゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

未成熟な母親

2007-11-28 15:00:00 | 健康・病気

10代の性・増える心の疾患                                                  友達感覚、目立つ無関心

北海道思春期教育ネットワ-ク世話人代表の藤井美穂・時計台記                           念病院女性総合診療センタ-長が、道教委主催の性教育・薬物乱                           用防止教育研究協議会で「十代の性にかかわる現状と課題」をテ-                           マに講演し、母子関係の変容により思春期の診療内科疾患が増え                           ていると報告した。講演の概要を紹介する。道内に思春期外来がで                           き始めた20年前は、染色体異常や月経異常など身体に関するもの                           が多かったが、最近はひきこもりや不登校、リストカット(手首を切る                           自傷行為)、昼夜逆転など心療内科疾患がほとんどだ。その原因に                           家庭関係の変容がある。家庭における父親不在はずっと続いている                          が、母親象が変わった。母子が互いに独立した存在という認識が持                           てず、友達同士のように接する「母子不分離」と母親の家庭放棄だ。                          思春期だけでなく20代、30代でも増えているリストカットも母子不                             分離が関係している。親離れに対する不安は、幼児期に誰もが経験                           するが、母親が十分に愛情を注ぎ子供に安心感を与えることで解消                           されていく。しかしそれを卒業できていないと友人や恋人に一体感を                           求め、その愛情対象が失われるとリストカットに走る。不登校・ひきこ                           もりでも、母親が「苦しいければ学校に行かなくていいよ」と言う。子供                          は家で元気にしているからいいと言うが、何をしているか聞くと「テレビ                          ゲ-ム」。将来は自立しなければならないという発想が抜け落ちてい                           る。家庭放棄では、娘が妊娠しても病院に来ないか、来ても今後どう                          するかについて無関心。夫にも「私からは言えない」と相談しない。                                子供たちではなく親が成熟しちいない。15年ほど前、体外受精に成                            功した女性から中絶したいと言われたことがある。理由は「妊娠できる                         体であることを証明したかっただけ。子供はいらない」。説得して出産                          に至ったが、育児はうまくいったのか、今でも気になる。

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