チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

東京が美しい

2024年12月03日 11時06分43秒 | 日記
春は新緑と桜のころ
秋は銀杏並木
東京が美しい季節
このいちょうなみきを切り取ってしまうという「おばか」な都知事を抱えている都民は悲しい

東京はビルが多すぎる
しかも無計画な建築でどんどん空が狭くなっている
そういう中で昔からある街路樹が季節ごとに自分の美を見せてくれる

関東平野といわれるほど平野が続く東京
あらゆる町から富士山の夕焼けを眺めた
六本木の交差点で眺めた富士山が美しかったのを思い出す
あちこち富士見が丘など富士の名前の付く丘や町が多い
東京の町は坂道が多いので、坂道を抜けたところで富士山が見えていたところも多い

そういう東京の景色は富士山あってのことだったと思う
建築はそこを考えてほしかったな
面白いのは都庁舎
出来上がったときは否定的な感想が多かった
この都庁舎
月をバックにする夜はなかなか味なもの
また夕焼けで建物全体が茜に染まる瞬間も美しい
丹下健三はそこまで計算したのだろうか?

東京に住み続ける者として
江戸情緒の残る場所はきちんと残してほしい
今考えると公園をやたら作ると反対されていた美濃部都知事に感謝かも
石原都知事も東京を愛していたな

首長の仕事はそこに暮らす人たちの安全と平和それに日本人独特の感性や情緒も計算に入れる必要がある
もちろん国のトップも同じ

今朝は銀杏並木を歩いていてつくづく思ったものだ
「今の季節東京は美しい」と
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偽日本国は80年

2024年12月02日 13時24分42秒 | 日記
ここのところ日本っていったいどういう国なんだろう、どんな国民なのだろうかと考えると少女時代の日本人としての生活がよみがえる
穏やかで和やかでみんなが生き生きと幸せそうな顔をしていた

町中に爆弾がヒューヒュー飛び込んできても
みんな協力し合って生きていた
疎開してもその土地の人たちがこまごまと子供の面倒を見てくれていた
大人も子供も楽しめるように「旅芸人」がやってきて
大きなお屋敷やまたは公民館でお芝居を楽しんでいた
田舎オペラもきてカルメンや蝶々夫人などやっていた

舞台が終わると「おひねり」という紙に包んだお金を舞台に投げ入れる
木戸銭とは別に出演者のボーナスみたいなものだったのだろう
お米を渡したり野菜や果物を渡す人もいた
戦後のなんだかおもしろい景色がよみがえる

学校に行くと襟足を真っ白にした旅芸人の子供が席についていて
珍しい人種を見るように遠巻きで眺めている子が多かった
いじめそうな子がいると、成績のいい子がそれを止めていた

成績といえばチャ子ちゃん先生はテストはほとんど100点
それもそう、兄たちが使った教科書といっよなのでテストの出そうなところを兄は教えてくれる、そこだけ暗記していればいい

病気がちで学校にはほとんど行かなかたが成績がいいのである時先生に
「どうして優等賞をもらえないの?」と談判した
「比佐子ちゃん元気で毎日学校に来ていて成績がいいという子に優等賞を上げるのよ」
だから元気になりなさい。という言葉で諭された
それからは勉強はしないで元気に遊びまわる子供になってしまいこん日がある

国力は健康の民がいることで成り立つ
80年前の日本人の方が賢くて元気だ
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