食欲ない、疲れがとれない・・・・病気に進行しつつある状態 心身バランス自己管理を
食欲がない、眠っても疲れがとれない・・・。本人 にとってはつらい症状だが、病院の検査で異常が 見つからないことがある。東洋医学(漢方)で言う 未病の場合も多く、予防するには自分で健康を管 理する「セルフメディケ-ション」が欠かせない。 未病とは病気に進行しつつある状態。日本薬科大教授の丁宗鉄さ んは「東洋医学では体質を実証、中庸、虚証の三つに分けており、 実証と虚証の状態が未病に当たる」と説明する。それぞれのタイプは、 症状で判断できる=表参照(クリックで拡大)=。丁さんによると、実証 の人は、元気があってバリバリ仕事が旺盛なタイプ。一方、虚証は体 力がなく、疲れやすいうえ、食が細く、胃腸が弱い。中庸は心身のバ ランスが整っていて、最も病気になりにくい状態という。虚証はともかく、 元気のいい実証がなぜ、未病にあたるのだろうか。「実証の人は寝食 を忘れて仕事に没頭するタイプで、つい無理をしてしまう。気づいたとき は、病気が進行しているケ-スもよく見られる。未病の状態と認識した 方がいい」と丁さん。実証や虚証の人に必要なのは、心身ともにバラン スのとれた中庸に戻す努力をすること。自分がどのタイプかを自覚して、 疲れはその日のうちにいやして、疲れをためない生活を心がけることが 必要という。 (Aが6以上は実証・Bが6以上は虚証・それ以外は中庸。丁宗鉄さん による)
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