熱しやすく覚めやすい国民性の消費文化
かって国内の生産者を天国と地獄の憂き目に逢わせたワインブ-ム。 健康志向に関係あることには皆さん大変敏感に行動します。老化や長寿を阻害することに深く関わるといわれている、活性酸素を除去する抗酸化剤。鉄が赤くさびつく劣化現象と同じことが体内でも一生涯継続されていく。これを緩和する有効的手段がポリフェノ-ルなどの抗酸化剤の摂取であると。 美食家で知られ、独自の食文化を堪能するフランス人は欧米諸国の中でも長寿国民であることは知られています。彼らは特にワイン愛飲家で、その中に含まれる赤ぶどうの皮に大量に含くまれるポリフェノ-ルの一種“レスベラトロ-ル”が有効成分であることが分かってきました。 わが国のアルコ-ル飲料市場は、独自の日本食文化と嗜好の差異とで多種多様な展開をしています。逆に生魚の鮮度維持の技術革新は、日本食文化の輸出を可能にしてしまいました。 だがワインでの摂取を自粛した国民に、レスベラトロ-ルの有効利用は新たな展開を迎えました。サ-チュイン遺伝子(長寿遺伝子)の活性化が長寿に欠かせない要因であると。 食生活の習慣で、成人以降腹八分目ないし腹六分目で生涯体重の変動が無い状態を継続し適宜運動を欠かさない高齢者には、この遺伝子が有効に活性化されている。 又途中で減量を実践しても、ある時期からこの遺伝子が現出することも分かってきました。 当然、食生活を独自に堪能しながらも有効成分の体内への取り込みは正常体維持に有効と思われます。例え、一時的に異常体に陥っても正常体へ回復してくれることを示唆しています。ラットでの実証試験で確認できているようです。問題は量的な有効度は自身での確認が必要なことのようです。最近、NHKスペシャルで取り上げられたことは記憶に新しいところです。元気できれいで長生きし生涯現役で社会に貢献し続けたいものです。そのことの可能性を示唆しています。
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