はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
http://kouwado.com

ポンジュースの思い出

2016-01-31 20:21:54 | 日記
愛媛県で子供時代を過ごした人はみなさん経験されていると思いますが、愛媛では学校給食でポンジュースが出ます

通常の給食の時にも登場することがありましたが、私の記憶に強く残っているのは、毎週土曜日にポンジュースが配られてから下校したことです。
確か途中まではテトラパックのポンジュースだったような。飲み終わった後のたたみ方も決まっていたような気もします。
(正しくたたまないと、ごみがかさばって集めるのが大変という理由だったと思います。)
学校や担任の先生によって違いはあると思いますが、小学校ではポンジュースを飲み切らないと帰れなかったことも
胃腸の弱い私は、すきっ腹に冷たいポンジュースが染みてお腹が痛くなったことも度々ありました

みかん同様、ポンジュースもしょっちゅうもらったりして買うイメージはなかったのですが、今はポンジュースが飲みたくなって買うことが時々あります。
飲んでみて感じるのは、子供の頃に飲んでいたポンジュースより酸味が少なく、甘みが強くなったことです。
この頃はみかんに限らず、甘みの強い果物が主流になっているので、ジュースも甘くないと売れないのかな?個人的にはすっぱくて苦みが少しあるくらいの柑橘類が好きなので、ちょっと残念。

愛媛といえばポンジュース、というイメージが強いですが、実は地元の農協、全農えひめが出しているジュースもとてもおいしいんです!
昔は瓶入りだったのが、最近ペットボトルになったようです。年中帰るものではなくて期間限定商品なので、ネット通販もできるみたいですし、興味のある方はチェックしてみてくださいね。特に粒入りがおすすめです

こちらは夫が見かけて買ってきたポンジュース。


4つ並べてみました。


冬にジュースを飲む時は、冷蔵庫で冷やさず常温で十分。暖房の効いた部屋で冷たいものを飲むのは確かにさっぱりしますが、胃腸を冷やさないようにお気を付けくださいね。
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「神様のカルテ0」を読んで

2016-01-30 00:19:26 | 日記
1年前に発刊されていた夏川草介さんの著「神様のカルテ」シリーズの最新作、「神様のカルテ0」をようやく読みました。

すでに刊行されている1~3巻で描かれた話の何年か前に遡って、主人公の栗原一止が医学生の頃の話や、本庄病院で働き始めた研修医頃の話など、4つの作品が書かれています。

作中にある、この一文が、特に心に残りました。
「人間には神様の書いたカルテがある、医者は無力だ」
そして、いくら無力でもできることはある、とも書かれてあります。

著者の夏川さんは、タイトルに「神様のカルテ」と付けた理由を、インタビューの中で語られています。
『人間がどんなにがんばっても、神様は人間の命に対して決めているものがあるし、人の期待に対して応えてくれる存在ではない。神様に対する面当てぐらいの皮肉なイメージで僕は「神様のカルテ」という題名をつけているんですね』

私は医者ではないけれど、鍼灸師として医療のすみっこにいても、無力感を感じることがあります。
2年ほど前に末期がんの患者さんを治療していた頃は、毎日自分の無力さをを痛感しながらも、それでも何ができるかを模索し続けていました。それには正解はなかったと思いますが、悔いの残らないよう精一杯治療しました。
亡くなられた患者さんがどう思っていたのか、今となっては分かりません。仮に聞いても、いつも優しく気遣ってくださる方だったので、ご自身の気持ちにそっと蓋をして、本当の気持ちを言っていただけなかったかもしれません。
私の独りよがりだったかもしれませんが、そういった状況でも私たち医療者は、今できる最善のことを考えて行うことしかできないし、それが最も大切なことではないかと思いました。

