゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

うまさ追い30年 結実「道産米の挑戦」

2010-05-20 16:10:18 | ほっかいどう関連情報

栽培・管理の技術も向上                                                      北大大学院農学研究院准教授 川村周三さん

今や道産米は日本で一番おいしくなりました。「根拠を示せ」とよく言われます。私が1991年に全国各地のコメを集め初めて食味試験をした時は「きらら397」が6位に入る程度。ところが、2004年に再び試験をした時には「ほしのゆめ」など道産米が上位を独占しました。1回の試験では信頼性が足りないため、その後3年続けましたが、やはり同じ傾向でした。全国各地の「コシヒカリ」の多くは道産米よりも低い評価でした。ブランド力は絶大でも、特に暖かい地域で作られたコシヒカリは食味に劣るなど、品質のばらつきが大きいのが実情です。道産米の転機となったのは、きららの開発でした。耐冷性を確保したまま、コシヒカリの血統を入れることに成功したのです。また、コメは含まれるタンパクが多いと、硬くて粘りが少なくなってしまいますが、このタンパクを抑えるため、道内の農業試験場が90年代から、肥料を少なくする栽培技術を農家に広めてきたことも奏功しました。道内の農試や大学、農業団体でつくる組織を中心に、収穫後の管理技術の開発に力を入れてきたことも大きい。96年に上川管内鷹栖町にコメを乾燥・貯蔵する大型のカントリ-エレベタ-ができました。そこでは、トラック1台ごとに荷台のコメをタンパク値などで自動選別する装置や、脱穀した玄米を色で自動選別する装置など道内独自の技術を実用化しました。加えて、モミのまま選別・保管したり、冬の外気を使って超低温で貯蔵する独自技術もあり、多くは2002年ごろまでに道内約30ヵ所で順次完成したカントリ-エレベ-タ-に導入されました。味に敏感なコメ卸しの方々から「道産米はおいしくなった」と言われるようになったのはこのころからです。今では北海道を手本に、道外でもこれらの技術を入れる動きが出ています。品種改良に加え、栽培技術、収穫後の管理技術の3本柱があったからこそ、高い評価を勝ち得たと言えます。

かわむら・しゅうそう 83年北大大学院農学研究科博士課程修了後、同年4月から同大助手。97年助教授(07年から准教授)。専門は収穫したコメの管理技術など食品加工工学。広島市出身。56歳

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高齢女性の元気 花咲く

2010-04-05 15:32:51 | ほっかいどう関連情報

店員は平均82歳 留萌に衣料品店

100_7524 【留萌】平化均82歳の女性たちが運営する衣料品店が1日、留萌市中心部の空き店舗にオ-プンした。過疎化や高齢化が進む中、「お年寄りの力を若い人にみせよう」と開店を思い立った。初日から多くの市民らが訪れ、女性たちは笑顔で出迎えた。スタッフは市内の73~95歳までの38人。高齢者福祉に取り組むNPO法人「ウイシュ」=下田ユキ理事長(73)=が開く宅老所に集まる元気な女性たちだ。今年2月に商店街の中心的存在だったラルズプラザ(錦町2)が撤退し、下田理事長が「新たな生きがいのため店を出そう」と提案した。夫に先立たれ、1人で家に閉じこもりがちな人も多かったからだ。女性たちも乗り気で、中心街活性化のため市が確保した旧ラルズプラザ内の公共スペ-スの一部を借りた。店は「これから一花咲かせよう」との願いを込め、「人花」と名付けた。扱うのは旧ラルズが無くなったことで、手に入りにくくなった女性用下着を中心に、靴下や男性用のランニングシャツなど40品目、計600点。仕入れはウイシュの職人がサポ-トする。下田理事長は「外に出ることで、化粧をしておめかしする。店で自信を付けて、長生きしてもらいたい」と話す。営業は午前10時~午後6時。定休の水曜を除き、毎日2、3人す゛つ交代で店に立つ。初日に販売を担当した鈴木芳枝さん(80)「この年で店をやるとは思わなかった。長く暮らしている留萌で、マチのために動けるのはうれしいわ」と笑顔で話していた。

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2010・サッポロ・シティ・ジャズ~7月11日らか~

2010-03-29 15:22:46 | ほっかいどう関連情報

集客10万人以上目標

100_7521 ジャズの街・札幌を象徴するイベント「サッポロ・シティ・ジャズ」。本年度は10万人以上の集客を目指す。今回はイベントの重複を避け、期間を過去最長の50日間とした。また、開幕・閉幕は道内のプロによるステ-ジとしたのが特徴だ。

