はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
http://kouwado.com

初夏の北海道2023 釧路川カヌー

2023-06-29 20:20:00 | 日記

4日目は、前日に少しだけ歩いた、川湯ビジターセンター裏手のアカエゾマツの森の散策からスタート。

 
ジリ(濃い霧)の中、ゴゼンタチバナをじっくり観察。

散策路沿いにたくさん咲いていました。




SOMOKUYAに移動して、支度を整えた後、釧路川源流カヌーツアーへ。
歩いて移動しながら屈斜路湖に目をやると、鳥の親子を発見。

土田さんがカワアイサだと教えてくれました。とにかく雛の数が多い!
 
カヌーに乗り込む前に景色を堪能。

土田さんがカヌーに先に乗っていたウスバカゲロウを捕まえました。
釧路川の魚たちの大好物とのこと。

カヌーには他にもカゲロウがいましたが、外に出たくないようだったので、乗せたままカヌーツアーへ。

この日はたくさんのカワアイサを見かけました。





カヌーに乗る前に見かけた親子たちにその後追いついて動画を撮ったので、興味のある方はInstagramをご覧ください。
(このブログに動画を貼り付けるのがちょっと面倒なので…)
 
6月の釧路川は水が多くて緑が茂っているので、冬のカヌーツアーとは別世界な感じがします。

アオサギがダイナミックに飛び回っていました。

源流は本当に水がきれいでいつも見惚れてしまいます。





バイカモの花が咲き始め。初めて見ることができて嬉しかったです。

蕾のうちは水中、咲いたら水上に出てくるのだとか。

ミズハコベとクレソンの違いは遠目だとよく分かりませんでした。



新緑の中をカヌーでゆったり下ります。


カワセミがキャッキャッと鳴いては飛び去る。しばらくするとカヌーが追いついて、また飛び去る。白い羽が緑に映えます。



川底が白いと、水の透明度が良く分かります。



これだけ緑が茂っていると、たくさんいるはずのエゾシカを見つけられません。

カヌーの上で飲むコーヒーは格別。




植物や野鳥の話をしながらひと休み。

所々白くなっているマタタビの葉。
花が咲く頃、虫たちに来てもらうために段々白くなっていくとのこと。

流れが急に早くなるポイントが近付いたら、そろそろツアーも終わり。

けっこうカヌーが揺れて、水がかかることもあります。

びるわ橋をくぐったらゴール。





SOMOKUYA土田さんとお別れして、女満別空港へ移動。
美幌峠に立ち寄りましたが、気温10℃で強風のため、展望台まで行くのはやめました。

屈斜路湖見納め。

冬のツアーで来た時に見た景色を眺めてから美幌峠を後にしました。
 





お土産にもらった摘果メロン。
そのまま食べても、甘酢漬けにしても、どちらも爽やかでおいしかったです。
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初夏の北海道2023 トレッキング@弟子屈

