今年も冬の北海道へ行ってきました。
女満別空港が近づくにつれて、上空からも屈斜路湖などのきれいな雪景色が楽しめました。
網走駅から釧網線で移動。快速しれとこ号に乗車しました。
シートの白鳥イラストがかわいい。
出発して程なく、巨大なニポポ発見!
流氷が接岸する光景は見事です。
川湯温泉駅に到着。
「森のホール」で昼食をとりました。
人気店なのでかなりの混みっぷり、待ち時間は長かったけれど、サンドもケーキもとてもおいしかったです。
昼食後は、昨年もお世話になったSOMOKUYAさんのスノーツアーへ。
今回は3日連続お願いしており、初日は森の中をスノーシューで歩きました。
動物の足跡を見つけるたびに、その足跡がどの動物のものなのか、古いのか新しいのか、とちらかの方向へ向かったのか、たくさんの情報を知ることができるのでとにかく面白い。
周りの景色も美しく、一歩一歩新鮮な気持ちで進んでいると、目の前を横切る物体が…エゾシカでした!
その後さらに2頭見かけて、なかなかお目にかかれないと言われているエゾライチョウにも会えて、とても嬉しかったです
地面からニョキッと生えているような霜柱発見。これまでみたことのある霜柱の概念が覆りました。
目的地のポンポン山に到着。
地熱が高いエリアで、蒸気があちこちから出ていました。この辺りだけほんのり暖かく(といっても氷点下ですが)、コオロギの一種であるマダラスズの鳴き声が響いていました。
ここでは2階建ての霜柱が!素晴らしい芸術性です。
フロストフラワー(霜の花)、はっとする美しさです。
ポンポン山を後にする頃には、だんだん日が傾いてきました。
木に含まれる水分が厳しい冷え込みにより凍りつき木が裂ける現象「凍裂」の話を始め、実際に様々な樹木を目にしながらガイドさんのお話を伺うと、自然に頭に入ってくるのが不思議です。
凍裂した松の木にぽこっと膨らんでいるところがありました。軽く押してみてくださいと言われて触ってみると、透明な樹液、松ヤニが出てきました。嗅いでみると、さわやかな香り。
この松ヤニをいい香りと感じる人ほどストレスが溜まっているそうです。ほとんどの子どもはこの香りを嫌がるようで、大人でもたまに嫌な香りと感じる人がいるとか。
スノーシューツアーを終えた後、屈斜路湖の白鳥を見に行きました。
夕日が沈む屈斜路湖。
白鳥たちは優雅に過ごしていました。
足跡の三角がかわいい。
眺めていると人の方にどんどん寄ってきて、鳴き声はかなり賑やかでした。
10数年前までは、近くの売店で白鳥用に食パンのミミが売られていましたが、餌付けしているということで問題になったそうです。現在は、白鳥用の餌は販売されていませんが、ポップコーンを与えている観光客がたくさんいました。野生動物との共存について考えされられました。
最後に、川湯温泉の冬季イベント、SOMOKUYAさんプロデュースの「灯の森」を見に行きました。
このイラストはSOMOKUYAのスタッフの方によるものだそう。
この雰囲気、大好きです。
期間中は毎日3組限定で灯をともす人を募集されているそうです。
展示を観ている間に外気温はますます下がり、さすがに顔が痛くなってきました。
温泉の湯気がライトアップされて、ダイヤモンドダストがちょこっとですが見られて感動しました。
この寒さだからこそ体感できる美しさだと思います。