人間の一生が「神様のカルテ」に書かれていて、いつ亡くなるかがたとえ決まっていたとしても、それでも医療に携わる私は精一杯の治療をしていきたいです。

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蝋梅の香り

2016-01-26 22:58:03 | 
散歩中に、ふと良い香りがしてきました。
見ると、蝋梅が



この冬は例年以上に梅の花が咲くのが早く、すっかり咲き切ったところに雪が降り、梅の花も驚いたことでしょう。

西武線の黄色の車両とのコラボレーション。春らしい色合いと、まだ解けていない雪との組み合わせがいい感じです。


大寒の頃らしい天候が続いていますが、日もだんだんと長くなってきたように感じます。
あと1週間ほどで節分・立春を迎えますし、確実に春に向かっているのだと思いました。
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おでんやさん

2016-01-24 21:32:07 | 日記
この冬は暖冬と思いきや、厳しい冷え込みになりました。

冷え切った身体にはお灸がすすめですが、身体の中から速やかに温めるには、温かい食べ物を食べるのが効率的。
鍋もいいし、あんかけもいいですね。うちではこの季節はちょっとした炒め物も片栗粉でとろみをつけることが増えます。

温かい食べ物といえば、私はおでんを思い浮かべます。いつ食べてもおいしいのですが、冬は特に食べたくなります。
子供の頃に母が大量におでんを作ってくれることがよくありました。最初は鍋いっぱいにあるおでんを見るだけでも幸せで、どのおでん種を選ぶか迷うのも楽しかった記憶があります。何日か続いても飽きない料理の一つでした。

最近お気に入りなのは、国分寺駅北口の「おでんや時勢」。
優しいお出汁で煮込んだおでん種はどれを選んでもおいしい!野菜も手作りされているそうなので、それも嬉しいところです。
おでんはもちろん、一品料理もおいしいので、つい食べ過ぎてしまわないように気を付けています
お店のご主人おすすめの地酒も楽しみの一つ
お酒のお供にはいぶりがっこ。実は以前はいぶりがっこは苦手だったのですが、この店のいぶりがっこを食べてから大好きになりました。
あとはナポリタンがとてもおいしいので、締めにナポリタンを食べるのが私たち夫婦のお気に入りになっています。

通い始めて1年と少し経ちますが、大勢のお客さんで混み合っていることが多いので、ご興味のある方は電話してから行く方がいいかもしれません。
(詳細はこちらをご覧ください。)

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2月の休診日

2016-01-23 08:26:17 | お知らせ
2月の休診日のお知らせです。

定休日
7日,14日,21日,28日(日)

不定休日
6日(土),11日(木),29日(月)

*9日(火),22日(月),23日(火)は19時までの営業になります。


よろしくお願いします。
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映画「FOUJITA」を観て

2016-01-21 22:50:30 | 日記
「FOUJITA」を観ました。
画家の藤田嗣治の半生を描いた作品です。
藤田嗣治は乳白色の表現が素晴らしいと云われていますが、私はその乳白色の美しさと、彼の描く猫が特に好きで、美術館にも度々足を運んでいます。
昨年久しぶりに藤田嗣治の絵を観た後にこの作品が公開されたことと、予告編で主演のオダギリジョーさんが藤田嗣治の雰囲気そのままに演じている映像を見たことで、必ず見に行こうと思ってから2ヵ月、公開終了に間に合って良かったです


全体を通して映像が美しく、観る側の想像力を掻き立てる作品です。
ストーリーの起伏がないので、藤田嗣治に興味のない方やよく知らないままに観に行った方には分かりにくいところもあるかもしれません。

私の個人的な感想としては、淡々とした描き方ではあるけれど、藤田嗣治が真剣に地道に絵画に取り組んでいたこと、パリと日本を愛して大切にしていたことが伝わってきて、温かくも少し切なくなるような気持ちになりました。

オダギリジョーさんの演技が素晴らしかったこともありますが、きっと実際の藤田嗣治もこんな雰囲気だったのでは、と思えるシーンが沢山ありました。
芸術に対する熱い想い。誰とでもすぐに打ち解けられる柔らかさの中に、誰にも揺るがされることのない強い意志を持ち続けていたであろうこと。

ラストシーンは、藤田嗣治の描いたフレスコ画。
パリでの華やかな時代、戦時中戦争画を描いていた時代、晩年パリに戻り、夫婦そろって洗礼を受けたこと。
正直分かりにくい場面も度々ありましたが、この終わり方で様々な断片がつながったような気がしました。

