東大グル-プ調査 45歳以上で顕著
予防可能な生活習慣病や外傷による死亡のうち、関連要因として最も多いのは「喫煙」とする研究結果を東京大大学院の池田奈由特任助教授らのグル-プがまとめ、25日までに米オンライン科学誌プロス・メディシンに発表した。喫煙が関連した死者は2007年、推定で12万9千人に上ったとしている。 池田助教によると、厚生労働省が07年に行った国民健康・栄養調査や人口動態調査のデ-タなどを使い、喫煙や高血圧、高血糖、アルコ-ル摂取など16の要因に関わる死亡者数をそれぞれ推計、比較した。その結果、喫煙が関連した死亡が最も多く、高血圧関連が推定10万4千人で続き、運動不足関連も5万2千人に上った。喫煙関連のがん死亡者数は45歳以上で増加傾向にあり、1980年と07年を比較すると男性で1・9倍、女性で2・5倍増えていた。池田助教は「喫煙対策の重要性をあらためて示している」と話している。
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