産聡研=処理費は数分の一
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は23日、壁や天井に吹き 付けられた飛散性のアスベスト(石綿)を含んだ断熱材を、赤外線 を使ってはがさずに現場で簡単に無害化する技術を開発したと発 表した。アスベストは細い針のような線維状で、吸い込むと中皮腫 や肺がんを起こす恐れがある。従来は完全防備した作業員が手作 業ではがし、特別管理産業廃棄物として処分していた。今回開発 した技術は、その場で熱するだけでアスベストが黒く溶け無害にな るので、簡便な上、処理コストも数分の一になるという。
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