チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

秋の香り

2011年09月30日 10時59分56秒 | 日記
金木犀が香り始めた
小さな小さなつぼみでも
自分の存在を強烈に示す
人をひきつけてやまない

今日は窓を開けた瞬間香って来た
思わず木に駆け寄ったらマダマダ固いつぼみ
それでも自分だけの個性を主張できるなんて
なんてすごい花

秋だなあと空を見る
どこまでも青い
気温29度といわれても
真夏の気温とは何処か違う
それは湿気の問題かな

もう一つ好きな香りがある
柿の葉が地面に落ちて朝露に濡れたとき
なんともいえない秋の香り

早朝歩いていると風に乗って
柿の葉の香りが漂う
他人の塀の中に柿の木があって実が熟れ始めていた

道端には青い露草が咲き始めている
この青花を取ってきものの友禅の下書きに使う
こういう知恵も
昔の人が自然を見ていて学んだことなのだろう

青花で下絵を白い布に描き
その上から友禅を施し水洗いすると
下絵の青はサッパリと消える

この花は香りは出さない
そう白生地に香りが付くのはよくないもの

草や木の葉が衰えて地面に落ちているが
其処からそこはかとなく秋の香りが立ち上っている

事務所に着いたら
あるところから写真が届いていた
其れをあけたら老いたチャコちゃん先生の顔があった
鏡で見る自分の顔との差に衝撃を覚えた
写真は真を写すとはよく言ったものだ

化粧を凝らして外にでてごまかすのか
化粧などに頼らずうちからいい香りを出せるようにするのか
迷う年頃



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新米が届きました

2011年09月28日 10時58分08秒 | 日記
新米はまず神様に
そして私達が戴く
ここ秋櫻舎はお昼は自分達で作っている
「花嫁修業」と言うことでもっぱらヨシダがその役

この年代の女の子は「お勉強」が出来ればよし
という世代なので
いわゆるおさんどんは余り仕込まれていない
特に高学歴の女の子はその傾向がある

「お茶汲みに会社に来ているのではありません」
と新卒の子に言われてしまったと嘆いていた昔の同僚も居た

チャコちゃん先生の頃は
新米は下働きするのが当然!という時代だったので
如何にお茶を美味しく入れるかの競争をしていた
チョット憧れのお兄さんには特別に心をこめて入れよう
「キミの入れるお茶は美味しいね」
なんていわれると天国!

いやな上司にもわざと美味しく入れる
「うん?」
という顔をしてこちらに顔を向けると
考えられないほどのいい笑顔を向ける
そうこうしている内に「嫌いな人」は居なくなった

お茶汲みが楽しくなる

話がそれた
新米は水を少なくして炊く
この当たり前のことを知らない世代が多い

こういうことを知ることは必要なく
数学や科学、英語が大事と教えた戦後の教育に
今陰が差し込んでいる

何でもあるということは
何も無いことなのだとつくづく感じる
コンビニに行けば食べるものに不自由はしない
わざわざ作る必要もない

しかし
お料理というのはセンスだし頭も使う
お米は毎日食べても飽きない不思議な食べ物
こういうお米が日本にあることに感謝だ

お料理を通じて季節や地方の名物も知る
食べたものがその人自身だとチャコちゃん先生は思う
食べるものに興味を持たなくなったら
人生の終わりだろうか

さて
10月7日のナイトコスモスは新米を振舞うつもり
お結びがいいか
秋の夜長を楽しみませう



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麻検証委員会

2011年09月27日 11時35分42秒 | 日記
麻が如何に無害で人の役に立っているか
さらに縄文時代から日本人は麻とともに生活をしていた
という歴史をしらしめる
月1回この会議がある
チャコちゃん先生は松宮さんのご紹介で先月から参加

麻をどうして日本人が捨てたか
ということはこのブログでも散々書いてきたが
これからその麻をどのようにして66年前のように
日本人の生活の中にとり戻すか

いよいよ行動に移さなければならないときがきている
栃木県や徳島県、岩手県、滋賀県、福島県では麻の栽培が始まっている
県知事さん自らこの運動に加担していただこうと
働きかけたい

今ではまだ町が中心
町から市そして県に広がると国も黙って入られない
麻の栽培においては日本は後進国と中国に言われている
「そうじゃあないよ縄文時代からあるよ」
といっても今は政府自ら敬遠しているから
言い返せないもどかしさ

