血圧とは、心臓から血液を送り出すときに血管に掛かる圧力である。血液を心臓だけで全身に行き渡らせるためには、非常に強力なポンプ力が必要となります。それを補うために、血管自体も収縮したり弛緩(緩み・広がる)を繰り返します。血管が収縮することは細くなるので、圧力を上げなければなりません。これが上の値になるわけです。また弛緩することは、血管が広がるわけですから圧力はそれほどかかりません。この値が下の数値です。この上下の数値が上は140-下が90以下位におさまっていると、正常であるといわれます。ところが、このことが誤解され、いつどんな時にでも計測すると、正常値が確保されてなければ、何か変調の前触れであると不安視する方たちが少なからず存在することを、医療従事者は認識する必要がありそうです。つい4~50年前の医学書には、血圧も体温も朝から徐々に上がり、夕方頃にピ-クになると記載されていたとのことです。その後、自身でのコントロ-ルが出来ない自律神経の支配下にあることが認識されます。自律神経は交感神経と副交感神経の作用が機能し、緊張したりストレスが罹ると交感神経モ-ドが働き血管は収縮し圧力は高くなり、逆に副交換モ-ド下のリラックス状態時には血管は弛緩し圧力は低下します。その他①朝の目覚める時一時的に高くなる人②病院で検査時に高くなる人③午後3時頃160位まで上昇④熱めのお風呂に入ったとき瞬間的に上昇し、その後急速に下がる等1日でも、また状況によっても変動するようです。当然慢性的に高血圧の方は、列挙した状況時には更なる上昇が現出し、220等という危険な状態になるようです。ある職場で午後3時ごろ測定したとき全員が上、160ラインを計測したことが報告されています。仕事か佳境に入ると、血管内に余分な物が滞留したり(疲労成分など)緊張状態になったりで血管に柔軟性が無くなってくることが想像できます。それにしても、常に上昇や低下などの現象が現れることを認識し、マッサ-ジやストレッチなどを習慣化して柔軟な筋肉を確保したい物です。それが血管や血流に関連した疾病の防御になるようです。
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