初日(7月11日)の「北海道JAZZ1(仮称)」には、道内で活躍するプロ7~8組主演。最終日(8月29日)の「北海道JAZZ2(仮称)」には札幌出身の不破大輔さん率いる即興ジャズ楽団「渋さ知らズ」など7~8組が主演。昨年は1日だけだったのを開幕・閉幕イベントとして独立させた。国内外のプロが主演する「ホワイトロックミュ-ジックテントライブ」では、日野皓正さん、TOKU&MARLENE(トク&マリ-ン)ら有名プロに並び、7月16日に札幌・ジュニア・ジャズスク-ル出身のアルトサックス奏者寺久保エレナさんが出演する。序盤2日間の「パ-クジャズライブ」には千人を超すアマチュアが出演。市役所西駐車場、道庁赤れんが広場など、市内10ヵ所前後でライブを繰り広げる。日程その他詳細は下記にてクリック確認

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札幌都心 ミツバチ飼育

2010-03-22 18:03:25 | ほっかいどう関連情報

5月からビル屋上に巣箱 子供たちに開放、商品開発も

札幌の都心でミツバを飼う「サッポロ・ミツバチ・プロジェクト」が5月から始まる。東京・銀座のミツバチ飼育にならった試み。ビル屋上に巣箱を置き、ミツバチがみつを集める花が咲く初夏にかけ、はちみつを採る。子供たちにも参加してもらい、自然と触れ合う場を提供するほか、はちみつを使った洋菓子の新商品開発も目指す。地域再生に関する調査研究などを手がける札幌の会社「ノ-ザンクロス」に事務局を置く実行委員会が計画。札幌市中央区南1西4のビル屋上に巣箱2、3箱を設置する。実行委メンバ-らが桜の咲く5月上旬から、道内の養蜂業者の技術指導を受け、ミツバチを飼育。最も多い時期で2万~3万匹を飼い、子供たちにも、みつを採ってもらう。ミツバチ・プロジェクトの実行に当たり、サポ-ト会員を募って運営資金を提供してもらう一方、採れたはちみつは分配する。市販はしない予定だ。同社ミツバチ・プロジェクト担当の酒井秀治さん(35)は「札幌は都心に緑が少なく、子供たちが自然に接する機会が少ない。ミツバチを通して自然の大切さに気づいてほしい」と話す。さらに、市内の洋菓子店と強力して「札幌産はちみつ入り札幌スイ-ツ」を作り、新しい地域ブランドに育てたいという。都会のビル屋上で養蜂業者以外がミツバチを飼うのは、NPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」が2006年に始めた。はちみつは洋菓子店でケ-キやマカロンに、老舗バ-でカクテルに使われている。

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若者雇い集落支援

2010-03-22 15:17:41 | ほっかいどう関連情報

喜茂別町、都市から10人 月給16万5千円移住促す狙いも

【喜茂別】後志管内喜茂別町は新年度、札幌など都市圏の若者10人を非常勤職員として採用し、市街地以外の集落に住む高齢者らの生活を手助けしてもらう事業に乗り出す。任期は2年間で、月16万5千円の報酬を支払い、住居や車を無償提供する。田舎暮らしにあこがれる若者の移住を促す狙いもある。

都市圏の住民を受け入れ、地方の活性化につなげる総務省の「地域おこし協力隊」事業を活用する。道によれば集落支援に活用するのは珍しいという。計画では町内16集落を5地区に分け、1地区に若者を2人ずつ配置。地域要望に応じて除雪や冠婚葬祭の手伝い、通院や買い物の送り迎え、ごみの不法投棄のパトロ-ルなどをしてもらう。地域事情に詳しい住民らが「集落支援員」となって若者をサポ-トする。4月上旬にも募集を始め、6月ごろ採用する。新年度予算に事業費3640万円を計上した。16集落は人口の4割以上が65歳以上といい、町は「若者が集落にいるだけで高齢者には心強い。集落が気に入り定住してくれれば」と期待している。

