チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

天皇さま

2012年04月30日 08時16分41秒 | 日記
昨日は天皇誕生日であったその天皇様は昭和天皇
いい気候にお生まれになったのだなと思う
たまたま昨日は日曜日だったのに祝日と重なったので
今日30日もお休み

昨日は8時から3時までずっと庭の整理
3時に山岸さんがおやつを差し入れ
大好きなホットチョコレートを作ってくださって
整理されたばかりのべランダでのんびりとくつろぐ

寒くもなく暑くもなく風もない
心地よい空間の中でのんびりしていると
異国で何もせず時間だけがたっぷりあってぼんやりしている感覚を思い出す

「今日は天皇誕生日気持ち良い日にお生まれになったのね」
と話していたら
「実は私明日が誕生日です」
と山岸さん
「あらシャンパンda!」

今上天皇は火葬になるらしい
というお話から
「私たちにとって天皇陛下という存在は?」
という議論になった

私たち日本人は祭祀民族でその長が天皇陛下
毎日祭祀ができない私たちに代わって作法にのっとった礼法で
天皇陛下は祭祀をなさっている
宮内庁はもっと天皇陛下の動静をきちんと国民に知らせれば
こんな議論なんて起きないでしょう

国民の平和と安泰を祈っている象徴って日本にしかいらっしゃらない
欧米の300人会に入っている王族貴族や富豪たちは
いかに自分の一族に富を増やすかばかりを考えている

その富を動かすためには戦争も仕掛ける
大きな事故も仕掛ける
伝染病も自然災害まで仕掛ける
そして自分たちの一族だけで地球を制覇しようと躍起

そこへ行くと我が天皇陛下は世界の平和を祈っていらっしゃる

「でもどうして同じ日本人が天皇陛下をないがしろにするのでしょう」
欲の皮の突っ張った日本人は
その300人会の家来になって「オヤビン」に忠誠を誓っているんでしょう
そういう人たちはきっと天文学的なお金を懐に入れているのかもね

「欲も得もなくただ世界の平和を望んでいらっしゃる陛下は邪魔・?」
「たぶん」

「ああでもお金がほしいそうするとやりたいことができる」
「でもなんでも簡単に手に入ると魂の成長はないよ」
「300人会の人たち魂はどんな・?」
「魂は泣いてるでしょうきっと」

「この子たちの魂は喜んでいる・?」
「もちろん、だからきれいな花を咲かせてくれるのよ」

ああいい気持ち
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バラが咲いた

2012年04月29日 10時53分02秒 | 日記
マイク真木の歌にあるように
「真っ赤なバラが私の庭に咲いた」
山茶花も赤がまず先に咲くのだが赤は先走り?

EMが程よい土状になっていて
それを新しい土と混ぜ
今その土の散布をしたばかり
しばし休憩

ずっと気になっていたけど
寒いなあとか雨だからとかすべて自分の都合で
花を手入れを怠っていたけど
それにもめげず赤いバラを見つけたら
「すわ」
と立ち働くしかない

これからバラが一気に咲く
つぼみの数もいつもより多い気がする

枝豆、青紫蘇、おくらの種も撒く
おくらの花が美しいのでおくらは毎年植えるのだが
去年は台湾だかシンガポールだかの種しか残っていなくて
しぶしぶそれを買って撒いたが
どうも花がいつもと違う感じがしたし
実もあまりつかなかった

土と気候に種は敏感なのだと気が付く
人間もそうかもしれない
生まれた国はその人が育てる何かがある
自分の国をもっともっと知らなくてはいけないと思う

さあもう一息
バラの鉢の足元にカスミソウの種をまくつもり
想像するだけでうれしくなる組み合わせ

それから土いじりをしていると
大きな咳が出て一気に肺が膨らんだような気がした
土の香りがいい時々蝶もお仲間入り

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裁判って・マスコミって

2012年04月27日 09時22分00秒 | 日記
小沢一郎さんは無事無罪になった
無実の方が無罪になったからといって喜んでもドウしようもない
判決文を読んでみる
司法のミスは徹底して言葉で隠している
すべてすべて「私が悪かった」という判決文ではない