2023-06-27 19:38:00 | 日記

3日目はお宿かげやま周辺の散歩からスタート。

じっとこっちを見ているエゾシカ。

群生しているルピナス。

私が知っているルピナスとはサイズ感が違って、すごくたくましい。

かげやまさんによると、厳しい冬の寒さを耐えて咲くからか、他の植物も大きく育つことが多いとのこと。

 
うつむき加減に咲いているオダマキ。
 
散歩から戻ろうとしたところ、夫がエゾリスを発見。
双眼鏡でしばしそのユニークな行動を観察してから宿に戻りました。


朝食のテーブルには小さなお花が。

野菜もパンもコーヒーもおいしかったです。



かげやまさんとお別れした後は、川湯方面へ。

川湯温泉駅

ホームからの眺めも緑いっぱいで瑞々しい。




駅前のPANAPANAで昼食用のパンを買ってから、午後のSOMOKUYAのツアーまでのんびり過ごすことに。
 
アトサヌプリ(硫黄山)も緑。

エゾイソツツジの群生地として知られています。道路からちらっと見える白い花がそうです。

エゾイソツツジを見るのが一番の目的だったので、少し見ただけでテンション上がりました。
 
毎回何度も訪れる、川湯ビジターセンター。

センターの裏手にあるアカエゾマツの森を少しだけ散策。

この時期にしか見られない、ゴゼンタチバナが咲いていました。

センター内には様々な展示があります。
これはエゾマツやトドマツの実をエゾリスが食べた後のもの。みなさんエビフライと呼んでいるそうです。


時間があるので屈斜路湖周辺をドライブ。
23区がすっぽり入る大きさの屈斜路湖。見るポイントによって雰囲気が変わるのも魅力の一つです。
 
久しぶりに和琴半島へ。

風が強くて飛ばされそうな勢い。12-13℃しか気温がなかったため、一気に体が冷えました。

散策路が通行止めになっていたため途中まで歩こうと進みましたが、とにかく風が凄くて寒い!
湖を少しだけ眺めてから戻りました。

戻る途中に咲いていたガマズミの花。

半島の反対側は風がほぼなく、釣り人も多くいました。


PANAPANAのパンで腹ごしらえを済ませた後は、待ち合わせ場所の砂湯へ向かいました。
白鳥たちがいない砂湯。変わりに白鳥ボートが活躍しているようです。


SOMOKUYA土田さんと合流して、トレッキングツアー開始。
まずはポンポン山へ向かいます。以前雪の時期にスノーシューで歩いて以来、2回目です。
(この後の写真の中には動物や動物の骨が写っているものがあります。苦手な方はご注意ください)

緑の屋根があるような感じ。

木の根本に落ちている木の実には小さな穴が空いています。これはネズミが食べた特徴だそうです。

道東特有のジリという濃い霧で服が濡れるような天候でしたが、大きく育った木が守ってくれているような感覚でした。

足元にはつやつやしたフッキソウ。

鳥が食べられた跡。羽を見るとキジバトではないかとのこと。
ピントが合っていませんが、真っ二つに割れたくるみは、エゾリスが食べた特徴だそうです。

前日に六花の森で見たテンナンショウと、森の中でみるテンナンショウは雰囲気が違って見えます。

エゾアカガエルには数匹出会いました。地面と完全に同化しているので、土田さんに教えてもらわないと分からなかったです。

カラマツソウの花

エゾシカの骨。

辺りに点在していました。

フタリシズカ
名前と姿がようやく一致しました。

ヤマブドウの実は成長中。

ポンポン山山頂が近づいてくると、苔が増えてきます。
山頂付近は地熱が高く、冬でも雪が積もりません。湯気が出ているのも目視できます。

暖かいため、一年中コオロギの仲間「マダラスズ」がたくさんいます。真ん中の黒っぽいのがそうです。
山の上に立って地面を強く踏むと、ポンポンと音が共鳴することから名前が着いたそう。飛ぶと、内部が空洞になっているように感じます。




ここにもエゾシカと思われる骨が。
 
下山時は、今私たちが一番会ってみたい鳥、クマゲラを探しながら歩きました。
大きく空いた穴はクマゲラが突いた跡。

夫の手と比べると少しは大きさが分かるでしょうか?

同じ木の裏側にもたくさん穴が空いていました。

木の根本には木屑が散らばっていました。かなりの量です。

こちらはヒグマの爪痕。今年は目撃情報が多いそうです。


途中でいつものコーヒータイム。

特注の紙コップのような形の木のコップは、軽くて口当たり良く、コーヒーのおいしさを引き立ててくれるます。

マツの幼木。

マタタビの花。初めてみましたが、小さくてかわいかったです。

今回は残念ながらクマゲラに会えませんでしたが、ポンポン山にはよくいるようなので、次回以降の楽しみに。
 
最後に緑の屋根を見納めてから、次の目的地に移動。


 
ツアー後半はエゾイソツツジを見ながらアトサヌプリ(硫黄山)まで、つつじヶ原探勝路を散策。
川湯ビジターセンター近くの遊歩道から歩き始めました。

本州では標高の高いところで見られるチシマザサ・クマイザサ・ミヤコザサが、北海道では標高が低くても見られます。この辺りで見られるのはミヤコザサ。

ギンリョウソウ(銀竜草・別名ユウレイソウ)。意外とファンが多いらしい。

アトサヌプリは噴気活動を続けており、硫黄の影響で近付くに連れて植生が変化するそうです。
歩き始めてしばらくすると、ビジターセンターの辺りにはなかったハイマツが多くなってきました。