「大麻を吸うとどうなるわけ?」
と経験者に質問した
「深ーい瞑想状態ですよ」
「そうすると潜在意識がリラックスするわけですか」
「そうですね」

ラリッたり幻想を見たりは皆無
気分が高揚することもなく
静かに潜在意識と調和できるのだそうだ

「習慣性は?」
「まったく眠れないときには特に熟睡ができます」
心身ともにやすまるのだという

「いまは日本以外の国は医療大麻として重宝していますがね」
「なんともーーー」

さて自然と向き合いたい人に素敵な情報
水源の里まいばら みらいづくり隊員(第2期)募集
地域の町づくりに貢献するための多様な仕事
報酬月15万円 平成24年4月から二年間
年齢性別不問
詳しくは米原市公式ウエヴサイト http://www.city.maibara.lg.jp/

もう一つ福島の昭和村
からむし織体験生「織姫・彦星」募集
苧麻を育てるところから糸を績み機を織るという一貫作業の勉強
平成6年からはじめられている昭和村の事業
チャコちゃん先生は一期生の取材を何回か分けて行い
その中の何人かが昭和村に残り
後輩の指導に当たっている姿も見た
詳しくは
http://www.vill.showa.fukushima.jp/

苧麻は大麻と扱いが同じなので
この技術を習得しておくと役に立つ


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4ヶ月の紫陽花

2011年09月26日 10時15分16秒 | 日記
マルマル今日で4ヶ月
なにが
大西さんに戴いた白の紫陽花を育てている
ちょうど4ヶ月前6月26日
大西さんが風水セミナーの勉強にいらっしゃるというので
一本切り花にして備前の花器に生けた

「うわー嬉しい可愛い」
大西さんは大喜び
其処までは普通

基本的にチャコちゃん先生は
紫陽花の水揚げが苦手
すぐからしてしまう
だからこの日だけもっていればいいと思った

ところがどっこい
今日も元気今日も元気と一ヶ月
更に二ヶ月
そして三ヶ月目はついに花の色が緑に変わった

一ヶ月ごとに集まるつれづれの仲間や
ナイトコスモスの仲間ももうみんな「へーーーー」
と唖然

普通の水道の水に取り替えているだけで何も手を下していない
二ヶ月目不思議な力のある方が見えて
「観音様が休んでいますよ」
「何なさっているんですか」
「眠っていらっしゃる今は如意観音様お1人」

三ヶ月目
「十一面観音さまと千手観音さまが増えましたね」
「働け働けということですか?」
「いいえこれから観音様が日本のために力を出さなければいけないので
ここで休んでいるのです」
「ほー」

そして今日は准低観音様もおは入りになっていることが判明
「五人の観音様がお入りになったとき枯れます」

しっかり休んでいただき
日本の国のために慈愛をたくさんお与えください

そうそう
観音様の花は白い紫陽花なのだそうだ
今年はアチコチで白い紫陽花を見かけましたが
人は
自然に慈愛を欲していたのかもしれない

お時間のある方は
どうぞこの四観音様に会いにいらしてください
美味しいマリアージュの紅茶をお入れしましょう
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朝日新聞の論説

2011年09月25日 12時33分26秒 | 日記
吃驚した
朝日新聞の「記者有論」に
東北復興取材センターの蔵前勝久さんという記者
の書いた記事に目がまん丸になった
そして
「これ朝日新聞?」
と新聞紙をも一度広げなおしましたね


野田首相は国民に向かって何も話さないのに
オバマ大統領や国連ではりきって
「原発推進ビジネスを日本は進める」
と演説した

こういう首相の前途はもう無い其れでは誰が居るの?
という問に

蔵前氏は
8月までⅠ年8ヶ月民主党の小沢元代表の担当をし、そのご
東北大震災の被災地仙台に転勤してきた私は率直に思う、
今こそ小沢氏は総理をやるべきではないかと、
野田首相になって小沢氏との対立は収まったが、
それでは逆に小沢氏は裏に入ったままに
なってしまう。
それは国益を害することになる
好き嫌いは別にして
やはり小沢にリードしてもらわないとこの国は成り立たない
そのあと評価すべきではないか

