピンというのは中身が野菜らしい もちもち感があってなかなかのB級グルメだった
少しずつ食べるので八戸名物のミニせんべい汁 これもvery good だった
確認はしてないが、多分南部煎餅のことだと思う。
これまたB級グルメで最高品ではないか?
カブトムシやアゲハ蝶の幼虫だそうだが、こんなものまで食べるんだねぇ。
到底、その気になれないが、子供のころ田舎に行くとバッタの佃煮なんかを
食べさせられたもんだったから、食べるんだろうねぇ。
ゆで卵なんだけど、殻の上に塩をまぶしただけで、ちょうどいい味で、
なかなか美味しかった 東北の人は塩分が多いのが好きなんでしょうね
リンゴの青森。 さすがに安くて大きい もうお腹一杯になったので味見もせずに写真だけ
【ガス冷】というのは保存の仕方なのかな? ブランドとして聞いたことはない
むつ市の食堂で昼食 北海道のイカ飯はもち米が中身になってるが、
青森のイカ飯はいろんな酢漬けにした野菜になる
いずれの食事もホタテが入っている。北海道でも珍しくもないホタテ。
最終日には、いい加減飽きてしまった。
とりあえず初日と2日目のお昼までのご紹介でした。
なお、このツアーはクラブツーリズム北海道旅行センター主催の
【個人では行きにくいさいはての絶景 みちのく津軽・下北2大半島と
美しき種差海岸・八戸朝市 3日間】という長大な名前のツアーです
実はワタクシ、子供のころ、母の伯母さんが津軽の金木町というところに
住んでいて、何回か高校生になるまでに来たことがあります。
太宰 治が金木の生まれ育ちで、今は斜陽館と呼ばれる歴史的建造物に
なっているのですが、小学校1年生の時に来たとき、斜陽館の隣にある
医院にお世話になったことなど、よく覚えているのです。
懐かしく感じ入りました。
(to be continued)
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