ここをマスコミがマタ突いている
じぶんたちがいままで意味の無い小沢攻撃をしてきたことを
ここでも判決文の中から正当化して更に複雑な曲がった攻撃を始めている

チャコちゃん先生は
小沢一郎さんがどうしてマスコミに嫌われるのか司法に追求されるのか
と言うところから小沢さんを研究した
そして今度はマスコミはどうして小沢攻撃をするのかで
マスコミを研究した

そして結論は司法もマスコミも自分自身の利益だけを考えて行動をしていることが
分かったそこにはこの国に住む国民の姿は亡い

彼らは国民とともに
利益配分をする気はさらさら無いらしい
国民を幸せにし豊かに暮らしてもらおうという気もない
日本は一握りの富裕層と権力者が永遠に豊かに生きるための
法律だったりマスコミだったりする

其れは平安時代から続いている
アッパー階級に入ったら永久にその地位を確保したい
そう思うのも人間のさが
せめられない

それでも日本の一般の人たちは
貧しくとも賢く清らかに生きている
だから日本は強い

しかしもう本当のことを記事にする時代になってもいいのではないかしら
その方がみんなも応援する
二極の国民になるのではなく
みんなが心通じ合って平和に穏やかに生きる方法はある

司法もマスコミも国民と共に歩めば
あなたたちも心穏やかな暮らしが出来る

一方的なマスコミ報道に惑わされている人たちも多い
ご自分はアッパー階級ではないのにそちらの思考で生きている
人の意見を鵜呑みにするのではなく
自分で調べて納得する習慣を作らなければ
アッパー一味の思うつぼ丸裸にされるだけ

もうすこしもうすこし
きっとみんなが豊かに穏やかに暮らせる日が来る
賢い日本の国民は其れが出来る
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褒められる

2012年04月26日 09時22分51秒 | 日記
褒められるとこそばゆいけど嬉しい
この嬉しい気持ちをもっと伝播させたいと思う
チャコちゃん先生フエイスブックに着物を着た姿の写真を載せたら
多くの方にお褒めの言葉をいただいた

美人でもなく、麗人でももちろんなく、さりとて佳人でもない
でも褒めていただき嬉しい

フエイスブックはまず褒めることが作法になっているようだ
日本人は面と向かって人を褒めると言うことが上手ではない
特に古い男は
美しい女を見るとわざとけちを付けて照れを隠している
コレも日本男児の「さが」と片付けていたが
最近の若手はなかなかやる
堂々と褒めることが出来る

おじさんおばさんのようになったチャコちゃん先生は
きものを着ている方には男でも「ステキね」と通りすがりに褒める

以前ニューヨークの町を歩いていたとき
すらりとした紳士がすれ違うとき瞬間に短く「ビューテイフル」
とつぶやいて立ち去った
格好いいなあとお上りさんよろしく振り返ったら
背中越しにひらりと手を振って挨拶した
「アア読まれていた」
と恥ずかしかったがうれしさもあった

ほめ方にはいろんな技術があるなあと感じた次第

面と向かって褒めるのが一番イイ
其れが自然に何気なく当たり前のように出るともっとイイ

相手の良さを探そうと必死になっていると
いろんないいところが見えてくる
其れを一つ一つ集める楽しさもある

この世の中で
褒めると言うことが一番世の中を明るくするのだと思う
そして人と人を親密にさせていく

今日は運命の小沢一郎さんの判決が下る日
多くの方が
「小沢さんが人の悪口や批判するのをきいたことがない」
という

今度は積極的に人を褒めるようになると
小沢さんはあそこまで叩かれないのではないだろうか
悪口や批判をしないことは素晴らしいけど
コレもナカナカできることではないが
その上に口の重い小沢さんが一言褒めると事態は一気に変わる気がする
それくらい小沢さんにみんな褒められたい

日本を蘇らせるために
この裁判を向こうにする勇気が必要だけどな
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詐欺の横行

2012年04月25日 06時48分40秒 | 日記
何年か前友人にせつかれて何人かで
何とかフアームスとか言う会社に出資したことがある
どこかの国を助けるための産業開発だとかいって
その映画を見せてもらい
その会社の社長やすでに出資している自民党の政治家などが
ご挨拶していた