そしてお目当てのエゾイソツツジも登場。

土田さんから葉を触った後嗅いでみてくださいと言われたのでそうすると、個性的な爽やかな香りが。アイヌの人たちはこの葉をお茶として飲んでいたそうです。土田さんは普段から飲んでいるそう。

小さな花が100個上のものあるそうです。まん丸なのがとってもかわいい。

これは咲く前の状態。

咲き始めた状態。
足元はしっかり整備されているので、普通の靴でも歩きやすいと思います。

ジリ(濃い霧)に濡れた花もきれい。

シラカバ越しのエゾイソツツジ。

実際は写真以上に白い絨毯のように見えました。

遠くに山を眺めながら歩くのは心地良い。



途中からエゾイソツツジの足元にハナゴケを見かけるようになりました。
オレンジ色が胞子の部分。エゾイソツツジとは、共存と競争のバランスをとりながら生育し合っているようです。

ガンコウラン。雪解けの頃に真っ先に花を付け、秋には紫色の実を付ける。ヒグマも食べに来るそうです。

段々ハイマツの方が多くなってきました。


 

寿命が長いハイマツもいつかは枯れる。バクテリアが少ない土壌のため、いつまでもそのまま枝が分解されずに残り、独特の風景が広がります。



エゾイソツツジは一層丸く大きなものが目立つようになりました。

アトサヌプリが近付いてきます。

ハナゴケはより鮮やかなものが増えてきました。

ほぼハイマツの風景に。

アトサヌプリとハイマツ。

探勝路もいよいよ終わり。


15000歩ほどのトレッキングツアーを終えるとさすがに足が疲れ、お腹が空きました。
 
 夕食はすずめ食堂。
エスニック料理が好きな方には特におすすめです。
 
地元のじゃがいもを使ったフライドポテトは、切り方が絶妙。ほんのりスパイスが感じられて、おいしかったです。

アサリとアスパラはいろんなスパイスの味が効いてて、見た目とギャップのあるおいしさ。

フォーは優しいお味でした。





















 
 
 
 