というような内容だ
アア吃驚
あの朝日新聞がですよ

その通りだと思う
いまさらと思うが今だからいえることのなのかも知れないな

でもびっくり!
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大工事

2011年09月24日 13時03分51秒 | 日記
歯医者は大工だと思う
口をあけたまま一時間
途中5分の休憩があったが
ガリガリジージあの音だけで参る

「痛かったら手を上げてください」
手を上げる前に痛みがやってくる
ガンガンドンドン

アアどうしてこんな目に合わなければいけない
声楽でパワーを出しすぎたのか
終わった瞬間一本の歯が抜け落ちた

打ち上げのときなんとセキド
自分の歯に葡萄の皮を撒きつけて
歯が落ちたように見せみんなの視線を浴びて
笑わせる

ありがたいやおかしいわで涙が出てくる

というような一幕があり
歯医者の治療台に上る
どういうわけか音楽はモーツアルトのレイクエム

抜けたところを見ていた医者は
隣に虫歯を見つけそちらの駆逐も始めた
何も一緒にしなくてもと思うのだが
虫歯も少し痛いと感じていたのでありがたいがーー

抜けた歯を仮歯にするのだがくっつくまで
しっかりかんでいて5分間という

「ハイ」
とアタマを下げてしっかりかむ

「じゃあ来週までこれでいいでしょうと」
とアブちゃんを取ったら
なんとしっかりかんでいた筈の仮歯がポロリと落ちる

「あ先生歯が落ちました」
「ああ」
ともう1回やり直し
どうも私が歯をかむ位置を間違えていたらしい

すったもんだでやっと解放をされたが
このまま本当に治るのかなとチョット心配

「歯がある限り先生と一生のお付き合いなんですよね」
「そうですよ」

タナカは医者を替えろと煩いが
なかなかそれも面倒なもの

他は健康優良児のチャコちゃん先生
歯だけはどうしてこう弱いのか
クシュン

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滞留時間2時間

2011年09月22日 10時46分25秒 | 日記
「東京凄いことになって慰安すね」
と京都の知人から電話が入る
確かに
公園の樹木が波のように揺れているし
ワガルーフガーデンのつるバラの枝が
イナヴアワを見せている

あの枝は剪定しなければと硬く決心

雨と風で白いカーテンが出来て
周りの高層ビルがかすむ
テレヴィをつけるとまさに東京を浄化中で
道が洪水のようになっていた

水浸し水の事故というがこれは人災
山を削り道をコンクリートで固めたら
水は行き場を失いみんなで集団で流れるしかない

「でない方がいいねえ通り過ぎるまで待っていよう」
と今日の打ち合わせはキャンセル
そのうち主要交通機関が止まる
「加奈ちゃん大丈夫かなあ」
メールをすると電車が止まる寸前に家に戻っていた

5時から始まった暴風ドラマは
かっちり2時間で終了
空には美しい星が輝いていた

台風銀座で育ったチャコちゃん先生
台風進路を見ていたらものの数時間で台風が通り過ぎることが分かり
時間をぼやぼや過していたら
すっかり晴れて星の美しいことったら

一番ひどいときにセキドをかえしてしまったなあ
と反省悪かった

むかし映画を見ていたら突然その映画館内に水が押し寄せて
みんなで椅子の上に立ってワーワー騒いだことを思い出した
昔は
台風が来る台風が来るという情報はあまり無く
「台風が来る感じだわこの空」
といいながら生活していたように思う

だからのんびり映画など見てしまう
しかしその水はすぐ引いてまたのんびり映画鑑賞
誰といったか何を見たかは覚えていないが
水が「あれえー」というまに押し寄せてきた
その感覚だけは記憶に残っている

映画館から出たら青空だったし
台風を怖がらない時代もあった

台風は風と水で財を運んでくれることもある
人の利欲のせいでそういう台風のよき面を消してしまったことも哀しい
台風を見方に引き寄せられる生活こそが大切

チャコちゃん先生のところ
台風が財を運んでくれたのうふふふ

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浄化

2011年09月21日 11時26分43秒 | 日記
日本列島そのものが浄化されている感じがする
其れとマスメデイアの発達でやたら人々に警戒心を植え付ける
正確な危機は早めに分かった方がいいに決まっているが
自分で判断する能力も奪っていっている感じもする

風水を勉強するようになってチャコちゃん先生は
天気図を見るのが日課だ
日本列島は海に囲まれていて
北の気圧南の気圧のせめぎあいが日本列島の気候を左右している
その綱引きの真ん中に東京があり
家康はよくこの地に首都を置いたと尊敬したら
かれには立派な風水師が付いていた