入金してすぐに配当をいただき
更に出資金を上乗せするように仕組まれていた
幸いチャコちゃん先生はそう言う余ったお金が手元になかったので
一度の出資金で終わっていたが
配当は一回のみだった

何回せつかれても無い袖は振れぬと
知らんぷりをしていたが
その友人は300万円以上出資したと後で聞いた

その会社は確かに当初はうまくいっていたらしいが
よく分からないが大もうけしたお金をアメリカの銀行に預けたところ
其れが凍結され引き出せなくなって会社がつぶれたという

この辺の事情はよく分からない

ところがここへ来ていきなり

支援弁護団の弁護士だという人から電話があり
その凍結が溶けて法律で出資者に返金を義務づけられているので
返金手続きを取ってほしいと

どうするのかと聞いたら
指定の証券会社に内容証明書を作ってもらい
其れを当方に送ってほしいそうすると返金手続きをすぐして
一週間以内に返金しますだと

その証券会社に電話をすると
手続き料金として20万円振り込んでほしい
返金額にその20万円もプラスして振りこみますという
しかも締め切りが11日だとか

こんな怪しい話があるだろうか
早速くだんの友人に電話をすると
「私にも電話があったので支援弁護士団の住所を聞いて見に行くところ」
だという
彼女の場合は金額も大きいので取り返すことが出来れば
こんな嬉しいことはないだろう

「聞いた住所に事務所はあったわしかし怪しい」
弁護士バッチをつけた人が応対に出たが
実際の弁護士事務所と様子が違いまるで映画のセットのように
整理整頓されて変ににこやかな応対
そしていたづらにせかすのだという

怪しさを実証したいと思ったので本物の弁護士さんと一緒に行ったのだと

「恐ろしい金額が手にはいるのだから相手も真剣に悪をしている」
あれではひっかる人が多いと思うという感想

それにしてもどうして個人情報がああも簡単に人の手に行くのであろうか
その会社の残党が考えた大掛かりな詐欺であろうか

彼女の場合たくさんの友人を誘ったので
自ら調べに行ったのはえらいと思う

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耳がおかしい

2012年04月24日 09時16分37秒 | 日記
昨日は大日本蚕糸会に出かけ
「セリシンを付けたままのきもの作りの研究をしたい」
という決意表明みたいなものを偉い先生方の前でお話しする
10分話して5分質問を受ける
つまり持ち時間は15分だ

「10分で鐘を鳴らします、その後5分で鐘を鳴らします」
と係の方に注意を受けていた

ところが
説明をし始めたら鐘など聞こえない
都合3回なったらしい
20分しゃべって7分質問を受けたようだ

終わった後
「鐘が全然ならなかったわね」
とヨシダに聞くと
「えっ3回なりましたよ、質問時間を削る手かと思っていました」
「私がそんな計算できるわけないでしょう?」
「熱の入った説明だったから皆さん身を入れて聞いて下さっていましたよ」
と慰めてくれる

そう
最近耳が聞こえにくい
特にセキドなど口をあまり開けて話さずしかも早口なので
何回も聞き返す
「寒いところで生まれたので口を開けないでしゃべるのね」
と嫌みを言ったりする やなチャコちゃん先生だこと!

アナウンサーの声は良く聞こえるが
タレントなどの話しぶりでは聞きにくいことが多い
一般的に日本語の発音があまりにみだれていて聞き取りにくい
きちんと肚から声を出している人が少ない
口の中でもぞもぞ言う人が増えた

と思っていたが
ドウモ自分自身の耳もあまり働きが良くないらしいと
昨日気がついた

年を重ねるということは
このような障害とつきあっていくと言うことなのかもしれない

老眼で眼鏡を必要とし始めたとき
見栄張って眼鏡をかけないで一桁違いの買い物をしてみたり
名刺をいただき名前を違う読み方をしたりもした
今はもうそんなことしていられないので堂々と老眼はかける

