初期人類 南アの猿人 化石調査
[ワシントン共同]アウストラロピテクスなどの初期人類は、女性は生まれた群れを離れて移動する一方で、男性は一ヵ所にとどまる傾向があったとする研究結果を米コロラド大や英オックスフォ-ド大などの研究チ-ムがまとめ、2日付けの英科学誌ネイチャ-に発表した。 チンパンジ-やボノボ以外の霊長類には見られない行動で、人類は200万年以上前から、花嫁を迎えるような特性を持っていた可能性を示すという。研究グル-は、南アフリカの洞窟で発見された約240万~170万年前の猿人のアウストラロピテクス・アフリカヌスと、バラントロプス・ロブストスの計19体の歯の化石を調査。化石に含まれる放射性ストロンチウムの同位体の割合を分析した結果、歯が小さく女性とみられる9体のうち、5体は数㌔~数十㌔以上離れた場所から移住してきたとみられ、男性は10体のうち1体だけだった。
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