このフレスコ画は、フランスの古都ランスにある、フジタ礼拝堂に描かれています。
1966年、藤田嗣治が80歳の時に着手した、平和の聖母に捧げるものなのだそうです。

機会があれば、ぜひ観に行ってみたいと思いました。


映画を観たというよりは、藤田嗣治という人物を追いながら、彼の作品をこれまでとは異なる角度からじっくり鑑賞した、という印象でした。
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雪つもる

2016-01-18 18:53:26 | 日記
この冬初めて雪が積もりました



午前中はみぞれ混じり、午後になると雨に変わったようです。

大寒が近づいてきているので、当然の寒さかもしれませんが、この冬の気温の変化にはびっくりです。

雪景色はとてもきれいだけど、通勤や通学の足にはかなり影響が大きいですね。

明日の朝も足元には要注意。上手に重ね着して、足元からの冷え対策も心がけたいものです。
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花一華

2016-01-15 22:29:56 | 
kukkaさんで買った、アネモネ(セントブリジット)。
アネモネは、昼間は開いて、夜は閉じるのを繰り返すのだそうです。

アネモネの和名は「ハナイチゲ」、漢字では「花一華」と書きます。1本の花茎に1つだけ花を付けるところが由来のようです。






今までのアネモネのイメージは華やかで少し力強い感じでしたが、こちらは繊細で優しい感じがします。
この白さが冬らしくて気に入っています。

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冬の食べ過ぎ飲み過ぎ

2016-01-12 23:57:26 | 養生
小寒に入り、冬らしい気候になってきました。

小寒から大寒にかけては、1年で1番寒い頃とされています。
今年は正月が暖かかったので、これでようやく1月らしい寒さになった気がしますね。


年が明けてから、食べ過ぎ飲み過ぎの影響が出ている患者さんがいます
お腹が張って苦しそうな方、便秘ぎみの方、寝正月で全身がだるくなったままの方、手足の冷えが強くなっている方・・・と様々ですが、上記の症状は食べ過ぎ飲み過ぎが原因となっていることが多いです。
食べ過ぎ飲み過ぎでお腹が張ったり便秘になるのは想像がつきやすいと思いますが、だるさや冷えは関係ないような気もしますね。でも、しっかり関係があります。

正月は朝昼晩と途切れなく何かを口にしている機会が増えます。食べ物や飲み物を次々に送り込むことで、胃や腸はそれらを消化するためにフル稼働し続け、そのためのエネルギーを運ぶために血液は胃腸に集まります。これにより末端が冷えやすい状況が起こります。
食後、落ち着いてから運動をすればそれも解消しますが、寝て過ごすことで消化は遅くなり、胃腸はさらに疲れて働きが鈍くなっていきます。
身体全体も重だるく感じやすくなります。特にお酒や甘いものをたくさん摂った場合は、体内に余分な水分をいつまでも溜め込むようになるため、重だるさは長く続きやすくなります。

以上のような症状も鍼灸治療によって改善させることができます。胃腸の働きを良くして余分なものを体外に出すようにすることで身体は軽くなり、やる気も起きやすくなります。
鍼灸治療以外でももちろん改善が可能です。その場合には、食べ過ぎない、飲み過ぎない、といったことが鉄則になります。
腹8分目とよく言いますが、腹6分目でいいと思います。若い頃と同じ量を食べなくてもいいのです。
半日断食してみるのもいいかもしれません。その際、最低限の水分補給はお忘れなく。飲み物は白湯がおすすめです。


この急な冷え込みで胃腸の働きが鈍くなることもありますので、温かい飲み物や食べ物で上手に乗り切りたいですね。
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黒みりんがあらわれた!

