チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

神音(カネ)を鳴らした貴方へ

2010年02月27日 10時56分31秒 | 日記
真央ちゃん
あなたからたくさんの気付きを頂いた

あなたのひたむきさ
あなたのけなげさ
あなたの輝く笑顔
あなたが常に未来に挑戦する勇気
あなたの切り替えの見事さ
あなたの目的に向けての努力

貴方は競技の「金」よりもっと崇高な
鐘を世界に向けて鳴らした
鐘は神音

あなたの魂の輝き
あなたの内面の充実
あなたの無邪気さ
あなたの清純さ
あなたの感謝のこころ

私たち日本人が本来備えている質の良い性癖
そのすべてを貴方は私達に示してくれた

あなたの史上まれに見る姿の美しさ
あなたの性格の純粋さ
あなたの圧倒する輝き

貴方の動きと共に
神音は世界中に響いた

命ある全てのものに勇気を与えてくれた
ありがとう
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もの申す

2010年02月26日 09時43分50秒 | 日記
「イトーヤです。先日預かったペリカンの万年筆
あまりにも古くて直せません。引取りに来てください」
とおにいちゃん
カチン!

修理をお願いに行ったときの女店員
「手作りの頃のですね大事に使っていただいたんですね
いまはこういう手作りのものはありません」
と丁寧な応対

その気分で心待ちしていたら
なぬ!
古すぎるだと!

引き取りに行くと
「こちらですね古すぎて修理できませんでしたっ」
と放り投げるネーちゃん

古いといっても50年前のもの
今は亡き師匠にいただいた
そしてチャコちゃん先生が書いた本の全てを
この万年質が働いてくれた

ヘンなビニールの袋に納められた万年質を手にとって
思わずこみ上げるものがあった
こんなネーちゃんにこの万年筆の真価はがわかってたまるか!

しかし
たかだか50年の歴史の中で部品がなくなるというのは
天下のペリカンとして恥ずかしくない?

同じ売り場には
50年前と同じデザインのボールペンがおいてある
スイスのcaran d'ache
先日40年前のボールペンの部品とっかえをしていただいた

エルメスのハンドバックも
45年前のものの取っ手を取り替えた

アラジンの魔法瓶も修理した

ブランドといわれるものは
作ったら永久に修理に応じるべきではないかいな

そこへ行くときものはすごい
何百年も前のものでも修理して使える
桐ダンスもそう

家に帰って愛する万年筆をじっと見ていて
日本人の手仕事のすばらしさを改めて知る
この人其れを教えてくれたんだと感謝

チャコちゃん先生は文房具が好きで
よく伊東屋に足を運ぶ
こんな応対を受けたのは初めて

ものに愛着を持てない人たちが多くなったのだろう

いいものを長く使おうとする人間は
「古すぎてダメな人です」
と片付けられる世の中なのかなあーー
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フリー曲

2010年02月25日 09時26分33秒 | 日記
妖精の舞い
媚の舞い
しかしオリンピックは数字が全て

さて
真央ちゃんのフリー曲は「鐘」
鐘=神音=金
カネ・カネ・カネ

鐘は金そのものと
言霊は示す

白鳥の湖の白鳥と黒鳥

妖精はわたしたちに平和とくつろぎ癒しを与えてくれる
妖精の舞は
全てを乗り越えた舞
だから心を打つ

貴方の望みは多くの人に神音を与えること?
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王道の主婦

2010年02月24日 09時38分49秒 | 日記
高校時代たったの3年間を共に過しただけなのに
その3年間は濃密な時間だったのだと思う

大阪で久しぶりに高校時代の親友と食事
共に別の道を歩んでい居るが
いつも暖かいまなざしで見ていてくれる

T子は大学を卒業後すぐ見合いをして
大家に嫁入った
美少女の誉れ高く且つ優等生
そのT子の婚家先は
大姑、姑、小姑などなどの大家族で
ひたすら姑に仕えた

二度ほど遊びに行ったが
家族に遠慮がありかといって外出も思い通りにはならず
友情の積み重ねはもっぱら手紙

T子は私の母をとても好きで
母はわざわざ彼女を訪ね泊まって行ったりした

母は私の知らないところで嫁としての悩みを聞いていたらしい

もともと優等生なので
姑の希望にあわせるべく全てを完璧に務めた

子育て、保存食全部手作りし、子供達の洋服も手縫い
さらには布団をつくり花の手入れも
家はピカピカ
全ての部屋は片付いている

虚像の人たちとの付き合いが多い私の仕事で
いつも彼女によって現実に引き戻されていた
ありがたいことに
チャコちゃん先生には
このように主婦の王道を歩んでいる友人が多く
なにか軸を外さないで生きてこられたと
彼女達に感謝

