4度と言う寒さで霙交じりの雨が降っている
しかしもう冬の色が重い
萌黄色のきものや桜色、淡い藤色、連翹の色
どうも春の花の色を身に付けたくなる
春は先ず白が先駆け
白梅はまるで小雪が舞っている様
そして沈丁花などのやや渋い紅色
この時期に咲く花は香りが強い
色より先に香りが春を告げる
菜の花、連翹、蒲公英と黄色の花が続き
いよいよ春たけなわとなる
桃の花は旧暦のひな祭り近くに咲く
はより先に花の色が目立つのもこの時期の倣い
そしてついに待ちに待った櫻だ
チャコちゃん先生はこの花の季節は
出来るだけ緑系のきものを着る
花に葉の色を思い出して欲しいということもあるが
人も緑が恋しい
今年はそういう色の楽しみがずれていて
今日のように寒いと春の色は人に寒さを与えてしまうようで
気が引ける
今日は
もうこれで終わりですという組帯が届いた
伊豆蔵明彦先生はもう組み帯は作らないと言う
箱を開けるとそれこそ春の空の色
優しい甕覗の色と白の微妙なバランスにしびれる
終わりとなると欲しくなる
これが人間の心理だ
白大島にこの帯を着けたらどんなにさわやかであろうかと
しばし空想に身をゆだねるが
買える値段ではなく断念するしかない
友人に電話をし見せることにする
身近な人が持つことが望ましい
春色は人の心に希望をともしてくれる
草花の春色も私達人間が作るわけではなく
神の手作りだ
人間は感じるだけでもいい
しかしもう冬の色が重い
萌黄色のきものや桜色、淡い藤色、連翹の色
どうも春の花の色を身に付けたくなる
春は先ず白が先駆け
白梅はまるで小雪が舞っている様
そして沈丁花などのやや渋い紅色
この時期に咲く花は香りが強い
色より先に香りが春を告げる
菜の花、連翹、蒲公英と黄色の花が続き
いよいよ春たけなわとなる
桃の花は旧暦のひな祭り近くに咲く
はより先に花の色が目立つのもこの時期の倣い
そしてついに待ちに待った櫻だ
チャコちゃん先生はこの花の季節は
出来るだけ緑系のきものを着る
花に葉の色を思い出して欲しいということもあるが
人も緑が恋しい
今年はそういう色の楽しみがずれていて
今日のように寒いと春の色は人に寒さを与えてしまうようで
気が引ける
今日は
もうこれで終わりですという組帯が届いた
伊豆蔵明彦先生はもう組み帯は作らないと言う
箱を開けるとそれこそ春の空の色
優しい甕覗の色と白の微妙なバランスにしびれる
終わりとなると欲しくなる
これが人間の心理だ
白大島にこの帯を着けたらどんなにさわやかであろうかと
しばし空想に身をゆだねるが
買える値段ではなく断念するしかない
友人に電話をし見せることにする
身近な人が持つことが望ましい
春色は人の心に希望をともしてくれる
草花の春色も私達人間が作るわけではなく
神の手作りだ
人間は感じるだけでもいい