゛まるかん人゛プラトーク

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ウンチクがんちく<土と作物のはなし(27)>

2008-08-01 11:55:00 | うんちく・小ネタ

道立道南農業試験場研究部長 赤司 和隆                                            症状から障害の原因推定

100_0895_2 作物の生育に伴い、さまざまな障害が発生しま                             す。害虫は目でわかりますが、犯人が見えない                             障害でも症状を手がかりある程度の見分けが可                             能です。葉や茎に大きな茶色の斑点や病班部                              にカビなどが見られる場合は、病原菌が風など                              によって伝わる空気伝染性病害です。養分の過                             不足で起きる栄養障害では、葉に黄化症状や茶                             色の壊死班か゛現れます。根の腐敗や「萎れ」を                             伴わないのが特徴です。葉の黄化に加え、地上部に萎れが見られる                 時には、養水分を吸い上げる根や導管を調べます。腐敗や変色があ                             れば土壌伝染性病害にかかっています。こぶ状の根は根こぶ病か                             ネコブセンチュウが原因です。シストセンチュウが寄生している豆類                             やバレイショの根には、白色の0・5㍉大のケシ粒のような雌成虫が                             付いています。なお、根が正常で萎れる場合には、水分不足、極度                             の高温・低温の影響がありそうです。このような肉眼による診断には                             「論より証拠」、各種障害の写真が有効です。道内ではスイカ、トマト                             などの栄養障害やメロンの生育障害を紹介する写真集が北海道原                             子力環境センタ-(後志管内共和町)農業研究科で作られています。

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