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石狩鍋 冷凍食品に

2010-03-20 15:53:30 | ほっかいどう関連情報

地元老舗店が商品化 素材の風味損なわず

100_7496石狩石狩の老舗石狩鍋店「あいはら」(弁天町番外地)は、石狩鍋を冷凍食品にすることに成功し、販売を開始した。石狩鍋の冷凍食品化は初めてで長期保存できることから今後、観光土産としても注目を集めそうだ。本場の石狩鍋を家庭でも気軽に味わってもらおうと、あいはらは20年ほど前からサケと野菜、汁などを入れた「生セット」を販売してきたが、日持ちしないのが難点だった。冷凍食品化も、氷点下20~30度の瞬間冷凍では豆腐が高野豆腐のようになり、見送られてきたが、店主の相原武典さん(66)の知り合いから氷点下60度で瞬間冷凍できる設備を備えた冷凍機メ-カ-を紹介され、昨年10月から実験をスタ-ト。2月中旬に厚田区で開かれた石狩冬まつり会場で、小分けにしていったん冷凍した石狩鍋を提供したところ、「店で食べる味と変わらない」との声が寄せられたことから販売することにした。冷凍食品の石狩鍋は、ツキコンニャクだけは固くなるため入っていないが、サケはもちろん、キャベツや豆腐、長ネギなど店頭で販売しているのと同じ材料で作られ、汁の量だけ増やしたという。相原さんは「氷点下60度で瞬間冷凍することで食材の風味が損なわれず、満足できる商品ができた。秋サケの時期に向け、PRしていきたい」と話している。商品は「北海道石狩『あいはら』石狩鍋」(1人前750㌘入り)で、価格は店頭と同じ1260円。温めるだけで食べることができる。店頭で販売するほか、電話注文で配送も行う。問い合わせは、あいはら℡0133・62・3019へ。

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ガ-デン街道に脚光

2010-03-15 17:44:35 | ほっかいどう関連情報

旭川、富良野、十勝7ヵ所結ぶ200㌔ ツア-企画相次ぐ

100_7490 旭川、富良野と十勝管内の七つの観光庭園が連携して売り込みを図る広域観光ル-ト「北海道ガ-デン街道」が、道内外の観光関係者の注目を集めている。大手旅行会社が相次いでツア-を企画し、ドイツの「ロマンチック街道」のように知名度の高い街道に-と、期待が高まっている。庭園の連携は、倉本聡さん脚本のドラマの舞台となった風のガ-デン(富良野)が人気を呼び、昨春の開園から1年めで21万人が入園したのがきっかけ。設計者で上野ファ-ム(旭川)経営の上野砂由紀さん(35)と十勝千年の森(十勝管内清水町)の林克彦社長が「北海道は草花の成長が良く、海外からの観光客の関心も引ける」と呼びかけた。これに、十勝管内の十勝ヒルズ(幕別町)、六花の森(中札内)、紫竹ガ-デン(帯広)、真鍋庭園(同)が賛同。これら7庭園で昨年10月、「北海道ガ-デン街道協議会」を設立した。7庭園を結ぶ200㌔余りのル-トを観光地や風景、食材とともにPRする戦略。3月にはホ-ムペ-ジを開いてパンフレットを配り、7庭園に共通ロゴマ-ク入りの看板を立てる。4月29日には共通入園券を発売する。大手旅行会社の日本旅行は2月4日から、空路とレンタカ-の利用に宿泊、共通券を組み合わせたツア-を発売し、予約が入り始めた。クラブツ-リズムなど他の大手6社も3月から順次、ツア-を発売する予定だ。協議会は2月、観光資源活用の好例として高速道路交流推進財団(東京)からし支援金1千万円を受けており、ガ-デニング専門誌ビスの八木波奈子編集長=小樽出身=は「7庭園は個性が違い、飽きさせない。庭園をめぐる街道は他に例がなく、人気を呼ぶはず」と話している。