2016-01-10 23:04:45 | 日記
先日「ねじまき雲」で買った、料理家セトキョウコさんのお菓子、「黒みりんのメレンゲ」。
三つ並ぶと、某ゲームのスライムみたいです。



お皿に乗せてもかわいい。


みりんの甘さはやさしくて後味もすっきり。
口どけがとても良く、ほろっと溶けるので、つい次々と口に運んでしまいました。

また見かけたら買ってみたいです。
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猿づくし

2016-01-08 13:22:19 | 日記
今年も無印良品の福缶を購入。

昨年買った時にも猿が入っていたので、今回と合わせて3匹になりました


こちらは玄関に飾っている2匹。
左は「木の葉猿 めしくいざる」、右は「瓦猿」。

こんな感じで置くと、ひそひそ話をしているようにも見えます。


「木の葉猿 めしくいざる」は熊本県玉名郡の民芸品。
木葉山の赤土で祭器を作った残りの土を捨てたら、それが猿に化したという伝説から生まれたそうです。


「瓦猿」は和歌山県和歌山市田中町の民芸品。
田中町は昔から瓦町と呼ばれ、この猿も瓦の製法で作られているそうです。


こちらは待合室に飾っている「三春張子 福招きさる」。福島県郡山市の民芸品です。
三春地方で300年以上前から張り子人形が作られ始めたとか。


猿3匹揃うと、なんだか賑やかな感じです。
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お正月の花々

2016-01-07 13:56:39 | 
今日1月7日は七草粥を食べる日。
年末年始のごちそう続きで疲れた胃を、七草粥で休ませる方も多いのではないでしょうか。

正月飾りを外すのも、関東では1月7日とされています。
初めて作った正月飾り、少し名残惜しい気がしますが、今日で最後です。

少しずつ普段の生活に戻っていきつつありますが、花屋「森のなか」と「kukka」でお正月の花セットを買ったので、当院はもうしばらく正月気分が続きそうです。


待合室に飾っているのがこちら。


菊(シルキーガール・ピンポンマム)、冬至梅、苔梅、松、葉牡丹を組み合わせています。


シルキーガール(シルキーレディとも云うそう)。
菊とは思えない華やかさです。


冬至梅。飾ってすぐに蕾が開き始めました。





玄関に飾っているのがこちら。


姫みずき(背の高い枝)、菊(アナスタシア)、シンビジウム、桐、松、葉牡丹、千両を組み合わせています。



桐はクリスマス前から飾っています。いろいろとアレンジできるので重宝しています。
姫みずきは12月初めに買いましたが、こちらもかわいらしい姿は変わらず。当分活躍してくれそうです。


これだけ花材が揃っていると、どのように生けるか考えるのも日々の楽しみの一つとなっています。

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4人と2匹で新年会

2016-01-03 22:08:43 | 日記
今年は、恒例の師匠宅への年始のご挨拶がなかったので、弟子仲間のお宅に遊びに行ってきました!

おせちをはじめ、モツ煮や炊き込みご飯など、たくさんのお料理がテーブルに並んでいてびっくり!
いろんな話をしながら、ゆっくりおいしく頂きました。
最後に出てきたかぼちゃチーズケーキもとってもおいしくて、レシピを聞いてみると、かぼちゃと生クリームとクリームチーズをミキサーにかけて、あとは炊飯器で調理したそう
うちでもぜひ真似してみたいと思います。


このお宅に初めて伺ったのは、昨年4月。
その時にかわいい2匹の猫さんにもおもてなしを受けたのですが、今回も変わらないかわいらしさでおもてなしをしてくれました
頭が大きくてバンダナをかぶりきれていないのもいい感じです


おやつで誘導しつつ、アップが撮れました!


この子は少し人見知りをすることが多いそうですが、今回はつかず離れずの位置にいてくれて、触ることもできました。


あくび姿もいいですね~


猫じゃらしで遊んでいる姿は、シャッターチャンスの見極めが難しい



おかげでお正月気分を満喫、しかも正月から猫にさわれるというありがたい機会に、大満足の1日でした
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あけましておめでとうございます 2016

2016-01-01 13:54:42 | 日記
新年、明けましておめでとうおめでとうございます

今年は申年。

お義母さんが作った木目込み人形の三猿
まあるいひざ小僧もかわいいです

手前は中川政七商店の、猿みくじ。
こちらもかわいい。


本年もよろしくお願いいたします!
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