だんだん若いときと違う自分に遇う
その都度驚くのだがコレも生きているということなのかもしれない

鐘が聞こえなかったことで
持ち時間以上おしゃべりして其れが減点ならば
其れも仕方あるまいと

部品が古くなっても手を入れつつ最後まで使い切りたい




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オオゲツヒメ

2012年04月23日 09時36分41秒 | 日記
古事記が編纂されて1300年の時がたった
今年は1300年を記念して古事記が見直されているようで結構
古事記より更に古いカタカムナとかホツマツタエなどは
なかなか日の目を見ないようである

日本の歴史が私たちが考えているより遙かに古いと言うことが
近年になって少しずつ分かってきたけど
学術的にはなかなか公に出来ないようである

このオオゲツヒメは古事記の最初の方に出てくる神様で
スサノウノミコトが姉であるアマテラスオオミカミに追放されて
放浪するくだりで
お腹がすき何か食べさせてほしいと
オオゲツヒメニに頼むと
おしりから食べ物を出したという

スサノウノミコトかんかんに怒ってこの女神様を切り捨てた
そうしたら
頭から桑が生え蚕が生まれ
右目左目から粟や米などの五穀の誕生
と次々食べ物が出て来た
更には麻なの植物繊維も

始めて古事記を読んだのは
中学校の教科書であったが
そのときは気色が悪いと思ったものだ
そのごきものの研究をするようになって「桑」を思い出し
古事記をマタひもとく

そうすると読み方がまるっきり変わってくる
学者の解釈である古事記がなんだかぴんとこなくなってくる

そしてこの夏オオゲツヒメがまつられている「阿波国」徳島に行く
阿波というのは粟の産地であったことを示す言葉のようだ
もう一度古事記を読む機会を与えられたが
「切り捨てられた後食べ物が誕生する」
というキーワードが今度は引っかかる

つまり私たちは植物の命をいただいて生きている
命がなくなっても別の命のために其れは生き続けている
そういうことに気がついた

オオゲツヒメは豊受の神という別名がある
伊勢神宮の外宮にまつられていらっしゃる
でも阿波国が実家だ
この阿波国の忌部一族が日本の文化の源を司っている

オオゲツヒメの本が出版された
林博章著 「オオゲツヒメと倭国創世」

7月7日のつれづれ旅行はこの林先生の講義も予定
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小沢一郎さん

2012年04月21日 07時00分34秒 | 日記
小沢一郎さんと始めてお話をした
微動だにしない軸を持っている方だと分かる
でも頑固ではない魂の美しい人
醜悪な体型でなくすっきりと贅肉がない

思ったより小さく華奢で繊細
顔の色艶が良く笑顔が子供のように無邪気

あの暑い夏の日の立ち会い演説で受けた感動を申し上げた
そしてそれ以来注目して応援をしていると
そして日本という国の仕組みもおぼろげに分かったこと
嬉しそうに頷く

小沢さんは平安時代から続いている
特定の権力の人たちが裕福になる
そう言う国の仕組みを変えようとしているのだ
「国民の生活が第一」
という言葉にすべてが表れていた

私たちの一票が役立つそう言う国にしたいのだ
権力者だけがイイ思いをする国家の仕組みを命がけで変えようとしている
それに気がついた私たちの応援が何よりも嬉しいと

ジャーナリストの鈴木さんが言っていた
「小泉改革は部屋のりホーム」
小沢さんは家の建て替え なるほどよく分かる

わたしたち民が主人に代われば
どんな人が上に立ってもこの国は動く
権力なんて行使しなくてイイ
だから自分が総理などにならなくても
仕組みを作りかえれば国民が豊かになる

こういうことをされれば
今権力にしがみついている人たちも命がけで向かってくる
その構図が今の日本であることもよく分かった

小沢さんは声高く国民に説明をしないので誤解される
しかし毎日若い議員さんたちの勉強会を開いているという
別の方が
「そういうことをしていらっしゃるのは小沢さんだけ」

説明をしないことで誤解を受けているのだが
天はその人のために今回のような事件を作り
多くの人に目を開かせるようにしたのかもしれない
と思った

だって昨年まで司法や仲間を信じていたというのだからーー
思わず「ばか」といいそうになった

この26日に判決が下る
元々無い事件をでっち上げたのであるから
この裁判そのものが無効なのだが
権力を持ってイイ生活をしていた人たちも命がけで
その権利を守りたいだろうからあらゆる手を使うのだろう