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初夏の北海道の旅2023 帯広・中札内

2023-06-26 21:41:48 | 日記

2日目は帯広市内を散策。

 
エゾシカの像が数ヶ所にありました。

六花亭本店で買い物。

アズマイチゲの絵がとてもかわいい。


十勝は日本を代表する穀倉地帯。一面に広がる田畑は圧巻です。

六花の森が近づいてきました。

駐車場から受付がある建物までの道も美しい。

庭園内を散策します。

紅花一薬草
アヤメでしょうか?北海道では6月が見頃なんですね。

百合の花は数種類咲いていました。

小川のそばにはクリンソウがたくさん咲いていました。





行者ニンニクも。

広い敷地、どこをみても新緑がきれいです。

直行絶筆館。六花亭の花柄の包装紙は、坂本直行さんが描かれたものです。

最期の作品が展示されていました。繰り返し描かれてきた、原野の柏林と日高山脈がモチーフでした。
 
 
斑入りの葉がかわいい。

風に揺れるルリイロトラノオ。

小川の両脇に植えられているのはハマナシ。

エゾスカシユリ

タチフウロ

丘の上にある彫刻作品を見に行くために、芝生の上を歩きます。

丘の上からは見晴らしの良い景色。




柏林。日曜美術館で紹介された作品が展示されています。

直行デッサン館。スケッチブックがそのまま展示されています。

坂本直行記念館。山野草や開拓の風景を描いた作品が展示されています。

直行山岳館。山々を描いた作品が展示されています。

サイロ歴史館は撮影可能。児童詩誌『サイロ』の歴史が紹介されています。

入り口の足元にキノコ発見。

窓から差し込む日差しと新緑がきれい。


写真には写っていませんが、ふわふわと柳絮(りゅうじょ…ヤナギの種子を包んでいる綿毛)が舞っていました。

テンナンショウ
 

最後にサイロ表紙絵館を見ました。

庭園だけでなく、どの建物も趣があって素敵でした。
 
六’cafe

花柄包装紙の風呂敷を買いました。
 
六花の森から車で5分ほどのところにある、六花亭アートヴィレッジにも立ち寄りました。
美術館になっているこの建物は、1927年から1995年まで営業していた、公衆浴場・帯広湯を移築したものだそうです。

外観も館内も趣があって素晴らしかったです。
幾つか美術館があって、どの建物も良かったです。

辺り一面柏の林。

庭園として散策するだけでもいいと思います。








芍薬も見頃でした。

アリウムもいっぱい。



ギボウシはもりもりした感じ。

葉っぱが黄色くなっているけど、多分コデマリ。



吹奏楽団の演奏も。

六花亭の社員の方々だそうです。


 アートヴィレッジを出た後は、約200km先の弟子屈町へ向かいロングドライブ。

十勝の景色は見納め。

帯広市のカントリーサイン。


途中、本別町の道の駅に立ち寄りました。

マスコットキャラクターの元気くん。特産品の豆がモチーフ。

廃線になり、使われなくなった本別駅。





国道241号(もろこし街道)をひたすら走り、足寄町を通過。写真はうまく撮れませんでしたが、緑のトンネルのようになっているところもあり、素敵な眺めが堪能できました。

阿寒湖周辺の山々が見えてきました。

雄阿寒岳


 

大好きな弟子屈のカントリーサイン。木漏れ日が当たって新鮮な感じ。



いつもお世話になっている、お宿かげやまに到着。
食事の時間にこんなに明るいのは初めて。

お野菜と新鮮な魚介類をおいしく頂きました。







食事が終わる頃には日は暮れて、窓からはとてもきれいな空が見えました。


 
















 
 
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初夏の北海道の旅2023 美瑛・富良野

2023-06-25 20:04:50 | 日記
初夏の北海道へ。
6月は初めて。以前から新緑が美しい時期と聞いていましたが、機内からも美しい風景が楽しめました。


 
旭川空港に到着後、まずは美瑛町に向かいました。
 
日本で最も美しい村に加盟している美瑛町。
町全体が可愛らしい雰囲気でした。
 
道の駅もおしゃれ。

道路から丘が見えるポイントがたくさんありました。

バス停もかわいい。

バス停からの景色も素晴らしい。

大きく育ったアカツメクサがあちこちに咲いていました。

他にも花がたくさん。




 
 
美瑛川。かつては白く濁っていたことから、アイヌ語のピイエ(脂ぎって)という意味の言葉からきている説、同じくアイヌ語のピイ・ペッ(石・川)の呼び方からきている説、いろいろと云われがあるようです。



美瑛川近くのお店で、赤麦のパスタを食べました。

しっかりした歯応え、むぎの香りがしておいしかったです。
 
食後は、道道966号(白樺街道)をドライブ。正面に大雪山系の山々が見えます。

青い池。しっかり観光地化されているので、ツアー客の方々がたくさん来られていました。
ほぼ同じ地点から撮影。上がコンデジ、下がiPhone。iPhoneの方が鮮やか。



遠くには雲で霞んでいますが、まだ雪化粧が残る山々が見えました。

道東とは違って道央は水田があります。
車窓からの眺め。山を眺めながら移動。

多分ウワミズザクラと思われる花が、至るところに咲いていました。

道道966号→道道353号→道道291号→国道237号と進んでいたところ、脇道に羊らしい姿が見えたので
寄り道。
近寄ると、毛刈りされたばかりのシュッとした羊たちが草を食んでいました。