そしてT子は
看護も終わり子供達も独立
「憧れだったマンション住まいをするのよ」
とおお張り切り

淀川の流れに目をやりながら
今もって美しい顔を輝かせていた

本当の生活をした人だけにある
落ち着きと品
真の主婦は賢くて優しい
このような主婦の多い国が栄えるのではないかと思う

とてもとても平和な3時間だった
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普門寺(天台宗)

2010年02月23日 11時08分31秒 | 日記
赤穂普門寺の庵主さんが
チャコちゃん先生デザインの作務衣を作った
色は花藤、生地は能州紬

「さり気なくお洒落で品があって気に入ったわ」
という電話を頂き
東大阪の丸十さんで仕事をしていたので
庵主さんの作務衣姿を見に行くことにした

「8時までには相生駅に着くように」
との連絡
そうなんだ簡保の宿の風呂受付が8時30分
いそご急ごう

普門寺というと条件反射のように温泉となる
サウナに入り露天風呂に入り
ずーーーーとしゃべりっぱなしで
寺に着く

庵主さんの私室で夜半まで語り合う
「明日は5時から勤行」
「ハイーー」
小さく応えるとニコニコ顔で消えた

本堂には平安時代の作とされる
十一面千手観音様の坐像準国宝指定
その隣に薬師如来像
他にもお不動様をはじめたくさんの仏様が集まっている

本堂を建立するとき
薬師如来のお腹が開き其の空間にあけぼの繭を真綿で包んで内蔵した
アレから7年
お薬師さんの足元に不思議な彫刻がーー
「これ何?」
「なんだとおもう?」
「香木ですよね、白檀?」
「形をよく観察して?」
「うーーーん亀かな龍かな」
「もっとよく見て!」
「あっ蚕蚕だカイコ!」
大きなカイコに桑の葉が10枚くらい彫刻されていて
その桑の葉に原寸大のカイコが数頭乗っている
陰と陽の一対
そこはかとなく良い香りがする

見ている間にカイコがはっきりと形を現してきた
この場所はシルクロードにあたるからと
中国のからご縁でこの普門寺に昨年落ち着いたのだという

「これをナカタニさんに見ていただきたかったのよ」
「お薬師さんがお腹のあけぼの繭を気にいってくださったのね」

とにかく不思議なお寺
是非いらしてみてください
4月3日は花祭りを河川敷で大々的に行い
子供達の稚児行列も工夫があって面白い

「ここから平和の和を広げたい」
という思いが強く
一人ひとりの平和、ご縁の話などなど語り合うことが多く
ついつい長居して
当初の目的であった作務衣を着た姿を見るということも忘れ
慌てて相生の駅に急ぐ

カイコに呼ばれたチャコちゃん先生
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雪持ち椿

2010年02月18日 09時18分04秒 | 日記
東京は今年一番の雪
目覚めるとあたり一面の銀世界
都庁舎も雪き降る向こうの景色に収まっている

雪は「大小あられ」
松に雪の積もった風情は「雪持ち松」
梅に積もった「雪持ち梅」
こちらは紅梅があり
積もった雪の下からほんのりと紅が仄見える
艶っぽい

当方のルーフバルコニーも雪に埋もれている
なかでも
椿の葉と花に乗った雪は形が良い
さらに南天の葉の雪持ち風情もなかなか

枯れ木に花が咲いたような樹木も面白い
枝の美しさがそのまま伺える

人も
骨の美しい人は姿が良い

葉をつけない枝ぶりは
人の手が入って形をつけたものは美しい


美しいと思うのも主観だが
骨を美しくすることは
きものを着た姿をきれいに見せる

骨磨きホネミガキ

昔の人はこういう雪景色の中から
着物の柄を作っていったんだね

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続けるということ

2010年02月17日 11時32分50秒 | 日記
いま日本橋三越でタイトル「藍色の宇宙]
という
秋山眞和の個展が開かれている

秋山さんは
かの有名な宮崎県に工房を持って
製作に励んでいる

まだ「小石丸」という蚕が
今ほど有名になっていないときから
純粋の小石丸を育て糸にし染めて織っている

当時は小石丸は皇室でしか育てていなかったので
とても貴重な糸だった

その糸を藍染めや貝紫その他植物染料で染めている
秋山さんの色はクール系で美しい
糸の艶、藍の命、植物の心
みーーんなが秋山さんの気持ちと溶け合って
清冽な色に仕上がり
澄ましこんでいる

手間ひまかけたものは今時流にあっていない
手間をかければそれだけ時間がかかり
それと並行して売値も上がる

でもーーーーと秋山さんは考える
伝統染織は瀕死の状態だが
今守って育てなければ日本の文化は滅亡する

そういう高邁な精神で
里山に桑畑を開き
養蚕からゴールのきものまで
創意創作して世に問い続けるという

先般お邪魔したとき
八色の美しい糸が干してあったので
この糸全部使った縞の紬がほしい
とおねだりした

出来上がった反物を友人の武田さんが
一目ぼれ
胸に抱いて離さないので彼女のものに

「もう皆からべた褒めでしたよ」
と大喜びの武田さん
褒められ方が尋常ではなかったらしい

こうやって
秋山さんは幸せな女達を誕生させている
その喜びの波動がさらに多くの人を喜ばせる

秋山さんの着物を見ていると
本当に悦びを持って製作していることが分かる

ご自分の志を揺るがせず
ひたすら製作生活を続けている
続けることは尊いと分かっていても
多くの人はわき道に行ってしまう

秋山さんを見ていると
その違いは「肚から生きている」かどうかにあるようだ

3月2日まで本館4階呉服サロン

面白くてユニークな徳人秋山眞和さんは
20日の16時まで会場にいらっしゃるので是非!