南光坊天海その人
最もその前に江戸城の基礎を築いたひと大田道灌も
天文学易学の専門家の風水師
東京大震災のあとの都市計画にも風水師がかんでいたのに
高度成長バブル期に風水なんて無視した都市づくりで
いろいろと「気」を汚している

其れなのに「東京」はいま守られている
もともとの東京の磁場の強さなのだろうが
これは先祖からの財産
この台風15号が東京をどうするかが見もの

いままでの台風のように避けていくのか
浄化のための水の力を思い切りだすのか
後数時間で其れがわかる

台湾の風水師は
「日本は龍の形をしているから水で生き返る」
「水は財なので日本は永久に豊かだ」
なんていってくれます

中国の風水師は
「日本は蚕の形をしていて、桑の葉の形の中国から文化を学ぶ」
とも言われました

一個の台風が日本列島に及ぼす影響は
高気圧、低気圧更に海の力山の気などが加わって
思わぬ結果になっていくのだろう

だからこそ
日本人は昔から自然との共存共栄を生活の基本にすえていたのだと
台風が来るたびに思い知らされる

亀の様に嵐が過ぎるのをじっとアタマを引っ込めて待つ
こういう性癖を恥じることはないとおもうけど

この15号は果たして東京を直撃するのかしら
出歩かない方が賢明

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日本脱出

2011年09月20日 17時17分17秒 | 日記
知人からの情報
一流企業の人たちが日本脱出を始めているのだそうだ
どこへ逃げても同じだと思う
其れよりは何があっても壊れない体を作っておくことではないかしら
何事にも動じない強い心を持つことではないかしら

あらゆる事故にあっても
まだこの世に必要のある人
お役目の残っている人は旅立つことは許されない

どうして逃げるのだろうか
チャコちゃん先生はその心根がサッパリ分からん

昔友人が付き合ってた男が
すぐ敵前逃亡をする奴で友人達全員で
「あの男だけは絶対ダメだよ」
と結婚の反対をしたが
案の定何もかも妻に押し付けて
姑との問題も敵前逃亡全くの役立たず
自分だけが単身赴任で日本脱出を試みてしまった

まあ亭主元気で留守がいいという見本だが
帰国した後はどうなるだろう

自分の場所をきちんと守れない人があまりにも多すぎる
今日は久しぶりの雨と
情けないお話のせいで水っぽい日記になってしまった
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男やもめにウジは湧かない

2011年09月19日 17時24分54秒 | 日記
一昔前は女房が先に死ぬと夫は後追い死をするといわれた
しかしいまは亭主殿大いに長生きしている
今日も先輩の七回忌に御呼ばれしたが
ご主人趣味の生活に張り切っておられた

きっと寂しさはあるだろうが
でも家族のために働くということも無く
全ての時間が自分のものになっていて
かえって生き生きしている風貌さえある

他にも友人のやもめが居る
こちらはまだシゴト現役
ところが不治の病に冒されている
ただし入院生活をする必要はないのだが
ゴルフも旅行も出来ない
しかも責任あるシゴトをする役職だ

「どういうわけかね普通は旦那はすぐ死ぬといわれているのに」

「あなたはまだやることがいっぱいあるからね」
「だったら元気にしてくれればいい」
「うん、きっと後ニ、三年で見事元気はつらつになるよ」
「どうして?」

だってA子さんなくなったときあなた女遊びしてたじゃあないの
先ずその人と再婚できないように病気になったのよ
そしてあとニ、三年すればもう再婚する元気もないでしょう?
仕事一筋
其れがあなたの使命

こう解釈したらえらく納得していた

戦前生まれの男たちは家庭では何も出来ない
女たちがそのようにしてきた
自分の靴下一枚どこにあるの分からない人が多い

女の歴史の中でこれは遺伝子のように
家庭内の男を能無しに仕立てて自分の存在を高めていた
男は妻を家卑のように扱うことが偉い男
というように育てられてもいた
そういう扱いを受けていても妻はしっかり家のサイフを握っていたのだ

世事を見ても分かるように
財布を自由に出来る人が今では権力を握れる

しかし戦後の民主主義で男女平等
男も女も一緒上下は無いという教育
そうすると男も自分がどのような状態になっても
1人生きていけるような覚悟が出来たのかもしれない
ある意味お互いに自立した夫婦が増えてきたということか

昭和一桁生まれの男たちは
女房に先立たれたら
きっとしんどい時代かもしれない
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