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元気!な植物たち「ニリンソウ」-春編-⑤

2010-03-09 18:54:00 | ほっかいどう関連情報

勇気を運ぶピンクの蕾

100_7488 ニリンソウと一口で言っても芽出し、蕾、花(花弁ではなく、がく片)、実といろいろな段階があって、花にも同じ形のものは一つとしてないことに気付きます。細長いものから短いもの、通常の白だけでなく緑色や先端が赤みを帯びているものもあります。今まで出会ったニリンソウの中で最も勇気と元気をもらったのは、春の太陽の柔らかな日差しを浴び、ふ「っくりとしてほんのりピンクの蕾。ファインダ-から眺めているうちに、桃太郎が生まれる瞬間のように思え、「桃太郎」と名付けてしまいました。もうすぐ春です。森へ出かけ、そこにいるニリンソウのすべてを見て、その中でご自分のお気に入りのニリンソウをぜひ見つけてください。植物は地球の元気そのもの。その生命エネルギ-を積極的に五官で取り入れることが漢方での病気予防の基本です。ニリンソウは薬用植物でもあり、根茎部分は地烏と称して疼痛、打撲傷、解毒などの効果があるとされています。ただ、猛毒のトリカブトと似ているので注意が必要です。もうすぐ4月。年に一度の植物たちの春の祭典が始まります。近くの森へ出かけ植物たちの元気をもらってください。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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元気!な植物たち「カタクリ」-春編-④

2010-03-09 18:53:00 | ほっかいどう関連情報

すり傷に効能 滋養にも

100_7487 可憐、繊細、優美、温和・・・あらゆるステキな言葉がすべて当てはまってしまうスプリングエフェメラル(春の短命植物)の代表選手、カタクリです。毎年4月下旬、カタクリが満開になり、春の訪れを祝う植物たちの「春の祭典」が最高の時を迎えます。写真の元気なピンク色の花の手前に黒い帽子(種の残骸)をかぶった細い緑色の茎、これが1年目のカタクリです。このか細い芽が2枚の葉に成長するのに5~7年、花を咲かせるまでには7~10年かかると言われます。写真はまさに、生なカタクリと10年先輩との共演なのです。少しずつ光合成を続けながらエネルギ-を蓄え、じっくりと時間をかけて子孫を残す営みを続けているのです。良質なでんぷんを含む根は、すり傷、でき物、湿疹、さらには下剤や滋養剤に使われる薬用植物でもあります。また、カタクリは、根も若葉も山菜としても知られていますが、自然豊かな道内といえども、今や貴重な植物です。カタクリの元気は口からよりも目から取り入れることをお勧めします。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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元気!な植物たち「エゾエンコ゜サク」-春編-③

2010-03-09 18:52:00 | ほっかいどう関連情報

根に血行促進する作用

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1年のうちで、地上に姿をとどめている期間が、春先のわずか4~5週間だけの植物たちのことを春の短命植物(スプリングエフェメラル)といいます。エゾエンゴサクはその代表選手の一つです。4月上旬に実にさまざまな形状をした勢いある芽出しが始まり、4月下旬にはあっと言う間に森の林床を鮮やかな青紫色に染め上げてしまいます。春の陽光を浴びたクルマバックバネソウの葉のそばで、高貴な青紫色の花を咲かせているのがエゾエンゴサクです。近寄って見つめると、植物たちの会話が聞こえそうです。目から飛び込んでくる感動も心を元気にするクスリです。漢方では、その塊茎(根)延胡策と呼ばれ、精気を巡らせ血液の流れを良くする理気、活血の作用があり、安中散、神効湯などの漢方薬に配合される生薬です。山菜としても知られていますが、地球レベルで植物たちが減り続けている現代。こんなに美しい植物を食べるだけのために摘み取るにはあまりに惜しいとおもいます。(堀田清・北海道医療大准教授)

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元気!な植物たち「クルマバックバネソウ」-春編-②

2010-03-09 18:51:00 | ほっかいどう関連情報

地下茎に鎮咳(ちんがい)、抗菌作用

100_7484 それまで、ほとんど笹だられだった北方系生態観察園の植物調査を行ったのが1997年。以後、繁茂していた笹を駆除しながら林床を整備するうちにいろいろな植物たちが増え続け、荒れていた森がどんどん元気になっています。雪解け後の森でも早く動き始めるクルマバックバネソウも増え続けている植物です。日当たりの良い所では3月下旬に芽出しが始まります。雨が降った翌日の早朝には、たくさんの水滴をつけたみずみずしいクルマバックバネソウの葉っぱを見つけることができます。降り注ぐ陽光の中で楽しく踊っているかのようで、心がとても温かくなります。「大地に流れる生命エネルギ-を感じる」ことも病気予防に欠かせないことです。「心身一如」は漢方の基本なり。衝羽根草は、秋、熟した紫色の果実が羽子板に使う羽根の重り、ガク片が羽根のようになることからついた名。春の芽出しから秋の実になるまで、ずっと見守り続けるのも楽しいものです。地下茎部分は、王孫と呼ばれ、鎮咳、抗菌作用のある薬用植物でもあります。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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元気な!植物たち「オウレン」-春編-①

