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生きるしくみ「血圧は変わる」

2009-05-07 15:46:14 | 健康・病気

個々の測定値気にせずに當瀬規嗣解説

家庭用血圧計が普及したため、日常の健康管理として血圧測定が一般的になりました。しかし、その値の意味を誤解して、血圧は一定だと思っている人も多いようです。実は健康な方でも血圧は時々、大きく変動します。夜間の睡眠中は低い傾向があり、日中活動しているときには高くなります。何げない歩行や、立ったり座ったりするような動作でも血圧は上がります。逆にお風呂から上がったときなどは血圧が下がってきます。なぜ血圧は変動するのかというと、人は常に体を動かすからです。いろんな動作によって体の各部分の血液の必要度は変化します。また、体と心臓の位置関係も変化します。そこで全身に常に必要なだけの血液を送り続けるために、血液を送り出す力である血圧を調整しているのです。血圧を主に調節しているのが交感神経です。交感神経は人が活動するのに適した体の状態をつくり出す神経です。たとえば試合前や、人前でのあいさつなどで経験する緊張は交感神経がつくり出しています。交感神経が活発になると血圧は高くなります。よく血圧を気にして測定を繰り返し、血圧が少しでも高いと、急に心配になる人がいます。でも血圧は一定ではないのです。1回の測定の値に一喜一憂すると、それだけで緊張してさらに血圧が上がります。血圧は毎日同じ時間に、しばらく安静にしてから測るようにします。1-2週間は継続して全体の傾向をみます。血圧はリラックスして測りましょう。(とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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