゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

血小板、大量作製可能に

2011-12-14 16:47:57 | 健康・病気

京大、東大が開発 ips細胞を使用

100_8334 人工多能性幹細胞(ips細胞)を使い、体外で血小板のもとになる細胞を大量に作り出す手法を京都大ips細胞研究所の江藤浩之教授(再生医療)らと東京大のチ-ムが開発し、米国血液学会で発表する。止血する機能を持つ血小板は輸血に利用され、献血で集められているが、血液は不足傾向。もとになる細胞は無限に増やせ、血小板の安定供給につながる。チ-ムはこの細胞を保存するバンクをつくり、繰り返し輸血が必要な血液がんや骨髄の機能が低下する再生不良性貧血に放射線を当ててほかの細胞を殺すため、ips細胞の臨床応用で懸念されるがん化の恐れがないという。チ-ムはヒトのips細胞を血液のもとになる細胞に分化させ、二つの遺伝子を導入しタンパク質を加えて培養。すると血小板を作る巨核球のもとになる細胞ができた。この細胞は未熟な状態の巨核球で無限に増え、事前に入れた薬剤を抜くことで2~3週間かけて巨核球へと成熟し、血小板になった。マウスに投与すると、傷ついた血管に血栓ができ、止血できた。血小板は常温保存しかできず有効期限は数日だか、未熟な巨核球は凍結保存できる。ヒトの体内では一つの巨核球から血小板が約2千個できるが、今回の方法では多くて40個。血小板を生むのに最適な培養環境があるとみられ、江藤教授は「もっと効率よく作る方法を開発し、今後3~4年で臨床研究に入りたい」と話す。

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カラスの記憶力 人間以上 ?

2011-12-14 16:15:09 | うんちく・小ネタ

宇都宮大など実験   一年後も色を認識

100_8331 カラスの生態に関する研究を続けている宇都宮大農学部の杉田昭栄教授(動物形態学)らのグル-が、中部電力との共同実験でカラスが少なくとも一年間は色を記憶できることを突き止めたことが分かった。鉄塔への営巣による送電トラブルなどの被害に悩む中部電力が、2008年に杉田教授側に依頼したカラスの生態研究の一環。10ヶ月間までの実験内容は動物行動、心理学の国際誌の電子版に既に掲載。杉田教授は「色彩を一年間覚えているのは、人間でもなかなか難しい。記憶の一側面では、人間より優れている可能性がある」と話している。実験はハシブトガラス241羽で実施。ケ-ジ内に密閉された同じ容器を二つ用意し、ふたにそれぞれ赤と緑、青と黄の2色のマ-クを描いた。赤と緑の方だけに餌を入れてふたを破って食べられるようにし、数日間訓練してパタ-ンを覚えさせた。その後、通常の飼育をして1、2、3ヵ月後、半年後、10ヵ月後、一年後の計6期間を4羽ずつに分けて同じ実験を実施。24羽のうち18羽が90%以上の餌の取得率だった。一年後も4羽のうち3羽が90%の取得率だったことから、一年間記憶を持続できると判断した。杉田教授は「記憶の長さが分かれば、対策の効き目がどれくらい記憶として続くかが推定でき、営巣場所への対策も期待できる」と分析。中部電力も「カラスの生態に関する基礎的な知見が蓄積していくことで、将来有効的な対策法が見出せれば」としている。

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