仕事と遊びの境目のない生活を長年してきた
ある企業からひどい仕打ちを受けているのだが、それを解剖するとかれらは「制限の中で生きている」からだと気が付いた
その会社は上場企業であり、創業してまだ50年足らずで飛躍的に伸びた企業
創業当時からの付き合いで、その時は営業マンも「客は自分の家族」という姿勢で接していた。だから女ばかりのわが社に来るととてもリラックスして楽しそうだし、そこでまたいい企画ができておおきな仕事も生まれた
そして創業者が会長になり新しい社長が就任すると、一気に営業マンからエガオガ無くなり、少しずつ疎遠になっていた
こちらも大きな企画をするゆとりもなく、社員も少なくなり、仕事の量も減りコロナを迎えて一気に事業が小さくなった
そこへやりての営業マンが現れ、事務に関して丸投げ状態だった社長の無知蒙昧に付け込み甘言をもって契約を迫った
甘言に釣られた社長も「おバカ」だがその後容赦なく契約したお金だけは取り上げる。しかし契約した仕事は進まない、どころか全く持ってリサーチもしていない内容のものを持ってくる
そういう繰り返しの中で担当営業マンがくるくる変わり、最後にのこったのが入社三年目の新人、この子がすこぶる誠実な人で、クライアントの社長と上司の間に立っていろいろと援護をしてくれるが、その上司はさらに上の役員の顔色を見ているだけで、一向に客の顔を見ようとはしない
つまりは「売り上げ」のとれる社員が偉くなり、もうこの会社は社員を「数字」としてしか見ていないようだ
何もかも「数字」を挙げる人が偉いポジションをとる会社になっていることが判明
「数字」がすべてを語るとその上司は言っていたもの
数字に至るまでの工程に遊び心がなければ、健康な会社にはならないと思う
創業者の姿勢はこうやって「数字」で消されていくのだ
でもこれからは「遊びごころで仕事をする」社員がふえれば企業が健康になるとチャ子ちゃん先生は確信している。