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あくびのなぞ「當瀬規嗣解説」

2007-09-19 17:00:00 | 健康・病気

あくびは私たち大学教員の敵です。講義中に学生にあくびをされ                             ると相当に傷つきます。私は、あくびをされた講義が終わると、大                             いに反省して講義を修正することにしていますが、あくびはなかな                            か退治できません。私の実力もこの程度ということでしょう。ところ                           で、あくびがなぜ起こるのでしょうか-。実はもうひとつ明らかにな                            っていません。あくびは眠気が差したときや、退屈をしている時に                             出ます。その説明として、眠気や退屈で呼吸が弱くなり、脳で酸素                            不足になったり、二酸化炭素がたまったりするので、大きな呼吸で                            解消しようとする反射であるといわれています。また、あごの運動                            は脳に直接の刺激を与えることから、大きくあごを動かす運動で                             活動の低下した脳を覚せいする反射であるという説もあります。                             ただ、あくびはもっと違う時にも出てきます。よく「生あくび」といわれ                           ますが、目が回った時や、車酔いいをしている時などにあくびが出る                           ことがあります。また、極度の緊張に陥った時に急にあくびが出るこ                           とがあります。学生のころ、テストが返却される順番を待っている時、                          大きなあくびが出たことがありませんでした?このように、脳にはあ                            くびを起こすしくみが備わっているのですが、そのしくみを動かす刺                            激にはさまざまなものがあるのです。そうそう、「なぜあくびはうつる                            のか」ということを研究した論文もありますが、決定的な結論にはな                            っていません。よくわからない話はあくびが出るって?ごもっとも。                            (とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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