こういう群れを眺めていると、必ず1頭は真っ直ぐこちらを見てくれます。
 
車に戻る途中後ろを振り返ると、黒い生き物発見。

黒猫でした!羊を見ている時は全然気づかなかったのでびっくり。
 
再びドライブして中富良野に到着。
Domaine Raison ヤギがいるワイナリーです。

予約していたヤギの放牧地ツアーに参加。
放牧地までの道から成長中のぶどうの実が見えました。

1、2分ほど歩いたところに放牧地が。
ヤギが駆け回ることで土地が耕され、生えている草を食べ、その排泄物を肥料にしてぶどうを育てるのだそうです。

朝搾乳したばかりでもかなり乳房がかなり張っています。

ヤギたたちの中で一番人懐っこいのが、真ん中にいるアサちゃん。
ツアーガイドさんの手のひらに乗せたぶどうの搾りかすが大好物なのだとか。

私たちも食べさせようと手に乗せて近づけたら、秒で完食。
 
この角度からのヤギの表情が特に好きです。

ガイドさんに撫でられて気持ち良さそう。

距離がかなり近い。

夫も撫でて

私も撫でました。


ヤギに囲まれて嬉しいひと時。


ボスヤギのアンジーちゃん。
喧嘩したらめっちゃ強いらしいです。なんとなく迫力がある気がしました。

上から見た座るヤギのお腹の形も好きです。
 
ツアーの後、子ヤギたちへのミルクやり体験もしました。

とにかく勢いがすごくて、特に強い子が他の子を蹴散らして哺乳瓶めがけてやってきます。
自然の摂理とはいえ、複雑な気持ちに。体が小さくて弱い子を見つけて口元に持っていくようにしてみました。


 
ヤギたちとお別れした後は、宿泊地の帯広市まで移動。
 
途中、狩勝峠で休憩。

幾つかカントリーサインを取り損ねていましたが、ようやく1枚撮影できました。




国道237号→国道38号→道道465号→道道1117号→国道241号とドライブして、2時間ほどで帯広市に到着。

十勝のモール泉に入って就寝。モール泉は筋肉の疲れをとる効果が高いように思います。
温泉に入りすぎると疲れるので朝風呂は入らないことが多いですが、モール泉は別。
朝風呂も堪能してから宿を出ました。
 
 
 




















 
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開院12周年を迎えて

2023-06-02 14:26:00 | 鍼灸

本日6月2日で開院12周年を迎えました!

干支でいうとひとまわり、キリの良い数字ではないけれど感慨深いものがあります。

現在0歳から92歳まで、幅広い年齢の患者さんが来られていますが、この1年で患者さんのお子さんを診る機会が増えました。

子どもにも鍼灸治療するというと、子どもに鍼するの?子どもなのにどこか悪いの?と驚かれることがよくあります。

具体的な症状や疾患がある子もいれば、病院で調べても問題ないけれど不調が出ている子もいます。

鍼、と聞くと大人でも怖いというイメージを持つことがあるので、施術する際の雰囲気作りに気を付けています。

怖がらせないように。好奇心を持ってもらえるように。気持ち良いと感じてもらえるように。

当院の場合、10歳頃までの子どもには、皮膚を撫でさすったり、軽めのお灸をしたりします。施術時間はあっという間ですが、ご機嫌良く過ごしてもらえるとそれだけで私も嬉しくなります。

高校生や大学生になると、大人とほぼ変わらないような施術をすることもあります。

鍼灸治療による効果の現れ方は年齢や体質によって様々。若い人や敏感な人は効果が早く現れる傾向にありますが、子どもでも刺激をしっかりした方が良い場合があるし、大人でも刺激を子どもと同じくらい軽めにした方が良い場合があります。

子どもの頃に鍼灸治療を受けておくと、自分の体調の変化に気付きやすくなったり、早めに対処することで症状が軽めで治まったりすることがあります。

年齢が若いほど施術回数は少なくて済みますが、年齢を重ねても、適切なタイミングで施術を受けることで同じ効果が望めます。

あらゆる年代の患者さんがそうなれるよう、13年目も精進します。



 

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