どんな結果になろうと
この国を存続させなければと思う
民を思う人の力が発揮できる私たちの一票を次に大切に使おう

24日発売の「サンデー毎日」に
小沢さんがこつこつと続けていた原発被害を救う方法が
発表されるらしい

さてさてとてもイケメンの秘書さんがいらしたこともご報告
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一時帰国

2012年04月20日 09時33分00秒 | 日記
パリに留学中の亜紀ちゃんが一時帰国
チャコちゃん先生大好物のチョコレートを持って
フランスを始め北の方のヨーロッパはチョコレートが美味しい

しかしココダケノハナシ
チャコちゃん先生は明治ゃ森永の板チョコフアン
其れはともかく
嬉しい手土産で
「皆さんは一つずつね」
と宣言してすべて自分のものに

ときどきヨシダが失敬するのだが
必ず顔に結果が出る

其れもさておき
亜紀ちゃん語るパリの人たちは
抱腹絶倒
その地に暮らしてみないと分からないし
また彼女は記者の目としての観察も有りあもしろい

日本の町は綺麗だし人々は明るいと
一般的な女性のほとんどは日常は黒い服
50才過ぎると突然赤を着るようになって不思議だと

家で食べる食事は質素
パン、チーズ、バター、果物
「コレ朝の食事?」
という夕食でフランスで生活し始めた当時は飢餓状態だったと

もちろんホテルなどに泊まれば別だし
アッパーな家でのホームステイであれば事態は違うかもしれない

フランス人特にパリの住民が外食を多く取るのは
そう言う食のバランスを取っているのかもしれないと

日本人は家での食事を大切にする
しかし近年は家族で外で食事を取る人も多い
「だから食べ過ぎて太るのね」
と変にに納得

「ではどんな手土産をみんな喜ぶの・?
「手に入りにくいのが焼酎」
「なるほど」
その他佃煮、うどん、そば、羊羹、ひもの、つけもの

「しっかりお風呂につからないから何か垢がとれていない感じ」
というのでセキドが早速きびそのたわしを渡す
「それは」
「あセリシンのね」
さすがきものの編集をしていただけに早い即答

「コレでごしごしこすろう」

「垢がついて肌の色が黒くなった気がする」
という言葉に一同爆笑
でも文化の違いは面白いものだ
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戦いすんで

2012年04月19日 09時23分05秒 | 日記
舞台で使ったきものや帯、下着や半襟が戻ってきた
仕事を終えてほっとした表情がある
下着は女優たちの体を毎日包んでいた
半襟はかすかな面積ではあるがライトを当てられ
存在感を示していた

帯は女優が動くたびに自分自身も演技するような輝きを見せていた
きものは言うに及ばず主役級

ご苦労様

楽屋では一つ一つ着付師がアイロンをかけ丁寧に扱っていた
小さな面積の半襟一枚にも毎日ベンジンで汚れを拭き
「明日もがんばれ」という思いでぴしっとたたむ
1週間でベンジン一本使い切っている

晒しの袋を作りその中に綿を入れてベンジンを含ませる
その布できものの襟や半襟をを叩くようにして汚れを取る
役者が脱いだ後は
彼らは着付師の手によってオーバホールされる
そして次の日に向けてパワーを蓄積するのだ

大正昭和初期のきものや帯の数々が
舞台にのりライトを浴び人様の拍手を受け
この世に生まれていたことを喜んでくれたに違いないと感じる
というのは
日に日にきものが輝いてきたからだ

どういう素性の人が古着屋にきものを売ったのか
其れは知るよしもないが
物言わぬきものや帯はただだまって流れに身を任せ
大舞台で脚光を浴びていた
元の持ち主は当然知るよしもない

演じるのは役者であるが
その役者の輝きを引っ張り出すのは衣装だと分かる

色がいい柄が面白い組み合わせが意表つく
衣装自身がこの瞬間をいかに楽しんでいるかが分かる
衣装は役者を客観的に見ていると言うことも

我を出しすぎる女優にはそれなりの衣装の報復もある
なかなか面白い

でも今は何も言わず主張もせず静かに横たわっている
お疲れ様
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