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お初

2010年02月16日 15時54分15秒 | 日記
曽根崎心中のお初
簑助師匠のはまり役
吉田玉男の徳兵衛との演技は
もう二度と見られないと思うほど
しっとりと切ない情感が漂っていた

今国立では
久しぶりに簑助師匠のお初がお目見え
徳兵衛は愛弟子桐竹勘十郎

比べてはいけないと思いつつ見てしまう
これが観客なのだと思う

でも満足
静止している人形が表情豊かに息をしている
この技はいったいどうやって作っていくのだろう
其れは師匠の人形の着付けに
その秘密が隠されている

スタッフと楽屋に行く
お初が花の陰からじっと私たちを見ていた

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猫のプライド

2010年02月15日 11時24分16秒 | 日記
大好きなタン君が旅立った
サチコサンからその電話をもらったのは
バレエの先輩達の発表会の会場に急ぐときだった

「会が終わったらすぐいくわ」

タン君の枕辺に立つ
穏やかで何もかも安心という落ち着いた気を受け取った

タン君は10キロもアル大猫
黄色の目が愛くるしい

あろうことか
階段を踏み外しそのことにショックを受けて
心臓発作で息を引き取ったという

サチコさんはその様子を一部始終見ていて
思いっきり心臓マッサージも行ったが
成功しなかった

「私があんなに太らしたからいけなかったのよね」
などなど反省の弁にきりがない

「反省しても生き返らないのよ」
この七年間、日々貴方を癒してくれたことに
感謝をささげるほうが
タン君喜ぶわよとチャコちゃん先生

自宅で病気療養をしていた頃
穏やかな春の日差しに床から起き上がり
廊下に立って
ぼんやりと隣家の屋根を眺めていた

とそのとき
昼寝をむさぼっていた茶色の猫が
寝返りを打った拍子にするすると落ちてしまった

「うわーきゃっキャッキャハハ」
と笑い転げながら奥にはいって一部始終を大人に話した
「猫はどこから落ちても怪我はしないけど猫も落ちるんだねえ」
この騒動でチャコちゃん先生すっかり元気になったのだが

道でその猫に出くわしたときの怖さ
じーーーと睨みつけられ
フンと鼻を天井に向けて去っていった

それ以来猫を侮ることは決してしない

タン君自分の失態にビックリして心臓を止めたのだ
どれだけの人に愛されたか
またその存在そのものが人々の心を和ませたか

ヤハリ寿命だと思う
タン君は自分のやるべきことをやり終えたのだ
清いねえ
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おーーーい鳩山くーーん

2010年02月14日 11時06分32秒 | 日記
君肚をくくりたまえ
君んちのお金で政党を作り
党員に活動資金を渡し
其れを「税金泥棒」といわれ
嫁いびりにやられ
何処かの誰かのようにその職を
投げ出さないでおくれ

いびった重宝人は今朝テレビで鼻膨らませていたが
大の大人のやることではない

ハトヤマ君
君んちの金
全部国民の福祉に投げ出したらどうかね
其れができるのは君だけだよ

一度捨ててご覧
君の女房が明るく強く輝いているのは
一度大きなものを捨てたからだと思うね
女が家庭を捨てるのは
君がお金を捨てるより重いよ

民主党
というのは「民」が「主」になる党だろう?
そうしたら
民が喜ぶことをしておくれ
今は君んちの金が民に使われたら
この日本国一気に活気づくね

コチャコちゃ嫁いびりしている連中の
度肝を抜いてやれよ
君しか出来ないよ

日本はおろか世界にも二人といない総理だ

君肚をくくってご覧
其れこそ「友愛」が生きる
我らの国を作った聖徳太子は
常に「民」のことを考えて国づくりをしていた
17条憲法をもう一度読んでくれないか
君主の心構えが具体的に書かれているね

「和を持って尊しとする」は「友愛」とつながる
「民」が「主」になる民主党でいてくれ
肚をくくって命投げ出して
この国を成長させようぜ

君にその覚悟が出来たら
「民」は皆従うよ

そうだ忘れるところだった
君の横で居眠りする副総理にはあきれたね
あの輩も丹田に気を集中させてくれよ

君肚をくくりたまえ
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