近年、様々なメディアで心の不調に対して鍼灸治療が有効であることが紹介されるようになってきました。
先日、久しぶりに積雪となった東京。
積雪当日と翌日に転倒した患者さんが数人おり、転倒による症状に対する治療が続きました。
患者さんがどのように転倒してどこを負傷しているかを確認、優先順位を決めてから施術をしていきますが、局所だけでなく全身の調整を含めて治療をすることで、回復力が高まり痛みなどの辛さに悩まされる時間を短くすることが可能となります。
一般的に打撲などで痛みが出た場合、すぐに冷やして安静にすることが推奨されています。
痛みが出ている=炎症が起きている→その部位が熱を持つ・腫れる→その熱や腫れを引かせるために冷やす
以上のような理由から冷やすのですが、東洋医学では、冷やす治療という考えはありません。
鍼で熱を取り去るような施術をするか、灸で温めて熱には熱を持って制すようにするか、どちらかで対応しています。
ただ、転倒による症状は、直後に出ているものと、数日以上経過した後に出るものとがあります。そのため当院では、来院した時点の症状に対処するだけでなく、他の症状が出た場合の対処方法も考えてアドバイスするようにしています。
体質に関わらずお伝えしているのは、しっかりと睡眠を摂ること。
転倒によって筋肉や靭帯に負担がかかった部位が幾つもあるということは、炎症が起きている部分が多く、体はそれを修復しようとして頑張ります。その時に必要な体力気力を十分にするためには、質の良い睡眠を摂るのが一番。鍼灸治療を受けた場合は睡眠の質も高まりますので、この点においても転倒後に鍼灸治療を受けることはおすすめです。
治療後に患者さんに起こることを完全に予測することはできませんが、治療によって一時的に痛みや違和感をはっきりと感じてしまう可能性があるため、もしそうなったときにどうすれば良いかも考えてお伝えしています。
すでに当院に来院されている患者さんには機会があればお知らせしていますが、まだ知らなかったという方は今後はお気軽にご相談ください。
今熊山に行ってきました。
あきる野市から八王子市にかけて広がる都立秋川丘陵公園の中にあります。
先月、都立小峰公園に行った際に、今熊山の麓にある金剛の滝が気になったので、そこを目的地に歩きました。
今熊神社の駐車場から出発。
登山道というよりも参道のような雰囲気です。
思ったよりも傾斜がありましたが、見晴らしの良い所が幾つかあるので、景色を楽しみながら登りました。
日向と日陰の気温の差が大きく、衣類で調整しながら進みます。
山道としてはきつい道だと思いますが、よく整備されて歩きやすかったです。
寒い中でもふもふしたものを見ると暖かく感じます。
趣のある石灯籠。
小さなお稲荷さん。
山頂が近づいてきました。
狛犬は1匹だけ。
山頂に到着。505mなので高尾山よりも気軽に登れると思います。
遠くに都心のビル群やスカイツリーが見えました。
神社を通り過ぎて、目的地の金剛の滝へ向かいます。
急斜面を下る道。膝にきました。
雪が残っているところは一層寒かったです。
ひんやりした空気の中を進むと、滝が見えてきました。
金剛の滝に到着。
凍っている滝を久しぶりにみました。とってもきれいでした。
滝の右手にある穴を通ってみることに。
真っ暗な中、鎖を掴んで登るのはドキドキしたけど面白かったです。
穴を抜けるとさらに滝が。こちらも本当に美しかったです。
滝から戻る道もきれいでした。
苔や枝にも雪がうっすらと。
往路より復路は早く感じ、気付けば山頂に到着。
山頂のベンチではコーヒーを飲みました。行動食として持ってきた干し芋との相性もバッチリ。
山頂からの眺めを堪能して、下山しました。
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
水面から立ち上っているように見える川霧(蒸気霧)。
オレンジ色の太陽が少しずつ顔を出してきました。
朝日が赤く染める景色はいつまでも眺めていたくなる美しさ。