2010-03-09 18:50:56 | ほっかいどう関連情報

小さくてもたくましく

100_7482 漢方では万物は常に変化するものと考えられ、生(生まれ)、長(成長)、化と収(転換点から収束)、蔵(必要なものだけを貯蔵)-の五運として表されます。春は五運のうち生のステ-ジで「発陳」と称し、文字通り古い殻を脱いで冬の間に準備したエネルギ-を一気に発散させ、1年間を元気良く生きていくためのスタ-トダッシュの季節です。植物たちの弾けるような元気いっぱいの森へ出かけ、「発陳エネルギ-」を探してみませんか。雪解け直後の4月になると、花芽を大切そうに抱いた元気なオウレンの折れ曲がった芽が地上に顔を出します。芽が直立して花を咲かせるようになっても、高さ10㌢ほどにしかならないオウレン。小さいけれど優しく力強い「発陳エネルギ-」を感じてください。オウレンの地下茎部分は黄連と呼ばれ、のぼせを伴う精神不安、不眠、鼻血の症状に使われる三黄瀉心湯や黄連解毒湯など、さまざまな漢方薬に汎用される生薬です。

  ◇

漢方に詳しい堀田清・北海道医療大薬学部准教授が同大北方系生態観察園(当別町)で自ら撮影した写真とともに、植物たちが持つ不思議な力を紹介します。最終シリ-ズの第4部は春編です。

ほりた・きよし 1958年、日高管内浦河町生まれ。北海道医療大薬学部卒業、北大大学院薬学研究科修了。95年現職

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「地域存続」目指す厚岸の酪農家

2010-03-02 18:11:19 | ほっかいどう関連情報

ひと2010 樋浦 泰夫さん

100_7481 「100を生産するなら、一人で100を作るより、10人で10を作る方がいい。10通りの発想があれば、力が生まれる」 過疎の酪農地帯に暮らす者同士、支え合ってきた。その思いが、言葉ににじむ。釧路管内厚岸町トライベツ地区で乳牛約80頭を飼う。標茶高校を出て家業を継ぎ、懸命に働いて、気づけば地域は存続の危機にあった。高齢化と後継者難。今の世帯数15はピ-クの4分の1だ。協力して営む葬儀も、総出で準備する収穫祭も、続けられるか危うい。営農する13戸で昨年6月、「トライベツの未来を考える検討委員会」をつくった。委員長として仲間と知恵を絞り、今年1月、道内酪農界では珍しい「地域存続」の構想をまとめて、全15戸の合意を取り付けた。共同で農業法人をつくり、各農家の生産性を高める飼料センタ-と、離農者の受け皿となる酪農場を運営する構想は、離農跡地を取得して規模を拡大する流れの逆を行く。「規模拡大でいいじゃないか」と言った若手農家に、「地域に人がいること」の大切さを説いた。家庭や経営の事情が異なる農家が歩調を合わせるのが、そう簡単でないのは承知の上。「難しいから面白いべや」と笑う度量と明るさがある。新潟から戦後入植した両親と、妻、長男一家の8人暮らし。ミステリ-小説を愛読する。厚岸町出身。50歳。

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道米“ゆめぴりか”目指せ豊作

2010-02-25 15:32:34 | ほっかいどう関連情報

適切な栽培法 冊子に

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道米麦改良協会やホクレンなどは、昨年の冷夏で不作に終わった道産ブランド米の新品種「ゆめぴりか」の適切な栽培方法をまとめた冊子を作製した。道内技術講習会などで使用するほか、全道の生産農家に配布する。「ゆめぴりか」は昨年約1万㌧が収穫されたが、冷夏の影響で独自の品質基準を満たすコメは約1千㌧にとどまった。ただ、農家によって品種に差があったことから、同協会など関係機関は栽培方法を再検証。計29㌻の冊子ではこれらの検証結果を基に、稲を低温から守る水の管理の徹底や、肥料を入れすぎないことなどが品質安定につながることを、詳細にデ-タを付けて紹介した。昨年約3千㌶だった「ゆめぴりか」の作付け面積は今年は約5300㌶に増える予定。栽培農家も昨年の約3千戸から5千戸前後に増えるとみられ、品質にムラが出ない栽培技術の確立が課題となっている。

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札幌ゆきまつり 2010・2/5~11

2010-02-06 12:26:10 | ほっかいどう関連情報

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