偶然の発見だが
22時過ぎバルコニーから都庁を眺めたら
その横に黄色い月がぽっかり浮いていた
知らなかった
満月から6日目21日待ちの月となるのか
昔から
待つ月は愛しい人と横になりながら眺めていたらしい
今そういう酔狂な男女が居るのだろうか
居るとしたら羨ましい
そういう世界に浸る余裕はいい
月の愛で方は満月だけではなく
一番いいのは23夜待ちだという
箱根でその月を待ちながら
その旅館の女将と杯を重ねて楽しんだことがあるが
次の日さようならと言って旅館を出たあと
なにか変に胸騒ぎをして振り返ったら
女将がかけてきて一緒に湯本まで行くわなんだか別れがたい
じゃあ家まで来ますか?
と冗談を言って湯元の喫茶店でお茶して別れた
次の朝
女将の息子から
「母がなくなりました」
「嘘でしょう?じょう?」
と答えながらもなにか納得する私がいて
すぐ箱根に出向いた
よる珍しくは母は洗濯しておやすみなさいと言ってそのままでした
朝起きてこないので母の部屋に行ったらなくなっていた
月が連れて行ったのかしら
久しぶりにこの都会で待月を眺めながら女将を思い出した
いつも結城縮をサラリと粋に着こなしていた
22時過ぎバルコニーから都庁を眺めたら
その横に黄色い月がぽっかり浮いていた
知らなかった
満月から6日目21日待ちの月となるのか
昔から
待つ月は愛しい人と横になりながら眺めていたらしい
今そういう酔狂な男女が居るのだろうか
居るとしたら羨ましい
そういう世界に浸る余裕はいい
月の愛で方は満月だけではなく
一番いいのは23夜待ちだという
箱根でその月を待ちながら
その旅館の女将と杯を重ねて楽しんだことがあるが
次の日さようならと言って旅館を出たあと
なにか変に胸騒ぎをして振り返ったら
女将がかけてきて一緒に湯本まで行くわなんだか別れがたい
じゃあ家まで来ますか?
と冗談を言って湯元の喫茶店でお茶して別れた
次の朝
女将の息子から
「母がなくなりました」
「嘘でしょう?じょう?」
と答えながらもなにか納得する私がいて
すぐ箱根に出向いた
よる珍しくは母は洗濯しておやすみなさいと言ってそのままでした
朝起きてこないので母の部屋に行ったらなくなっていた
月が連れて行ったのかしら
久しぶりにこの都会で待月を眺めながら女将を思い出した
いつも結城縮をサラリと粋に着こなしていた