「切り戻し」で二番花堪能
母の日に向け店頭をにぎわせていた鉢植え(ポ ット)カ-ネ-ションは、しばらくの間、家族が集う 空間を優しく彩っていたことでしょう。思いの詰ま った鉢花は、少しでも長く楽しみたいものです。 とはいえ、小さいつぼみがたくさんついたポット カ-ネ-ションは、エネルギ-を大量に消費するため長く咲かせようと しても、なかなか思うようには咲いてくれません。さらに、同じ株で何 年も楽しむこともできません。生産されているものは、春先に株元か ら出ている新芽を挿し木して、毎年株を更新してできたものなのです。 それでも、もう一度満開の花を楽しみたいものであれば、「切り戻し」 という作業を行ってみましょう。6月上旬、大きなつぼみが咲き終わっ たところでいったん観賞を打ち切り、株元から10㌢ほどの高さに株全 体を切ってしまいます。その後は、ひと回り大きい蜂に根鉢を崩さない ようにして植え込みます。この時、庭植えにすることも可能です。この 作業で、9月には二番花を楽しむことができるでしょう。庭植えにした 場合は、10月末に大きめの鉢を上からかぶせて越冬させます。株が 傷まなければ、翌年6月に、再び花を見られるかもしれません。 (花新聞ほっかいどう)
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