着物のことに興味を持ち始め
着物の下着を一つ一つ何湯に必要?と点検しているうち、「湯文字」の不思議さにとらわれた
湯文字と腰巻は違う
どう違うかと言えば、湯文字には力布があり、腰巻には紐がついていて力布はない
この力布に秘密があるのだと察して、湯文字の形を調べていくうち「白湯文字」とか「湯文字巫女」とか「歩き巫女」なる名称に出会いますますこの秘密めいた湯文字の検索が始まった
この形の物花柳界では「二布」という名称もあることもわかった
湯文字は肌に直接つけるもので、西洋からはいった下履きが一般的になるまでは、多くの日本女性はこの湯文字か腰巻を下着として愛用していたのだ
その当時の女性たちはみんな自分で縫う。だから力布の下に浸ける布は、古い着物の余り布だったりして色物柄物があって可愛い
余所行きの着物を着る以外は裾除けなどは身に付けないので、この湯文字が下着の主人公であったとおもゎれる
色々調べていくうち「歩き巫女」「湯文字巫女」という呼び名に興味を持った
歩き巫女は特定の神社に属さない巫女だという、湯文字巫女はつまりは売春婦
後に歩き巫女も売春を兼ねるようになったのだが、そこは神事と共になす性技修業がある
今でいう精神的なかうんせっリングが出来て、性で相手を慰め元気づけるのだと思われる
歩き巫女の姿は、白い脚絆を付け、湯文字をつけ、肩に舟形の荷物を背負い、市女笠をつけている、美しくて若い。というのは修行をして37歳でその役は終わりだと書いてあった
こういう話を知るとますます湯文字が色っぽく見えてくる。と同時に神聖にも見える
着物がいろんな旅に連れて行ってくれる
日本って面白い